NHKのテレビ番組で
横尾忠則さんが、小学生に絵を教える
という企画があったそうです。
https://www.1101.com/essay/2011-11-09.html
以下は、上の記事に紹介されていることの「又聞き」です(すみません)。
横尾先生はまず、子どもたちに
「好きな絵」を一枚持ってくるように、と指示しました。
横尾先生は、子どもたちが持ってきた絵を
忠実に「模写」させました。
次に、今度は何も見ないで
記憶だけを元に、その絵をもう一度描かせました。
すると、子どもたちは
「絵に変更を加えたい」
と言いだしたのだそうです。
横尾先生はそれを承認し、奨励しました。
すると、子どもたちの絵はどんどん変化して
個性溢れるものになっていったのでした。

これは大変おもしろいことだな、と思いました。
「自由に、好きなように絵を描きなさい」
と言ったとき、
子どもたちはだれもが「似たような絵」を描いたのだそうです。
青い空、白い雲、緑の草原。
「自由に」描いた絵は、予想に反して
無個性的な、
まるで誰かに「こう描きなさい」と指示されたような絵だったのです。
一方、ある絵を「模写しなさい」と、
言わば「自由を制限」されたとき
そこで初めて、その子だけにしか思いつかないやり方が
ふと、出現したわけです。
制限がないときは自分を制限するけれど
制限がある時はむしろ、どこに自由があるかが、見えてくる。
これは、そういう現象なのかもしれません。

もっと言えば、これは
「コミュニケーション」の真髄
とも思えます。
コミュニケーション、と言えば、
「人と人とが上手く意思疎通すること」
をイメージする向きもあるでしょう。
でも、コミュニケーションとは、もしかすると
なによりも
「お互いの違いを確かめ合い、違いの中から自分を発見する」
ことなのではないかと思います。
互いに違っているのでなければ
そもそも、話し合う必要がありません。

子どもたちが「好きな絵」を横に置いて、
じっくり見つめながら忠実に模写したとき、
それはいわば
「相手の話を懸命に、全部聞こうとがんばっている」状態です。
そうやって、すべて相手の話を聞き終わった後
もう一度相手の話を心の中で反芻するように
「記憶を元に、絵を再現」しようとしました。
すると今度は、
「自分からも言いたいこと」が出てきたのです。
これが「コミュニケーション」でなくて、なんでしょうか。
子どもたちは、「好きな絵」と、
もっと言えばそれを描いた画家達と、
独自のコミュニケーションをしたのです。

ある対象に興味を持って、
それを「自分のもの」にしようとしたとき、
自分と対象との違いを見つけて
そこではじめて、新しいものが生まれます。
これはたとえば
恋愛や子どもを育てることなどにも通じるかもしれません。
自分以外のものと深く関わるとき、
その最初の一歩は
まるで「好きな絵を忠実に模写する」かのように、
対象から受け取る刺激に対して無防備になります。
でも、そのうちに
対象と自分のあいだにあるなにごとかが見えてきて
「絵に変更を加えたくなった」子どもたちのように
「自分」の個性が自由に解放されていくならば、
それこそが愛の体験であり、創造の体験といえるでしょう。

2017年は、双子座の人々にとって
「愛と創造の季節」です。
愛や創造という言葉は、
とても自由で楽しそうな、
どこか「無制限」なイメージをはらんでいます。
「好きなもの」「やりたいこと」は
自分の中から生まれる衝動のベクトルです。
でも、2017年の双子座の「愛と創造」の世界には
横尾先生が子ども達に課したような
ちょっとした、賢い「制限」がもたらされるのではないかと思います。
なんの制約もなかったときには決して出てこなかった創造性が
そこで初めて、顔を出すわけです。
更に言えば、子どもたちにとって
「好きな絵を模写する」
ことは、それほど嫌なことではなかったろうと思います。
なにしろ「好きな絵」なのですし、
マネをすれば良いのですから、
あれこれ悩む必要もありません(上手く描けずに悩むことはあったかもしれませんが!)。
2017年の双子座の人々が引き受ける「制限」も、それに似て
別に嫌なことでも辛いことでもないはずです。
もとい、途中で余計な口をはさんだり、あれこれ考えたりせず
ひたすら
「人の話を全部全部『聞ききる』」
のは、辛いと感じる人もいるかもしれません。
それでも、「好きな話」なら、苦痛も少ないでしょう。
おそらく、こうした「制限」は、
2017年にはじめて降ってくるようなものではなく、
2011年頃からそれにずっと向き合い続けている人も
少なくないだろうと思います。
2017年は、もしかすると
横尾先生の指示した
「記憶に基づいて模写をする」段階
であり、
そこで初めて
「自分なりに付け足したいもの・色」が見えてくる
という人も、多いのかもしれないと思います。

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[時期について]

1月は年明け、懐かしい人に会えそうです。
一度途切れたと思った人間関係も
復活するかもしれません。
1月は更に、非常に忙しい時期でもあります。
大きなチャンスが巡ってきたり、
自らミッションをスタートさせたりできるタイミングです。

2月は力強いメッセージを受け取ることになるかもしれません。
これは言わば、「合格通知」か「表彰状」のようなもので
それを手に入れることによって一つのプロセスが終わると同時に
ある肩書きや名誉を手に入れ
それ自体が一つのチケットとなって
新しい世界に踏み込むことができるようになります。
この「メッセージ」を介して
人間関係も大きく変わる可能性があります。

3月は「和む」ことがポイントです。
仲間や友だちと仲良くしたり
自分自身、自分を痛めつけすぎていないか、
チェックして「ゆるめる」ことが必要になりそうです。
ガンガン先を急ぐ前にまず
きちんと細部まで見つめておくべきことがあるようです。

4月は仕事や対外的な活動の面で
自分の「強み」を面白い形で再発見出来るかもしれません。
人から褒められたり、うらやましがられたりすることがキッカケで
「これは自分の武器になるかもしれない」
というポイントを見つけることができます。
また、4月は隠れたコンプレックスや心情的なハードルを
面白い形で「粉砕」できるときでもあります。
苦手分野の克服にも向く時期です。

5月は非常に忙しくなるでしょう。
バタバタと駆け回るような状況になります。
これは、誰かから大変なことを命じられる
というわけではなく
貴方自身が内なる情熱の命ずるままに動いた結果
忙しくなっていく、ということなのだろうと思います。
自分との闘いを試みて勝利できるタイミングです。

6月は少しほっとした雰囲気に包まれるでしょう。
交友関係を大いに楽しめますし
欲しいものを手に入れる機会も巡ってきます。
仲間とのつきあいに多少散財しすぎる傾向もあるかもしれません。
自分の未来への投資についても
少々楽観的になりがちですが
目標の確かさを見定めることができていれば
大きな問題にはならないはずです。

7月はとても楽しい時期です。
貴方の才能や魅力が注目され
褒められたり、誘われたりする場面が増えるでしょう。
恋愛もとても盛り上がりそうです。
経済面でのゴタゴタも、
月の下旬には片付きます。

8月はとても大事なコミュニケーションが起動します。
新しい交流の場に恵まれたり、
対話の相手を得たりする人もいるでしょう。
不思議な縁を伝って、会いたかった人に会えるかもしれません。
今までなかなか解ってくれなかった人が突然
理解を示してくれるようになるかもしれません。

9月は居場所や家族に関して、
慌ただしい動きが起こりそうです。
9月から10月に跨がって
引越や家族構成の変化などを経験する人も少なくないでしょう。
10月は特に、
今まで「遊び相手」だった人と
生活や仕事の場で真面目な「役割分担」をしていく
といったシフトが起こるかもしれません。
また、ここまでは比較的「やりたいこと」に注力できていたなら、
10月以降は他の人の「やりたいこと」をサポートする
というような動きにシフトしていく人もいるでしょう。
これは「やりたいことができなくなる」ということではなく
たとえば、自分が好きで始めたことが
次第に周囲のニーズを集めるようになっていく
といったような変化なのだろうと思います。

11月は自己主張が通りやすいタイミングです。
非常に忙しい時期ですが
同時に、創意工夫が周囲に受け入れられる、
楽しい時期でもあります。
人から熱いオファーを受けたり
必要とされていることを実感させられる場面もあるでしょう。

12月は人間関係における2015年頃からのプレッシャーが
すうっと収まっていくタイミングです。
緊張感が消えていくと同時に
「この関わりの中で生きていける」
という、土台を得たような安堵を感じる人もいそうです。
「再会」の気配が強まりますが
過去2年ほどの思い出話をしつつ
これから一緒にやっていけることを語り合えるはずです。
さらに、新年以降の「任務」の中味も
ぎゅっと濃く計画されるでしょう。
12月は全体に非常に忙しい時期ですが
人と協力し合って乗り越えていけそうです。

[愛について]

2017年は双子座の人にとって
文字通りの「愛の季節」です。
恋人を得る人、結婚する人、子どもを授かる人など、
あらゆる意味で「愛を得る」「愛が膨らむ」季節となるはずです。
2015年頃から孤独感や人付き合いの難しさを
ひしひしと感じ続けている人もいるかも知れませんが
この時期は「人」と関わることの難しさが
決して意味の無いものではないことがわかってくるのではないかと思います。
なぜその人との関わりが難しいのか
ということを、
相手に振り回されるような形ではなく
貴方の意思や愛を元に捉えなおすことができますし
その「捉えなおし」が不思議な影響を相手に及ぼして
関係全体が変化していくはずだからです。
2017年の人間関係がじわじわと温まっていくのは
決して「この時期だけ幸運だから」ではなく
あくまで、過去の貴方の努力の積み重ねがあるからです。

ただ愛を伝え合ったり、
あたたかな時間を過ごしたりするだけでなく
この時期の双子座の人々は
愛する相手と手を取り合って
「共同作業」に臨むだろうと思います。
一人では成し遂げられないような大仕事を
相手と一緒に完成させていくプロセスこそが
愛を育てる最も大きな養分となるはずです。

2017年が終わる頃には、
人間関係の難しさや、
パートナーがいるからこそ成し遂げられるいさおしなどは
静かに「一段落」していくでしょう。
人に対してひたむきに働きかけ、あるいは待ち、
じっと見つめながら学び、時に自分と戦って、
まっすぐに愛することを選んできた貴方は
2017年が終わる頃、いつのまにか
自分が多くの愛を受け取っていることに気づかされるでしょう。

愛が大きく動きそうなのは、
7月、10月から11月、そして12月です。

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「創造性」「クリエイティビティ」
という言葉は、
芸術的な活動をしている人に関係がある
とイメージする人もいるでしょう。
「創造性」にも様々な定義があるはずですが、
少なくとも私は
「正解のないところで、
自分なりの答えを出すこと。
そうして出した答えが正しいかどうかも、
誰も教えてくれないようなこと」
という意味合いで用いています。
たとえば、子どもが駄々をこねたとして
「親はこのように対応すべきです」
という「答え」は、世の中にたくさんあります。
でも、その子に、専門家の「答え」が通じるかというと
これは決して「絶対通じる」とは言えません。
専門家の「答え」が子どもに通じなかった時、
どうすればいいでしょうか。
そこでは、自分自身で答えを出すしかありませんし
その答えが正しいかどうかは、
多分一生、わからないのかもしれません。

試験やゲームなどの「正解」がある世界や
競争して勝敗が決まる世界では
真の「創造性」は、あまり問われません。
でも、愛に関すること、自分がしたいと思うことの世界では
もはや「正解」などはなく
常に自分で答えを出していくしかない
それが正しいかどうかはわからない
という道を歩き続けるしかありません。
誰かに正解を決めてもらったり
人のマネをしたりする方が
多分、気楽ではあります。
でも、自分の「創造性」を用いない限り
人生はそれほど満足のゆくものにはならないのではないか
と思います。

2017年の双子座の人々は、
そうした「創造性の世界」「愛の世界」を
堂々と生きていくことになるでしょう。
私たちが愛や創造の世界に身を投げかけるとき
人生は、
ちいさな金魚鉢の中のような閉じた世界から一転して
一気に「無限」に向けて開かれます。
この扉を開くカギとなるのが
なぜか、他者からもたらされる「制限」だというのが
この時期の面白いところです。
双子座の人々はもともと、
激しい反骨精神の持ち主ですが
この2017年、なにかに微かな反発を感じたまさにそのときが
愛の物語の始まりなのかもしれません。