ムーミンの童話シリーズで
「飛行おに」のエピソードに
「ムーミンが変身してしまう」
というくだりがあります。
「飛行おに」の帽子には不思議な力があって
その帽子をひろって被ったムーミンは
もとの姿とは似ても似つかない、
奇妙な動物に変わってしまうのです。


とはいえ、変わったのは姿だけで
ナカミは、おなじムーミンです。
みんなはそれが解らずに、
姿の変わったムーミンを
うそつきのように扱います。
ですが、ムーミンママだけは
あなたは、ムーミンね
と言ったのです。
ムーミンがムーミンだと、
ママにはわかったのです。


でも、どうしてママには
姿の変わったムーミンが
息子・ムーミンである
と解ったのでしょうか。
愛情があるから、とか
親の直観で、とか
いろいろな理由を挙げられそうです。
でも、もしかすると
そうした精神論のような、
あまり根拠のない理由ではなく
もっと
「ふつうの理由」
が、そこにはあるのかもしれません。


というのも、
ママは、いわば、
ムーミンの専門家なのです。
息子を愛し、息子に興味を持ち、
息子のクセや行動パターン、
息子の「らしさ」などを
具に日々、見つめ続けているのです。
ママは、ムーミンを日々よく見て、
彼のことを最もよく考えている、
「ムーミンの第一人者」
といっても過言ではありません。
こう考えると
ママだけがムーミンを見抜けた
ということも
それほど不思議でない気がします。
さもありなん、です。


関心があるから、よく見つめる。
見つめた上で、考える。
あるいは、学ぶ。
そうすれば、
すらりと本質を見抜ける。
このことは、私たちも
日常的によく、経験しています。
心惹かれる相手と、
毎日顔を合わせていれば、
相手の好調・不調は一瞬でわかります。
「オタク」と呼ばれる人々は
自分の興味関心のある分野では
小さなことでもすぐに気がつきます。
物事を深く学んだ専門家は
目の前にある問題のどこがポイントなのか
だいたい、すぐに見て取ります。
ただ一冊しか本を読んだことがなければ
その本がイイ本なのかどうか、
よくわかりませんが
同じジャンルで何十冊も読んでいれば、
ある本が優れているかどうか
ある程度、考えることが可能です。


わかりたい、という思いと、
わかろうとする行動。
それがあれば、世界が広がります。
世界の広がりは、決して
「外へ、外へ」と向かうだけではありません。
ムーミンママがムーミンを見抜けたのは
世界のあらゆる知識を身につけていたから
ではありません。
ムーミンという一つの宇宙について
ものすごく詳しかったから
であるはずです。
一つの存在が一つの宇宙であり、
その存在を包む世界もまた、
広い広い宇宙です。
私たちの内側にも外側にも
世界があり、宇宙があります。
2018年、牡牛座の人々は
そうした「宇宙旅行」をして
ママがムーミンを見抜いたような
特別な対象への「目」を
獲得できるのではないかと思います。

2018年、牡牛座の人々は
星の数ほどの出会いに恵まれるでしょう。
その中から、特別な幾人かが
あなたのこの先の人生に
大きな意味を持つことになるかもしれません。
公私ともに、
パートナーを得る人もいるでしょう。
「パートナー」というと、
結婚相手を連想する人も多いようですが
人生ではその他にも
たくさんの「パートナー」が存在します。
行きつけのお店や、
困ったときに頼る相手、
保険会社や弁護士さん、税理士さんなど
さまざまな「パートナー」を得て
私たちの人生は支えられています。
特に、行動範囲が広がると
新たなパートナーが必要になります。
たとえば、海外旅行で、
全く言葉の通じない場所に行くとき
通訳してくれる人やガイドさんを探します。
憧れの楽器を奏でよう!と決心したら
その楽器の先生を探すことになります。
2018年、あなたはそういう意味で
新たなパートナーを得られるでしょう。
自ら相手を探しあて、関係を構築し、
その関わりの中からさらに、
新しい宝物を生み出せるでしょう。


他者と出会い、
その人と深く関わってゆくとき、
私たちは、自分という存在が
大きく宇宙や未来のほうへと
「開かれた」という感覚を抱きます。

たとえば、
恋愛はその最たるものです。
人生で初めて恋をして、
相手が自分を好きになってくれた時、
私たちはそこで初めて
自分自身というものがこの世で
「アリ」になった
という実感を抱きます。
ゆえに、恋に破れると
たとえ一時的にであっても
まるで自分がからっぽになって
この世界から切り離されたような
深い喪失を味わわされます。

恋愛だけでなく
恩師の薫陶を受けたり、
上司に認められたり、
誰かから親友だと紹介されたり、
部下や後輩に頼られたりしたとき
私たちは自分という存在が
自分だけのものでなく
もっと大きなものと一体化した
という感覚を得ます。

2018年、
牡牛座の人の多くが
そうした
「他者との関わりの中で、
自分という存在が開かれ、
大きくなり、
世界の中で新しい意味を持つ」
という経験をするでしょう。
この経験は、
限りない喜びであるだけでなく
他者への見方、感じ方も
大きく変えてくれるかもしれません。
人間観、人間関係への価値観が
「その人」との関わりを通して
変化していくのです。
「その人」は、
パートナーかもしれませんし
上記に挙げたような
様々な立場性の相手かもしれませんし
何とも社会的な名前で呼びようのない、
個別性の高い関係の相手かもしれませんし、
あるいは、自分の子供や孫のような
幼いものたちかもしれません。
いずれにせよ、
そこに結ばれるあなたと相手の関わりが
あなた自身を、
より広く大きな外界へと
導き、投げ入れてくれる、
ということになるだろうと思うのです。

[時期について]

1月は、
大切な人に会うために遠出する
ということになるかもしれません。
あるいは、遠出した先で
新しい出会いがあるのかもしれません。
勉強を始める人も多そうですし、
導き手としての「師」に
出会えるかもしれません。

1月半ばから2月は、
仕事や対外的な活動の場で
少々不思議なチャンスが巡ってきそうです。
また、誰かが非常に積極的に
あなたに力を貸してくれる気配もあります。

3月から4月は
「過去」との結び付きが強まります。
懐かしい場所に行ったり、
古い知人に再会したり、
あるいは、
昔取り組んだ活動に改めて
取り組むことになるのかもしれません。
過去にやり残したこと、
後悔のタネなどがあれば
ここで「リベンジ」できそうです。

また、3月から5月も、
遠く旅する人が多いでしょう。
この時期の遠出は、
ここだけに留まるものではなく、
夏、さらに2020年頃に跨がって
断続的に旅していく
というプロセスになるようです。

5月は半ば以降、
非常に忙しくなります。
ここから8月前半にかけて
仕事や対外的な活動に関して
大勝負に出ることになるでしょう。
この「勝負」は、9月から11月頭に
「第二幕」が待っています。

さらに、5月半ばは
牡牛座の人の人生において
「新しい時代」が始まる
というような、
非常に重要な転換点です。
ここから2026年頃にまたがって
「自分という桎梏からの自由」
を模索する時間が到来します。
真の自由とは何か、を探り、
具体的な行動を起こす
その第一歩です。

5月半ばから6月前半は、
コミュニケーションが盛り上がります。
心が沸き立つような対話、
背中を押してくれるメッセージ、
愛を確かめ合える言葉などが
あなたの胸に充ちてゆくでしょう。

6月から8月にかけて
「居場所」が動きます。
特に、離れていた家族が帰ってきたり
あなた自身、
故郷に戻ったりするのかもしれません。
自分の「ルーツ」に触れて、
原点に帰れるタイミングです。

7月は、
とても楽しい時期でもあります。
遊びにも精が出そうです。
とはいえ、7月末には
少々特別なチャンスが巡ってきます。
これまでの努力の積み重ねが
意外な形に
「化ける」
気配があります。

8月は、
「生活」の見直しができます。
心地良い生活、健康な生活、
自分に合った生活を作るために
必要な条件を考えて
自分の手で揃えていけるでしょう。
少し遠くまで出かけていって、
家具や生活に必要な手段を集める
という人もいるかもしれません。
遠方のライフスタイルを学び、
自分の生活に活かせそうです。

9月は、
人と協力して活躍できる時です。
素晴らしいタッグを組み、
あるいはチームワークを駆使して、
かなり大きく成功できるでしょう。
初夏からの「勝負」について
9月から11月頭にかけて、
勝利を収められそうです。

10月は、
忙しさの中にも
素敵な「再会」の気配があります。
困っているところに颯爽と
昔の相方が現れる
といった展開もあり得ます。
あるいはあなたの側から
誰かに再び会うために
出かけていくのかもしれません。

11月は、
緊張感やプレッシャーから解放され
少し落ち着いた気持ちになれそうです。
何もかも自分で引き受けていたのを
少し人に任せよう
という気になれそうです。
人から色々提案を受けたり、
力を貸してもらえたりする時期です。
人の力をどのように受け止め、
どのように信頼するか、ということが
この辺りからのテーマとなります。

11月半ばから12月は
「夢が生まれる」時でもあります。
夢を描く勇気や、
夢を追う情熱が、
あなたの胸にわき起こりそうです。
友と呼べる相手、
仲間と呼べる人々に囲まれ、
「人」を見つめるあなたの眼差しは、
この時期、
とても熱いものになっているようです。

[愛について]

2018年は牡牛座の人々にとって
素晴らしいパートナーシップの年
となっています。
フリーでパートナーを探している人は
出会いの可能性が高い年です。
紹介やお見合いなども期待大です。
片思い中の人も、
愛の構築のために一歩踏み出せるでしょう。
カップルも、お互いの関係が大きく育つ、
アクティブで幸福な年となるでしょう。
二人で協力すべき場面が多いはずです。

望ましくない関わりの中にあったり、
しがらみや腐れ縁に縛られて
苦しい生活を強いられているならば
そうした「偽りの愛」から抜けだし、
本当に自分のためになると思える関わりを
改めて探すことができる時期でもあります。
「愛」は様々なものとすり替わります。
依存や他のことのごまかし、
引き受けるべきことから逃げるための関係など、
「愛」には様々な落とし穴がありますが
そうした穴にはまって苦しんでいた人には
2018年は、大きく軌道修正できる、
「脱出の年」となるかもしれません。

特に愛に追い風が吹くのは3月末から4月、
7月、そして9月から年末にかけてです。

冒頭の例で登場したムーミンママは、
嵐の海をこえて、
ムーミンパパと出会いました。
2018年の牡牛座の人々も
もしかすると、
遠く海を越えて誰かと出会う
ということになるかもしれません。


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少し長期的な話ですが
2018年から2026年頃にかけて
牡牛座の人々は、
かなり特別な時間を迎えます。
それは、
人生を自分自身のものとして
真に自由に生きるには
どうすればよいか
という模索の時間と言えます。
私たちの「幸福」は、
私たちの「性格」と同じくらい、
十人十色、千差万別です。
であれば、私たちはひとりひとり、
自分の幸福を自分で考え
自分で設計し、
自分で創造しなければなりません。
人生の中でだれもが一度や二度は
真剣に
「どうなれば自分は幸せなのか?」
と、自問するものではないでしょうか。
「自由」は、単純に
「縛られない・制限を受けない」
という意味でもありますが
一方で、
「物事を思い通りに動かす・
思い通りに生きる」
ということでもあると思います。
であれば、
その「思い」とはなにか
を決める必要があるわけです。

私たちは、
過去の経験則や幼いプライド、
硬直的なセルフイメージや
歪んだ他者評価・自己評価、
認知の歪み、コンプレックスなど
様々な「自分」に縛られて
窮屈に生きている部分があります。
「この色が似合う」と思い込み
それ以外の色を一切拒否したり、
かたくなに食わず嫌いを貫いたり、
傷つくことが怖いので
あえて
「できない理由」をかき集めて
殻の中に閉じこもったりします。
こうした「自縄自縛」の部分は
たぶん、だれにでも少しはあるもので、
もし、そうした「自分」から
自由になれたならば、
まったく新しい生き方ができる
という可能性も
決して低くないと思います。
2018年から牡牛座の人々が経験する
「天王星の時間」は、
「自分からの自由」と
「思い通りに生きる自由」とを
見つけさせてくれる時間
と言えると思います。
誰の心の中にもある、
星空のような自由への渇望が、
今年のあなたの内側で
きらきらと光り出すはずです。



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