月別アーカイブ / 2015年02月


カジュアルがトレンドの近ごろだけど、しっくりこない。欲しい服が少なくなった。
雑誌を見ても皆同じで楽しくなくなってしまった。

スタイリングに来てくださるお客様からそんな声をよく聞きます。

ボーダーやメガネ、デニムシャツにスニーカー。
そういうものが悪いわけじゃないけれど、もっときちんとした格好がしたい、女性らしい上品な装いが好き。
そういう人もいる。

もちろんそのどちらにも当てはまらない志向の人もたくさんいる。

私自身もそうだからとても良くわかる。
トレンドに乗ればいいってものじゃないし、好きなものは好きだし、皆が同じ服を着ているのは奇妙なこと。

でもなぜ、世間では同じような服装の人が多いのだろう?



◆オシャレな人と”オシャレ風な人”の違い◆

いまではもう知っている人の方が多いかもしれないけれど、トレンドというのは作られている。
自然に発生するわけではなくて(もちろんそういうものもあるけれど)、考えられて仕掛けられているものでもある。

いつも、一般の人は、メディアや店頭から発信される情報に知らず知らずのうちに影響されて、よく目にするもの=オシャレだと感じるようになっている。


それゆえに、流行りのものをそれっぽく着ている人=オシャレな人、のようになりがちで、
特に日本では、「みんなが着ている」「みんなが良いと言っている」ものがオシャレ。
と流されてしまいやすい傾向が強い。

さらにここ最近は、SNSなどで手軽に自分の姿を公開することがブームになっていて、
そうするとやっぱり「いいね!」が集まるのは、流行っているファッションだったりする。
皆にうけるものを、と考えるから、余計にトレンドものに流されていく人が増えている、、という流れもあったりして…。

だけど、それはオシャレというよりは「オシャレ風」なファッションなのかもしれない。
本当にオシャレな人は、自分だけの”何か”を持っている。



◆自分を知っていることが本当のオシャレにつながる◆

今、流行っているものが自分の好きなものと違う人達は、これでいいのだろうか?と思ったり
ショッピングをするのが楽しくなくなっていたり、そういう人がとても多い。

好きなものを着ていたらオシャレじゃないと思われてしまうのかも…と思ったり。

でも、本当に好きなもので、かつ似合うものを堂々と着ていれば

それは他にはない個性になるし、

好きなものを試行錯誤しながら、その中にある「似合うもの」を見つけられれば、
それはずっと変わらない自分の軸になる。


好きなもの×似合うもの=自分らしさ。
トレンドは、その軸の外側にちょこっと加えるだけで大丈夫。


時代の空気感もオシャレの要素ではあるから、例えば袖の長さやジャケットの開き具合、パンツのシルエット。
そういう時代が色濃く出る部分だけ、トレンドを忘れなければ、あとは好きにして大丈夫なんです。



◆「軸」があれば振り回されない◆


普段、スタイリングをする時にも、私はその人の「軸」になるアイテムや基準を決めています。
それを着ていれば、その人らしくいられるアイテム。
そして洋服を選ぶときに意識するイメージのキーワードや色の濃さ、柄の割合etc...

そういう軸さえしっかりしていれば、10年後もそれをベースにして、年齢や環境の変化を楽しむことができる。

イメージや色や柄は、オフィシャルなシーンでも、リラックスタイムでも、子育て中でも、変わることはないからです。


逆に、今っぽいものだけで構成されているオシャレ感は、3年後にはもう使えなくなっているから、また一からやりなおさなければならない。


本当に似合うものを知っている人は、その人の中心からオシャレなオーラを放っている。


それは軸がしっかりしているから。


毎年大量に生まれてくるトレンドに必要以上に流されることなく

軽やかに、的確に、必要なものだけを選ぶことができる。


やっぱり私は「これが流行ってるから、着ましょう!」ではなくて、本当にその人らしいものを見つけられる。そういう提案をしていきたい。


トレンドが前へ前へ出てしまう昨今だけど、より多くの人が「自分らしさ」を楽しめるようになりますように、願っています。


まだ詳しくは発表できないのですが
皆さんご存知のある企業様からお声掛けをいただき

この春始まるファッションスタイリングの授業を担当させていただくことになりました。^ ^


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本格的な講師デビューはこれが初ということで、とても緊張しています。
が、打ち合わせを終え、感じたことは、「この緊張感、やっぱり大好き」でした。


資生堂のコンテストに出て以来、優勝してTOKYORUNWAYのステージに立たせていただいた時に感じたような、心地よい緊張感を感じています。
楽しい春のスタートになりそう。^^


パーソナルスタイリングは、これからこういった方向で「教える」方向に向かっていくのかなと思っています。
それは、6年以上パーソナルスタイリングをしてきて、自分一人では関われるお客様の数に限界があること、最近それを特に感じているから。

一ヶ月くらいお待たせしてしまう事も多くなってきていました。


また、パーソナルスタイリストと名乗る人や
個人でスタイリングを始める人がこの1,2年で
ものすごい勢いで増えてきています。

スタイリストは資格のいらない職業なので、名乗ったその日から誰でもスタイリストです。

その中でやはり、正しい知識がなかったり、逆に理論は知っていてもファッションの業界に身を置いたことのない方が多く、
サービスの偏りが出てしまっていることにこの職業の危険性も感じています。


そういった人達にしっかりとスタイリングを学んでもらい、一般の方には「自分自身で実践できる」身に付く知識を伝えていけたらいいなと思っています。



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