「1981年8月5日に開催した第1回東京都下小学生名人戦には思い出があります。この日、森内俊之君が道場に初めて遊びにきてくれたのです。
大会前日、羽生君から『森内君を大会に連れて来てもいいですか?』と電話がありました。もちろん了解しましたが、一つだけ困ったことがありました。
この大会は東京都下小学生名人戦と謳っているように、都下(東京都の23区以外)の子供しか参加資格がありません。神奈川在住の森内君はずっと観戦するだけでとてもかわいそうなことをしてしまいました。そこで翌年から県外からの参加もオープンにしました。」
https://shogipenclublog.com/blog/2011/04/07/


2017年、日本では将棋の世界で
華やかなニュースが続きました。
藤井聡太四段の活躍、
加藤一二三九段の引退、
そして羽生善治竜王の永世七冠達成。
上記の引用記事は、
羽生竜王と森内俊之九段の、
小学生の頃のエピソードです。
当時、羽生少年は東京に、
森内少年は神奈川に住んでいて、
将棋大会などで顔を合わせるだけでした。
仲良しの友だちだから呼びたい、
というのではなく、
指して面白いから呼びたい、
ということです。
羽生少年は、森内君と
どうしても将棋を指したかったのです。

他の記事もいくつか読んだのですが
これは、相手を打ち負かしたい、
というライバル心とは、
少し違っていたようです。
もとい、
そうした思いもあったかもしれませんが、
それ以上に「指して面白い」のは、
力が伯仲している相手でなければなりません。
自分と勝負になる相手で、面白いから、
どうしても指したい。
そんな純粋な気持ちが、
大会のルールを変えさせたのでしょう。

将棋や勝負事に限らず
真剣になれるテーマに取り組んで、
実力を付ければ付けるほど、
同じレベルで語り合える相手は
少なくなっていきます。
いわゆる「オタク」というような人も、
なにかにのめり込み、
非常に詳しくなったとき、
そのことについて語り合える相手が
とても少ないのに気づいたのでしょう。
「オタク」というのは、
同じ分野で語り合える人同士が
相手を呼んだ二人称から生まれた言葉、
といわれています。
「同好の士」であり、かつ、
積み重ねた知識や技量に遜色がない相手は
得難い相手です。
すぐに話しかけて、友だちになりたい、
という思いが、
「オタク」という言葉になったのかな、
と思います。

2018年、魚座の人々は
自分自身の得意分野・専門分野で
めざましい成長を遂げることになります。
これまで積み重ねてきたことが
更に飛躍的に伸びていきます。
行動範囲も広がり、
人に教える立場に立ったり
更に高度なものを目指して
新たな行動を起こす人もいるでしょう。

そうした過程では、
「同じ目線で語り合える仲間」は
限られてゆきます。
だれもが同じレベルまで
上り詰められるわけではないからです。
気づけば自分一人が先頭に立ち
自分にしか見えない景色を見ている
それを誰に伝える事もできず
不思議な孤独を感じている
という状態に置かれる人も
多分、少なくないかもしれません。
これは、孤独になるとか、
友達を無くすということではありません。
そうではなく、
自分がどこまでも山を登ったとき
着いてこられる人があまりいなかった
ということです。
もちろん、家族や身近な人々、
遊び仲間などは、
ちゃんと側にいてくれるでしょう。
でも、
あなたが真剣に取り組んでいる分野において
限りなく高見に進んだ結果
なかなか、思い通りに話せなくなる
ということなのだろうと思うのです。

あるいは、
まったく新しい分野に足を踏み入れて
広大な世界のまっただ中で
孤独を感じる
ということもあるかもしれません。
たとえば、
ある会社に新入社員として入ったとき、
まわりはみんな、自分よりも遙かに
「できる人たち」です。
右も左も解らない自分は
少なくとも初めのうちは、
だれとも「同じ目線」では、
仕事の話ができません。
憧れの世界に飛び込んで、
その世界の広大さに打ちのめされ、
野心も憧れも一気に失い、
とてもネガティブな気持ちになる
という経験をしたことがある人は
決して少なくないはずです。
そこで辞めてしまう、ということだって
ちっとも珍しくありません。

夢を追い、高見を目指すとき
人はどこかで、
決定的な孤独を感じます。
最初の一歩、でも、
道を究めた最終段階でも、
どちらにしても、
「同じ目線」で語り合えないのです。
これは、大変心細いことです。


それでも。
道を究めたところでしか出会えない相手
というのも、います。
さらに、新入社員は数ヶ月から一年もすれば
努力次第で立派に、
他の社員とけっこう同じ目線で
話しあえるようになります。
ある分野における孤独というのは、
おそらく「独りぼっち」ではないのです。
ただ、数が少なかったり、
時間がかかったりする、というだけで
そこを引き受ければ、
素晴らしい、本物の交流がちゃんと、
その人を待ってくれているのです。

2018年、魚座の人々は
かなり「大きな場所」へと、
でかけてゆくことになります。
広大な場所に立つと、
自分がどこにいるのかわからず、
怖くなります。
広い広い世界で
「自分のポジション」
を見つけるには、
手間も時間もかかります。
でも、その世界を歩いて行けば
いつかは必ず、
自分が立つべき場所が見つかりますし
自分がどこにいるかも、解ってきます。
2018年、魚座の人々は
「広い世界の中で
自分が立つべき場所を探す旅」
を始めるのかもしれません。
県境を越えて勝負したい、
と思った二人の少年たちのように、
遠く旅した先で
心からわかり合い、渡り合える相手に
あなたもきっと、巡り会えるはずです。


[時期について]


年明けは
行動範囲がガンガン広がります。
かつて行ったことのない場所に
どんどん入ってゆけるでしょう。
仲間もたくさん集まりますし、
人間関係についても
一つの新しい「場」ができそうです。

1月末から3月にかけては。
非常に忙しい時期となっています。
2015年頃から築いた丈夫な土台の上で
華やかな花火を打ち上げ、
大成功を収められるでしょう。
過去二年ほどのあなたの努力により
リスクが減って勝算が立ち、
ここで初めて勝負が可能になる、
といった展開なのかもしれません。

2月から3月頭は、
とてもキラキラした時間です。
人からほめられたり、
誘われたりする場面も多いでしょう。
ファッションやヘアスタイルなどを変えて
美しく「変身」する人もいるはずです。

3月から5月は、
チームワークが熱い時期です。
積極的で個性的な仲間と
議論を戦わせながら前進できるでしょう。
未来の計画が、より強靱なものへと
皆の手で鍛え上げられていきます。

3月から4月にかけては、
経済面でも動きが起こりやすい時期です。
特に、貸し借りの精算や、
棚卸しのような作業が
急ピッチで進みそうです。
現状把握と、これから必要なものについて、
細かく確認していけるでしょう。
また、4月は、
嬉しいメッセージも飛び込んで来そうです。
対話が明るく盛り上がるでしょう。

5月は星座を問わず、
大きめの転機が置かれていますが、
魚座の人々にとっては
「一人で考える」モードに
スイッチが入るかもしれません。
ここまでは比較的
「皆で話し合う」雰囲気があったのが
これ以降はしばらく、
自分一人の考えでやってみたい
という思いが湧くようです。
また、経済面での2011年頃からの不安が
このあたりで消え始めるかもしれません。
新しいバランスや安定の形が
じわじわと見えてきそうです。

6月はかなり楽しい季節です。
どんなことでも楽しめますし
自分の創造性をあらゆる所に活かし、
花園を丹精するかのように
美しい世界を生み出せます。

7月から8月は
細かい作業や具体的な業務の
「見直し、やり直し」
が生じるかもしれません。
日ごろ担っている任務の内容や、
他の人々との分担のナカミなど、
丁寧に調整する必要がありそうです。
健康上の問題を抱えていたり
生活のリズムが乱れていたりする場合
ここで、大きく軌道修正できます。

7月は特に
「人に恵まれる」傾向があります。
理解者やサポーター、
あなたを大切にし、
歩み寄ってくれる人が
この時期、側にいてくれるようです。
素敵な出会いも期待できます。

8月は後半、努力してきたことが
大きく認められそうです。
かなり細かいところまで理解されますし、
その真価を高く評価された上で
一段階上へと進めるでしょう。

9月は人間関係が盛り上がります。
メッセージや電話などで済ませず、
敢えて「会いに行く」態度が
新しい関わりに繋がっていくでしょう。

9月から10月は再び、
遠出の気配が濃厚です。
年を通して旅に出がちなのですが、
この秋は特に、
自ら望んで旅に出る人が多いでしょう。
旅の中で「一人の時間」を確保し
深い思索の中から
新たなアイデアを生み出せそうです。

10月は懐かしい場所に行けそうです。
あるいは、遠くから素敵な人が
あなたと「再会」を果たしに
訪ねて来てくれるかもしれません。
勉強や研究活動に関しては
「振り返り」に妙味があります。
すでによく知っているつもりのこと、
目を通したはずの資料などの中に
宝物が隠れているようです。

11月は2018年の山場の一つです。
魚座の人々は特に、ここから
ガツンと忙しくなっていくでしょう。
熱いミッションがスタートし、
あなたの社会的立場も
ここから2019年にまたがって、
がらっと変わっていくはずです。
素晴らしいチャンスを掴んだり
「ブレイク」する人も多そうです。

12月は引き続き、
忙しい時間が続いています。
どんどん行動範囲が拡大するので
心許ない気持ちになるかもしれませんが
この時期のあなたは、年初と違い
何らかの具体的目標を
大きく掲げているはずです。
「どこに向かうべきか」を、
比較的短いスパンで設定できているので、
年明けからの目標をしっかり見据え
バリバリ活躍していけるでしょう。
愛にも恵まれる、
温かく希望に溢れる年末です。


[愛について]


2018年から2020年頃にかけて
じわじわと
「愛のミラクル」
が展開します。
2018年はまだ「序の口」かもしれませんが
それでも、初夏からちょっとした
情熱の「点火」を感じる人も
少なくないだろうと思います。
人と人とが結ばれる時は大抵、
ちょっとした不思議な経緯を伴うものですが
この時期はそうした
「不思議な経緯」が
結構大がかりに起こりやすいのです。

更に言えば、この時期は
惜しみなく注ぐ愛よりも
「愛を受け取る責任」のほうに
関心が向かうかもしれません。
愛されることは難しい
と多くの人が考えていますが
これは、
「相手の気持ちをこちらに向けさせること」
「自分への好意をもってもらうこと」が
難しい、と感じているので
自分自身の心の問題ではありません。
でも、実は本当に難しいのは
誰かが自分を愛してくれたとき
その愛をきちんと正面から、
まるごとでうけとる
という、そのことではないでしょうか。
ごまかしたり、茶化したり、
気づかないふりをしたり、
何となく通り過ぎたり、
そもそも気づかなかったり。
愛を正面から受け取らず、
その表面でつるりとすべらせて
愛を「宙に浮かせて」しまう場面の
なんと多いことか、と思います。
私たちは、もしかすると
愛することより、
愛されることより、
「愛されていると認めること」を
最も苦手としているのかもしれません。

2018年から、そうした
「愛されていると認めること」
「愛を受け取ること」に
あなたは責任を持とうとするようです。
これは、厄介な気持ちを引き受けるとか、
好きでもない相手に優しくするとか
そういう意味ではありません。
そうではなく、
どんな愛のかたちであれ、
素通りはしないし、誠実に向き合う
ということを目指すだろうと思うのです。
愛に誠実に向き合う人なら、たとえばもし、
気のない相手から好意を持たれたら、
きちんと正面から断るだろうと思います。
気づかないふりや、曖昧な返事は
決してしないのだろうと思います。
また、愛する人の愛情表現に関しても
照れてごまかしたり、
相手を傷つけるような反応をしたり、
といったことにならないよう、
注意深く受け止めるだろうと思います。
こうした態度は、パートナーの信頼に繋がり、
あるいはフリーの人なら、
愛を見つけることへと繋がっていくはずです。

愛に追い風が吹くのは
2月から3月上旬、
5月半ばから6月半ば、7月から8月頭です。
また、7月半ばは、
素敵な愛のスタートを切る人が多そうです。


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科学の歴史を書いた本を読むと
過去の天才達について、たとえば
「ケプラーが現代に生きていたら
どんな成果を挙げるだろうか?」
などという表現が出てきます。
過去の天才達の業績を讃えるときの、
ほとんど定型文のような言い方です。
でも、単なる定型的な賞賛の表現でなく、
本当に「過去の偉人」が現代に立ったら
何をするだろうな? と考えるのは
意外に愉快な遊びでもあります。
歴史上の有名人達には、
個性や才能で名を残した人もいますが
特殊な歴史上の環境に置かれ、
不思議な運命の結果として
その名前が構成に伝わった
という人々も、決して少なくありません。
その点、科学を発達させた天才達は
その頭脳で名をあげたわけですから
現代社会に表れたとしても
何かスゴイコトをやってのけるに違いない
というのは
納得できる気もします。

2018年の魚座の人々は、
大きな学びの世界に入るのですが、
その「学びの世界」はもしかすると
2種類に分けられるかもしれません。
1つは、冒頭から述べてきたような、
自分の得意分野・専門分野における、
飛躍的な成長です。
そしてもう一つは、上記の
「あの天才が現代に現れたら、
なにをするだろう?」
という、その問いにちょっと
イメージが重なるのです。
もちろん、
あなたが時間を越えて旅をする
と言いたいのではありません。
そうではないのですが、
あなたが今まで立ったことのない、
ちょっと新しい場所に立って、
今のあなたの才能で、
特異な成果を挙げられるかもしれない、
ということが想像できるのです。
タイムトラベルではなくとも
たとえば、
これまで小学生を教えていた先生が突然、
デイサービスの施設に足を踏み入れて、
要介護のお年寄りたちの
レクリエーションを支援してください
といわれたらどうするか?
といったようなことです。
バリバリ活躍していたスポーツ選手が
引退して、まったく新しい世界で
別の仕事を始めたとき、
過去の経験をどんなふうに活かせるか?
というようなイメージのことです。
あるいは、
宇宙人が地球に降り立ったとき
その知識を地球上で、
どのように活かせるだろう、と思います。
そうした
「異世界での、知的活動」が
2018年から、もしかすると、
じわじわ始まっていくかもしれません。


勉強や研究は、
先へ進めば進むほど
どんどん見える景色が広がって、
どこまで行ってもゴールがないばかりか
進めば進むほどゴールが遠ざかる
というような感じがします。
本や教科書を相手にした勉強だけでなく
私たちは日々、
どんどん変わっていく新しい時代を前に、
生きていくためにわずかずつでも
学び続けるしかないわけですが、
その果てることのない道のりに
ちょっと疲れを感じる場面も
もしかしたら、あるかもしれません。
でも、少なくともこの時期のあなたは
学ぶことの「先」を見つめると同時に
もうひとつ、別のものも
視野に入れているように思います。
それは、心から語り合える友や、
夢を共有できる、大切な誰かの存在です。
学ぶことそれ自体のゴールではなく
おそらく、その人達の心こそが、
あなたの学びや旅の
「目的地」なのだろうと思います。



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