月別アーカイブ / 2017年12月

「しばしば私たちは壁につきあたります。それはあまりに高くて、越えることができず、私たちはただ立ち止まってその壁を見つめます。
合理主義は「これを越えるのは不可能だ、別なところに行こう」と言います。
しかし(中略)彼はそこに行くべきだったのです。
たぶん、そこにとどまり、根をはやし木のように成長するべきなのです。時とともに。障害物を乗り越えるべきなのです。壁を越すまでに成長すべきなのです。」『夢分析・Ⅰ』C.G.ユング(人文書院)より


引用が長くなりました。
これは、
2018年の獅子座の人々が
越え難いような高い壁にぶつかる
という占いではありません。
そうではなく、
この文章を読んだとき、
すくすくと伸びた大きな木が、
壁の向こう側を悠々と見下ろし
豊かな実を結んでいる、
その光景が思い浮かんだのです。
そこで、
ああ、これは
2018年の獅子座の風景だ、と、
私が感じただけなのです。

2018年、獅子座の人々は
まるで庭園のような場所にいる
というふうに思えます。
庭は、誰かが作ったものです。
いわゆるガーデナー、
「庭師」と呼ばれる人々が
一つの美しい世界を思い描きながら
熱心に創造したのが、庭です。
庭は自然の一部ですから
思い通りにはなりません。
土の性質、その土地の気候、
日当たりや水はけなど
たくさんの条件と相談しながら
可能性を引き出すように
庭の美を模索します。
そこでは決して、簡単に
「ここでは薔薇が咲きにくいなら
別の場所に引っ越そう」
というわけにはいきません。
「土を全部とりかえて
建物も壊してしまおう」
というわけにもいきません。

私たちは日々、
様々な問題に出会います。
昨今では、そうした問題を
できるだけ早く、
できるだけ合理的に、
できるだけ簡単に片付ける
ということが求められます。
でも、それでは物事が
根本的にたちゆかない場合もあります。
たとえば、
ちいさな子供が靴紐を結ぼうとして
なかなか結べずにいたときに
苛立った大人が
代わりにさっさと結んでやる
ということを繰り返していたら、
その子はぜんぜん、
紐を結べるようにならないでしょう。
一夜漬けで試験にパスしても
その知識を一晩で忘れてしまえば
なんにもなりません。
「できるだけ早く、簡単に」
では解決しないことは
そんなふうに、たくさんあります。

「これを越えるのは不可能だ、
別なところに行こう」
というのは、
現代的で、合理的で、
賢い策かもしれません。
あるいは、この世の中には
たとえば「ブラック企業」のように
しがみつくに値しない、
劣悪な環境も存在します。
ですからこのたとえは、
どんな場合にでも当てはまる
ということではありません。
あるいは、
自分を傷つけるような環境から離れる
ということこそが
「置かれた環境に流されず、
自分自身のなかに踏み止まって
樹木として育つのを待つ」
ことに繋がる場合もあるはずです。

2018年、
獅子座の人々は
「楽園を作る」
ような季節の中にあります。
あなた自身がガーデナーで、
緑の指の持ち主です。
まわりに広がる環境や人間関係、
あらゆる条件と対話しながら
すくすくと成長を遂げ
越えがたいと思えた壁を
いつの間にか、越えてゆける
というような時間をすごせるでしょう。

これ以降、
あなたの生活や、役割や
あなたを取り巻く環境は
どんどん変わっていくはずです。
それにともなって、あなた自身も
じわじわと変化を遂げていきます。
ある場面ではあなたの苦労が増したようでも
結果的に、あなたを益することの方が
多かったりするかもしれません。
たとえば、
誰かの世話をすることになり、
世話のために生活のリズムが整って、
自分自身が健康になってゆく
といったことが起こるかもしれません。
あるいは、
子供を持ち、本を読ませようとして
図書館に通い、読み聞かせをするうち、
自分自身も読書の習慣がつき、
世界が広がってゆく
というようなこともあり得ます。
「だれかのため」
「役割のため」
「責任のため」
に始めたことが、次第に、
自分自身の財産になるわけです。

その世界の、その場所の、
その環境の前で、
「そこにとどまり、
根をはやし木のように成長する」こと。
吸い上げられる栄養がたくさんあっても
私たちはそれに気づかなかったり
拒否してしまったりする場合があります。
また、壁にガンガン頭を打ちつけるばかりで、
全く問題が解決しない
という状況に陥ることもあります。
でも、2018年のあなたは、不思議と
「身の回りにある、
滋養になるもの・水分」に
よく気がつくでしょう。
「これはもしかすると、
自分自身の抱えた慢性的な問題を
解決してくれるかもしれない」
と直観できるでしょう。
壁に頭をぶつけるようなやり方では
壁は壊れたりしない、
と解る場面もあるでしょう。
自分が成長してゆくだけで、
すぐにその壁が、壁ではなくなる
ということが
解ってくるかもしれません。


2018年、
家族が増える人、
新たに家庭を持つ人もいれば、
家を建てる人もいるでしょう。
逆に、実家から離れて独立したり
慣れた仲間たちの集団から抜けて
自分一人で活動を始める、
という人もいるはずです。
また、自分自身を活かすためでなく
周囲の人々を養うために
どう生きるべきか
を考え始める人もいると思います。
一方で、
このままの環境では、
自分のためにも人のためにもならない
と気づいて
新天地を探しにゆく人もいるかもしれません。
いずれにせよ
誰かのために、なにかのために、
目の前の環境から全てを吸い取って
壁を飛び越すのではなく、
壁よりも大きくなる、
という風景が
この時期の獅子座の人々の選択に
とてもよく重なる気がするのです。



[時期について]

年明けはバタバタと
人のサポートで忙しいかもしれません。
身近な人の世話をしたり、
導いたり、手を添えたり、
といった場面が多そうです。
また、だれが何を必要としているのか、
ということを、
じっくり把握できる時期でもあります。

1月半ばから2月にかけては
「出会いの時期」です。
人と会う機会が増えるでしょうし
ドラマティックな出会いの気配もあります。
また、1月末から3月中旬は
やりたいことに思いきり打ち込める時期です。
情熱につきうごかされるままに、
クリエイティブに活動できます。

3月から4月は、
遠出する人が多いかもしれません。
旅先で懐かしいものに再会したり、
久々に帰省する、
という人もいそうです。
遠くから大切な人が訪ねて来てくれる
という場面もあるかもしれません。

また、4月は
素敵なチャンスも巡ってきやすい時です。
懐かしい仲間が持ってきてくれた話が
あなたの心にぴたりと合うかもしれません。

5月から8月半ばにかけて、
人間関係が一気に熱を帯びます。
この間、刺激的な出会いもあれば
「真剣勝負」もありそうです。
遠慮や懐柔策よりも
思いきってぶつかって行く方が
結果的には、
円満な着地点を見いだせそうです。

6月はとてもキラキラした、
楽しい時期となるでしょう。
愛に恵まれますし
美しくなれるときです。
人から注目される場面も増えそうです。
また、
年明けから結構バタバタしていたなら
ここへ来て少し、落ち着きます。
一人になる時間を持てたり、
過去と未来を大きく見渡して
あらためて、プランの仕切り直しや
軌道修正ができるでしょう。

7月は、妙にものごとが
「噛み合わない」かもしれません。
ペースをぐっと落として、
物事に時間をかけ、
必要なら遠回りも辞さない、
という柔軟な姿勢が
功を奏するでしょう。
ここで「噛み合わない」現象が起こるのは
べつに「不運」などのことではなく、
気づかずにいたボタンの掛違えを
一つずつ丁寧になおしたり、
直進だけでは決して出会えないものに
敢えて寄り道をして、出会ったり
といった、
意味のあることなのだと思います。
特に、頭だけで物を考えず、
五感や感情を通して世界を見ると、
今まで上滑りしていた部分を、しっかり
「引き戻す」ことができるでしょう。

8月は、
コミュニケーションが活性化します。
また、正面からの対話では解らないことが、
じわっと伝わってくる場面も多いでしょう。
相手の言葉よりも表情の方が
より多くを語るかもしれません。
さらに、この時期は
過去に失ったものが戻ってくるような
不思議な事が起こりやすくなっています。
特に、8/11の日食前後は
あなたの人生の重要な転機として
記憶に残るかもしれません。

9月は、
自分がどこにいるべきかを
人と、あるいは身近な人と
大いに語り合えそうです。
パートナーや関係者の意見の
「核」にあるものが、
あなたの心を動かすでしょう。

10月は、
普段見ている景色に隠された、
これまで気づかなかった面白さを
「再発見」できそうです。
家族との関係を再構築したり、
懐かしい場所に帰ったりと、
なにかしら
「居場所・ルーツをとりもどす」
ような動きが生じそうです。

11月は星座を問わず、
大きな転機となりやすい時です。
獅子座の人にとっては特に、
ここから2019年に跨がって
素晴らしい愛の時間が訪れます。
11月半ばを境に、
一気に濃密な愛の世界に足を踏み入れる
と言う人も少なくないでしょう。

12月は、外に出る機会もさることながら
家でぬくぬくしたくなりそうです。
過去一年をかけて作った「居場所」が
ここで、その真価を発揮します。
ちいさな楽園のような世界が
自分の手によって生まれた、
ということに
深い感動を抱く人も多いはずです。


[愛について]


2015年頃から、
愛に関して不思議な恐れや抑圧、
疑問や緊張を感じてきたでしょうか。
あるいは、
パートナーと心から愛し合うような時にも
妙な孤独を抱いていた人も
少なくないかもしれません。
2018年は、そうした
愛を引き留めるような冷たい謎から
解放されるタイミングとなっています。
おそらく、過去二年ほどの雰囲気が一転して
愛について肯定的になれるでしょうし、
心を開くことも
ラクにできるようになるはずです。

とはいえ、過去二年ほどの経験が
辛いだけの無駄なものだったか、というと
決してそうではないはずです。
むしろ、愛というものを冷静に見つめ、
自分の中で、何が信じられる愛なのかを
真剣に考えることができたのではないでしょうか。
今、あなたと関わる人の目にも、
あなたの愛が大きく育ったことは
はっきり映っているだろうと思います。

冷たくなっていた手が
少しずつ温まっていくように、
あなたの愛も、
まず1月後半から3月に、
じわじわとほぐれていきます。
あるいはここで一気に
新しい愛のドラマが始まるかもしれません。

さらに、5月から8月、
9月から11月も、
人と情熱をぶつけ合える季節です。

そして11月、
今度は非常に雄大な愛の季節が訪れます。
ここから2019年の終わり頃まで、
約12年に1度の「愛の成長期」に入るのです。
ここでの「成長」は、
2015年から2017年の
険しい山登りのようなプロセスではなく、
夏の太陽の下で花が咲きみだれるような、
あくまで明るく熱い、
華やかな展開になるはずです。



  *****************************


冒頭から述べた風景について
「ずいぶんジミだなあ」と
ガッカリされた方もいるかもしれません。
でも、実は2018年は、
獅子座の人々にとって
「ブレイクスルーの季節への、扉」
のようなタイミングでもあるのです。
というのも、改革や革命、
自由や独立、時代の最先端などを象徴する、
天王星という星が
獅子座から見て、
「社会的立場・キャリア」
の場所へと入っていくのです。
ここから2026年頃までに、
文字通り、何らかの形で
「ブレイク」する人も
決して少なくないと思います。
勢いよく世に出たり、
古いしがらみから脱出したり、
思いのままに活躍する自由を得たり。
肩書きや世の中の力関係に縛られない、
本物の舞台を切りひらくことができる、
はなやかな時間へと入って行けるのが
この2018年です。

そうした「ブレイク」の時こそ、
前述のような、
居場所や自分の庭園、
時間をかけて得た力、といったものが、
物を言うのではないでしょうか。
出会った壁をすべて、
ただ飛び越えてきた、
というだけでは、
自分自身の中に信じられるものが
なかなか、育ちにくいはずです。
結べないなりに時間をかけて工夫して
やっと出きるようになった蝶結びの経験は
とても貴重です。
というのも、
「靴紐を自分で結べるようになる」
ということ以上に、
時間をかけて粘り強く頑張れば、
できなかったことも、
できるようになる
という経験を得られるからです。

2018年から2026年までの
華やかで自由な
「ブレイク」のプロセスにおいて
2018年にあなたが作る
美しく創造的な
「自分の庭」は、
ずっと味方となり、
帰るべき場所となり、
原点となってくれるでしょう。
さらに、この時期に生まれた
身近な人々との信頼関係はこの先長く
冒険の中のベースキャンプとして
あなたを守ってくれるはずです。



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「シンデレラ」のお話には
様々なバリエーションがあるそうですが
私たちに最もなじみ深いのは
カボチャの馬車と、ねずみの御者
の「シンデレラ」です。

シンデレラが
「お城の舞踏会に行きたい」
と願ったとき、
魔法使いは
「では、カボチャをひとつ、
それとねずみを捕まえておいで」
と言いつけます。
物語の結末を知っている私たちには
「ははあ、それは
魔法に必要な材料だな」
とわかりますが
命令されたシンデレラにとっては
実に奇妙な言いつけに思えたでしょう。
なぜそんなものが必要なのか?
と考えたでしょうし、
この魔法使いはデタラメを言って、
私を騙しているのかな?
と思ったかもしれません。
彼女は幸い、魔法使いを信じて、
ちゃんと材料を揃えましたが、
もし、彼女が疑り深いタイプであったなら
もしかすると、お話は
ここで終わっていたかもしれません(!)。

カボチャがあって、
ねずみがいそうな台所は
普段のシンデレラのテリトリーです。
彼女が「灰かぶり」なのは、毎晩
台所の竈の中で暖を取って眠るからです。
彼女の「いつもの住処」に、
魔法の材料がちゃんと、存在します。
魔法使いに言いつけられて、
彼女が向かうのは、
「いつもの住処」なのです。
難しい場所に探しに行くのではなく、
いつもの場所に、
ちゃんと魔法の欠片があるわけです。
これはなかなか、おもしろいことです。


少し遡って2016年から2017年、
射手座の人々は、
かなり大きな目標を掲げて、
すくなくともその一部分を、
叶えることができたのではないでしょうか。
2015年頃からひたむきに
険しい山を登り続け、
2017年の終わり頃には
「山を登り切った!」
という思いを抱いているでしょう。
さらに、2017年の終わり、
あなたはシンデレラが夢見た舞踏会のような
新しい大きな願いを抱いたかもしれません。

この夢を叶えるために、
どんな魔法が必要か。
私たちの人生にはなかなか、
魔法使いは表れてくれません。
そのかわり、
自分自身で自分に魔法をかけるか、
魔法を「おびき寄せる」必要があります。
「人事を尽くして天命を待つ」
というのがつまり、その方法です。
でも、2018年という時間には
前述の、シンデレラにとっての
「台所」のような場所に
あなたのカボチャとねずみが
どうも、あなたを待っているようなのです。

努力というものは
あくまで合理的になされます。
シンデレラがもし、
自力で舞踏会に行きたいと思ったら、
間違っても、
「台所でカボチャとねずみを探す」
という努力はしないでしょう。
伝手を探すとか、ドレスを縫うとか、
なにかもっと別の方法で
お城を目指していたはずです。
彼女は基本的には、
自力でゆくことを諦めていました。
そこに、魔法使いがやってきて
およそ非合理なことを宣ったわけです。

2018年のあなたの魔法、
あなたのカボチャとねずみは
具体的には、
どんなものなのでしょうか。
それは、人それぞれだと思いますが
おそらくそこには
ちょっと非合理だったり、
普通なら考えつかなかったりするものでしょう。
あるいは、あなたにとって
特に目新しいものではないのかもしれません。
いずれにせよ、あなたは
台所に戻ったシンデレラよろしく
「自分の場所」「自分のこれまでの生き方」
へと立ち戻って、
そこに「なにか」を見いだすのです。

少々フライングになりますが
2018年の年末から2019年、
あなたはシンデレラのような
「変身」を遂げることになります。
この「変身」は、
本来の自分とは違う姿になる
ということではなく、
やはりシンデレラにも似て
もともとの自分に最もふさわしい姿になる
ということなのだと思います。
まず大きな願いを抱き、
そのあとで「自分」に変身する。
その間にあるプロセスとして
「魔法と、台所と、
カボチャとねずみ」
があるのです。

ワケのわからない占いを書きやがって
と、苛立っている人も多いでしょう。
すみません。
でも、この2018年にあなたが手にするのは
おそらく、一見して
新しい未来のために役立つもの
変身の材料となるもの
ではないのだろうと思うのです。
たとえば、コンプレックスや辛い過去、
これまでは否定してきたもの、
価値を見いださなかったもの、
やり遂げたのに切り捨てた成果、
後悔のタネやごたまぜの押し入れ、
一人で過ごす時間、
自分自身との長い対話、
別れてしまった誰か、
懐かしい場所、失われた習慣、
だれにも見せない机の奥にあるもの、
弱っている人を助けに行くこと、
無償の行為、祈り、
無駄遣い、陶酔、深い眠り、等々
他にも挙げれば切りがありませんが
そんなものかもしれません。
いずれもあなたがよく知っている、
なじみ深いものたちの中に、
あなたをお城に連れて行ってくれる、
馬車と御者が隠れているのです。

私たちを「前に進ませるもの」は
決して、煌びやかなもの、
輝かしいものだけではありません。
私たちの内なる弱さや暗さが
ちゃんと「自分のもの」にならない限り
私たちは本当には成長も成熟も
できないのではないでしょうか。
2018年のあなたは、
今まで自分のなかに
「ない」
とおもっていたものが
「ある」
ということに、
卒然として気づくのではないかと思います。
それこそが、カボチャであり、
ねずみなのです。

射手座の人々はいつも、
冒険的で、挑戦的です。
でも、その一方で、
非常に思索的で
精神的な面も持っています。
外の世界に旅をするのと同じくらい
自分の内面に旅することもできる、
「旅の力」に恵まれています。
2017年の中で引っかかったこと、
だれに見せるともなく抱えてきたもの、
昇華されるべきもの、
救われるべきところ。
そうしたものが、
2018年のあなたを導いていきます。
2018年11月からは、
シンデレラの変身の時間がやってきます。
そこまでに、何を準備すべきか。
年明けには皆目検討が着かなくとも
おそらく3月頃までには
だいたい、目処が立っているはずです。


[時期について]


年明けは経済面で、
かなり嬉しい動きがありそうです。
また、手の中にあるものを整理して
これから手に入れるべきものを計画する
という作業も、
少し先の展開に非常に役立つはずです。

1月下旬から一気に忙しくなります。
自分から旗を掲げ、周囲を巻き込んで、
熱いアクションを起こせるでしょう。
「自分を変えたい」という人、
「自分と闘って勝ちたい」という人にとって、
大きなチャンスが巡ってきます。
何らかの「勝負」に出る人もいるはずです。

2月は住処で過ごす時間、
あるいは家族との時間が、
とても温かくなるでしょう。
帰るべき場所をより美しく、快く
創造できるときでもあります。

3月から4月は、
好きなことや欲しいものに、
とことん注力できそうです。
自分からどんどんアイデアを出して、
それを実現していけます。
また、かつて却下されたアイデアを
「復活」させることもできそうです。

4月は新しい健康法を試したり
コスメティクスを刷新したり
新たな生活習慣を導入したり
などのことをしたくなるかもしれません。
「日常」をゆたかに楽しくできるでしょう。

5月は星座を問わず、
大きめの転機が置かれています。
射手座の人にとっては、
不思議な「自由」を
感じられるかもしれません。
これまで必須の条件だと思っていたものが
「けっこう、なくても大丈夫」
と解ってくるようです。
また、行動範囲が一気に広くなります。
ここから11月にかけて、
何度も遠出する人もいるはずです。

また、5月から6月にかけて、
人との経済関係も、
少なからず変化しそうです。
素敵なギフトを受け取れる気配も。

7月から8月は、
キラリと光るチャンスに恵まれます。
たとえば、オーロラを見るツアーでは
必ずオーロラを見られる、とは限りません。
タイミングが合ったときだけ、
見ることができるわけですが、
例えばそんな具合に、
何度か訪れている場所で、
今までは叶わなかったけれど、
今回やっとタイミングが合って、
願っていた機会をつかめる、
というようなことが起こるかもしれません。

8月は仲間に恵まれる時期でもあります。
また、仲間と大きな夢を共有し、
新しい体勢を作れる気配もあります。

9月はかなり忙しくなりそうです。
ガンガン動いて、
大きなうねりを作り出せます。
人が集まってくるのをまとめて、
全体としてスケールの大きな成果へと
あなたの手で、導いて行けそうです。

10月はかなり深くまで
過去を振り返る必要があるかもしれません。
表面的な物語ではなく
過去の物語に参加していた人たちの
心の奥にあるものにまで触れて
そこから、大きな力を得られそうです。

11月、
あなたの星座の王様である木星が
約12年ぶりに、あなたの元に帰還します。
ここから2019年いっぱいくらいまで、
前述の
「シンデレラの変身」、
すなわち、
よりあなたらしいあなたへの変身
のプロセスが展開していきます。
素晴らしい成長期であり、
拡大の季節の到来です。

また、11月は
「チームの再結成」
のようなことが起こるかもしれません。
あるいは、
過去に一度諦めた計画をここで再度、
俎上に載せることもできそうです。
「希望が復活する」
ようなタイミングです。

12月はかなり忙しくなるでしょう。
また、少し混乱しがちな時期でもあります。
先を急がず
「これまでの経緯」
を丁寧に拾い上げ、
新しい流れへと繋げる作業が発生します。
懐かしい人と、
また一緒に歩けるようになるかもしれません。



[愛について]


2011年頃から、
あなたの愛には妙に
「重力」が感じられなかったかもしれません。
地に足が着かないような、
そこにあるのに妙に距離を置かれたような、
そんな感じが常に、
つきまとっていたかもしれません。
スリリングではあるけれど
まだゴールには着いていない。
そんな感覚を抱き続けていたなら
2018年、そろそろ着地点が見えてきそうです。

ジェットコースターに乗ったような、
ドラマティックなここまでの愛の経験は
あなたの心に新風を吹きこみ、
自由な興奮と生き生きした解放感を
与えてくれたのではないかと思います。
ですがそのさきに
「愛における自由が、何をもたらすのか」
という答えは、
なかなか見えなかっただろうと思うのです。
2018年から、あなたの愛は少しずつ
あなたに近づいていきます。
手を伸ばして触れられるようになりますし
お互いのあいだの、心の境界線が
消えてなくなる瞬間も、増えて行くでしょう。

特に3月末から4月半ばにかけて、
これまでの愛があなたに何をくれて、
これからの愛にあなたが何を求めるか、
ということを、整理できそうです。
失った愛が甦る可能性もありますし、
あなたの心に、消えかけた炎が
もう一度大きく燃え始めるのかもしれません。

特に愛に追い風が吹きそうなのは、
3月から5月、
6月半ばから7月上旬、9月末です。
11月下旬にも、未来への愛の可能性が
ふわりと見通せる瞬間がありそうです。


  *****************************


冒頭の長々しい例え話のなかで
肝心なものが、抜けているぞ
と思った読者もいらっしゃるでしょう。
そう、ガラスの靴です。
シンデレラと言えば、
ガラスの靴がなければなりません。
ガラスの靴は、実は、
シンデレラの「みのまわりのもの」とは
関係がないのです。
ガラスの靴だけは、
魔法使いが贈ってくれます。

実は2018年、
射手座の人々はガラスの靴も、
ちゃんと手に入れることになります。
あるいは、2018年中には手に入らなくとも
2020年頃までには、
しっかりモノにできるはずです。
この靴は、
魔法使いがシンデレラの健気さに打たれて
正当な御褒美として贈ってくれるものです。
カボチャやねずみとは、少し違います。

「報酬」は、現代社会では
主に、お金です。
あるいは株などで支給されることもありますが
平たく言えば、お金です。
「ガラスの靴」は、その意味では
少し、妙なものとも思えます。
シンデレラは片方の靴を落とし、
それによって、彼女の運命は
大きく変わっていきます。
ガラスの靴は、いわば、
ひとつのコミュニケーション手段であり、
扉を開けるカギでもあった
ということができそうです。

2018年以降、
あなたが手に入れる「ガラスの靴」は
何らかの御褒美であり、
コミュニケーション手段であり、
扉を開けるカギ、なのだろうと思います。
それが経済的な力なのか、
あるいはもっとほかの「力」なのか、
それはわからないのですが、
少なくとも、そろそろ新しい魔法が
あなたを変身させつつある、ということは
云えるんじゃないかと思います。



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剣豪・宮本武蔵を描いた漫画
『バガボンド』は、私にとって
続きがとても楽しみな作品の一つです。
剣に生きる武蔵は強敵を求め
各地を巡り歩きますが、
心から
「命のやりとり」
ができる相手に出会い、
夢中で勝負して
相手を見事、倒した後には必ず
限りない孤独やさびしさ、
喪失感を感じているように見えます。
全力から、それ以上の力を出し切って
ぶつけたものを受け止めてくれた
言わば、最愛の相手は、
勝利した瞬間
この世から消えてしまうからです。

多くの人が
「自分の全てを受け止めて欲しい」
「愛情のありったけをぶつけたい」
と願いますが
そうした瞬間、
相手がそれを受け止めきれずに
ある意味「倒れて」しまうことが
時々、起こります。
受け止めてもらい、
孤独から抜けだして、
心底幸福になりたかったのに、
なぜか、自分をぶつけた後で
相手がそこに、いなくなっている。
武蔵の場合は「倒して」いるのですから
それは当然なのですが、
剣の勝負を挑んだわけではなく、
単に好意や愛情をもって接しただけで
相手が
「受け止めきれない」
状態が発生するのは
不思議なようでもあり、
一方で、当たり前のようにも思われます。


いったい、私たちは他人をそれほどにも
「受け止める」
ことができるのでしょうか。
もちろん、限りなく大きな心で
だれでもどんと受け止められる
という人もいるかもしれません。
でも、多くの場合は
心から好きな相手なのに
受け止められない、とか、
心底同情しているけれど、
ずっとつきあっていたら
自分が生活できなくなる
といった
「キャパオーバー」の臨界点が
存在するものではないか
と思うのです。

2018年、蟹座の人々は
大きな愛の時間の中にあります。
愛し愛される相手がいて、
真剣に向き合うことができるでしょう。
あるいは、何か夢中になれるものに出会い、
とことん打ち込むことになるかもしれません。
非常に創造的で、情熱的な時期です。

でも、そこには
もう一つのテーマも置かれています。
それは、
「相手を去らせることなく、
ずっと関わり続けること」
「夢中になれたことに、
時間をかけてずっと、
取り組み続けること」
です。
全力でぶつかって、
相手がそれを受け止めきれずに
結果、さみしくなってしまう
というような展開を起こさない、
もっと継続的な愛し方・関わり方を
この時期、学ぶ事ができそうなのです。

実際、冒頭にご紹介した武蔵も
物語の中で、
「剣を抜かない」
ことに少しずつ、向かい始めています。
人々との豊かな関わりを得て、
「真剣勝負で相手を倒す」
という形以外の絆の作り方・生き方を
物語の中で徐々に、
学びつつあるようです。

もちろん
蟹座の人の全てが
「全てをぶつける」
ような関わり方をする、
というワケではありません。
むしろ、長期的に多くの人々と
あたたかな心の交流を作り、
育て続けて行くのが
蟹座の人々は、
上手な傾向があります。
ただ、蟹座の人々の心には、
満々と湛えられ、
時に「決壊」して
人の方にどーんと流れだす、
大量の水があります。
人の心の動きに敏感に反応し、
傷つきやすく、
ともすれば興奮しやすく、
人一倍の喜怒哀楽の大波に
自分自身、翻弄されてしまう。
そういう経験を
多くの蟹座の人が、
持っているのではないでしょうか。
そうした「感情のダムの決壊」が
人間関係を傷つけてきたことも
多分、あったのではないかと思うのです。

2018年から蟹座の人々が知るのは
たとえば、
人が少々不機嫌でも気にしない、とか
感情が爆発した後でも
けろっとして人と関わる、とか
他人の問題を自分のことのように思いすぎない、
あるいは、
人との心の距離を
ゼロか100か
というふうに設定しない
などのことかもしれません。

さらに、
ある時は受け止めきれなくても
他の時は受け止められるかもしれない
という前提で
諦めずに関わり続けること、
そして、長く続いている関わりにも
寄りかかりすぎず、
鉢植えの花のように、
定期的に水をやって育てること、
相手の喜びと同じくらい、
自分自身のよろこびを大切にすること
などもあるかもしれません。

人によって、
テーマとなることはそれぞれですが
その根底にあるのは
あなたの大ボリュームの愛と、
相手にそれを届けるための
丈夫な水車と水路の運用
ということだと思います。
相手を支配したり、
まるごと飲み込んだりするのではなく、
お互いに自由に、独立しながら、
温かく永続的な関係を作っていけます。
やり方を変える過程では
寂しさに耐えなければならない場面も
もしかしたら、あるかもしれません。
でも、そのことの意味がわかると
徐々に、真の関わりのゆたかさを
味わう余裕が出てくるはずです。

上記のことは、
恋愛関係や家族関係などに留まりません。
どんな立場性の関わりであっても
あなたの心には何らかの
「感情の動き」があるはずです。
その思いが、どのように伝われば、
相手と繋がり続けてゆけるのか。
自分以外の誰かと関わる、
およそ全ての場所で
そのことがあなたの胸に、
いつも「学ぶべきテーマ」として
この時期、光っているでしょう。

社会的な人間関係は
多くのルールや形式、
契約などに守られます。
雇用契約や売買契約、賃貸契約など
一般的な契約の他に、
婚約・結婚なども「契約」の一種です。
あらゆる契約によって守られているのは、
権利や義務、立場や利益など
様々なものがありますが
その中には「心」も
含まれているものだろうと思います。
この時期蟹座の人々は、
大きな愛のうねりの中で、
どんな形式やルールがあれば
お互いの「心」を守れるのか、
それを探り当ててゆくのかもしれません。


[時期について]


年明けからすぐ、
熱い好意に充ちた人間関係が
一気に盛り上がっていくでしょう。
明るい出会いの気配がありますし
自分から好意を投げかけて、
素敵なレスポンスをもらえそうです。
1月後半から2月頭は
素敵なギフトを受け取れる気配もあります。

1月末から3月頭にかけては
非常に忙しい日々となるでしょう。
特に、2015年頃から少しずつ作ってきた
「任務のレール・
日常的な役割の軌道」
が、素晴らしい勢いでそのポテンシャルを
「開花」させるようです。
あなたの活動を多くの人が必要としますし
色々な任務が持ちこまれるでしょう。
あるいは、
これまでずっとガマンしてきた任務を、
ここでがらっと変えることもできます。
真に自分に合った働き方、生活のあり方を
ここで一気に整えることが可能です。

2月は遠出する場面もあるかもしれません。
勉強などにも追い風が吹きます。
特に、専門分野や得意分野、
好きなことを集中して掘り下げてゆけます。

3月から4月は、活躍の季節です。
仕事や対外的な活動において、
ぎゅっと濃い展開になるでしょう。
また、過去にやってきたことの
「見直し・やりなおし」
が必要になるかもしれません。
これは決して「悪いこと」ではなく、
過去に置き残してきた財産を
ここで取り返しに行く、
といったことだと思います。
ここで繰り返したことは、
大きな力になるでしょう。

3月半ばから5月前半にかけて、
人間関係はさらに熱を帯びます。
ここでは非常に刺激的な出会いがありますし、
また、誰かの「懐を借りる」ような形で
ぶつかっていける場面もあるかもしれません。
タフな交渉事や「真剣勝負」もありそうですが
一歩も引かない気合いで、
概ね勝利を収めることができるでしょう。
「味方」にも恵まれます。

4月は交友関係が盛り上がります。
会いたかった友だちに会えたり、
頼もしい仲間を得たりできそうです。

5月から8月前半にかけて、
誰かとの経済関係が大きく動きそうです。
人の経済活動にコミットしたり、
マネジメントを引き受けたり、
あるいは、価値あるものを受け継いだり、
といったことが起こるかもしれません。
人からのオファーや提案も多い時期で、
自分では選べないものを
人に選んでもらえる
といった面白さもあるでしょう。

5月半ばから6月前半は、
キラキラした雰囲気に包まれています。
楽しい時間をすごせるでしょう。
6月半ばから8月にかけて、
経済面で不思議な動きがありそうです。
失ったと思ったものが戻ってきたり、
少しタイムラグを置いて
「収穫」ができたりするかもしれません。

7月はコミュニケーションが盛り上がります。
また、7月半ば、
特別な「スタート」を切れるかもしれません。
少々神秘的な経緯を経て、
突然、自分でも意外な活動を始める
といったことが起こりそうです。

8月は、春の人間関係の盛り上がりや
熱かった真剣勝負に関して
「第二章」のような展開が起こるかもしれません。
保留になっていた回答を受け取ったり、
枝葉に関する決着がついたりしそうです。

9月は人との交流がとても濃密になります。
自他の境界線がどこか解らないほど、
密接に関わり、影響を与え
影響を受けることになるようです。
たくさん話し、たくさん聞いて、
人間関係がどこまでもふくらみ、育ちます。
学べることもとても多いでしょう。

10月はクリエイティブな活動に関して
「原点に戻る」ようなタイミングです。
本当にやりたいことは何か、
自分に向いているのはどんなことなのか、
可能性や伸びしろを確認し、
人の意見ではなくあくまで自分の責任で
大切なものを選び取れるでしょう。

11月は2018年の中で
星座を問わず大きめの節目です。
蟹座の人々にとっては、
主に「任務・責任・役割」に関して、
大きな転機が巡ってくるでしょう。
2015年から2017年頃に地道に創り上げた、
あなたの生活や業務、努力のレールが
ここへ来て、
新たな輝きを見せます。
2015年から2017年に
「耐える」べきテーマだったのが
ここからは「解放」のテーマとして
新しい意味を持ち始めるでしょう。

また、11月から12月は
旅の季節でもあります。
かつてないほど遠い場所まで、
遠征することになるかもしれません。
ここでも、愛と創造性が
大いに育つ機会があるようです。


[愛について]


冒頭から書いたことの全てが、
愛について当てはまります。
もちろん、冒頭からのことは
愛だけに留まるものではないのですが
愛というテーマの側から考えたとき、
あなたの全力の愛と、
相手との永続的な関わりと、
この2つの条件の整合を図るのが
2018年の、蟹座の愛の目標です。

2018年はストレートに言って、
蟹座の人々にとって、
壮大な愛の季節です。
パートナーを得る人も多いでしょうし、
子供を授かる人も少なくないはずです。
この時期に恋愛がはじまって、
2020年頃に結婚する、
といった展開もあり得ます。

愛に関する価値観も
大きく成長していくでしょう。
恋愛観や結婚観は、
2018年の経験や思考のなかで、
様変わりしてしまうはずです。
愛する力は、経験や努力によって
大きく育てることができます。
愛の場では、
だれもが素晴らしい学びを得ます。
自然に心が開かれて、人間を知り、
自分を知ることができます。

恋に落ちるのは一瞬で、
ほぼ、自動的ですが、
愛するには時間がかかります。
また、相手のためを思う、ということには
正解がないがゆえに、
不安と苦労の連続です。
愛するということは
それがどんな愛でも
決して簡単なことではありません。
でも、たぶん、愛は
大変だからこそ、
幸福なのだろう、という気もします。
愛の苦心と愛の充足は、
交換条件のような物ではありませんが
どうしても、連動しています。

私たちは
「自然にできあがったもの・
労せずに与えられたもの」
では、なかなか
満足も充実もできないものだそうです。
ただ天から振ってきたものより、
わずかでも自分で作ったもののほうが
より、価値あるものであり、
信じられるものだ、
と思えるのだそうです。
ただ与えられるだけの甘い愛には
私たちはいつか、不安を感じます。
でも、相手のためをひたむきに考える愛なら
私たちはその愛を
心から信じることができるのです。
蟹座の2018年の愛の世界は
おそらく、
そういうふうにできているはずです。

2018年一杯、
愛の追い風が吹き続けますが
特にドラマティックなのは
1月、3月から6月前半、
8月半ばから年内一杯です。
毎日が愛の日、と思っていても
間違いないような2018年です。


  ***********************


2011年頃から、
蟹座の人々は何らかの形で
「社会的立場における自由」
を模索してきているようです。
たとえば、会社などの組織からの自由、
古い力関係からの自由、
ガチガチのシステムからの自由、
もはや意味を成さない規範意識や
形骸化した伝統からの自由など、
長い戦いの末に、
いくつかの自由を勝ちとってきた人も
少なくないはずです。

2018年は、そうした
「社会的な自由の模索」が、
収束していく時期となります。
これまでは自分を飲み込もうとする、
重力のような社会的な大きな力から、
ロケットさながらに離脱を試みてきた、
そういう経緯があるのではないでしょうか。
そろそろ、
「自分を縛り、
包み込もうとするものからの自由」
が完成しつつある中で
あなたは、更に新しい「自由」を
模索し始めるのかもしれません。
それは言わば、地球からの離脱を終え、
今度は太陽系からの離脱を目指す
といったシフトです。
あるいは、太陽系や銀河系から離脱を果たし、
「次はどこに向かおうか?」
と、新たな夢を模索し始める自由、
ということなのかもしれません。

憧れや夢を抱くことは
漫然と生きていても
なかなか、できません。
夢を見たいと願い、
憧れられる物を探そうとする、
ある程度以上に意識的なアクションが
もしかすると、必要なのだろうと思います。

幸福を受け取りたい
愛されて満たされたい
というような受動的な「夢」は、
ロケットを引き留めようとする
大地の重力にも似ています。
そうした受動性の重力から
全力で離脱を始めようとする、
その節目のタイミングに
この2018年という、大きな
「愛と関わりの時間」
が置かれていることは、
祝福すべきことだと思います。

なぜなら、しばしば
自由と孤独は、
ワンセットでイメージされるからです。
2018年の蟹座の人々は、
決して孤独ではありませんし
この先の未来にも孤独にならない方法を
たくさん会得することになっています。
人と出会い、人と関わり、愛し合って、
それを永続させること。
そして
「受動性の重力からの離脱」の開始。
両者が連動しているこの2018年は、
非常に大きなスケールで
「人生を満たす人間関係の全てを
再構築する時間」
のように見えるのです。





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