会場からのアンコールに応えて、ステージ袖から飛び出すように出てきてくれた歌詞太郎さん。
勿論、上は今回のツアーのプルオーバーパーカーで紐はちゃんと蝶々結び。

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「アンコール、ありがとうございます!おかげさまでっていうのも変だけど、やっとこのプルオーバーパーカーにも慣れてきました(笑)
っていうか、これ絶対Mだな…」
と腕を前に伸ばすと、確かに袖が短くて七分袖ぽくなってる(笑)
そんな話をしていると、客席から「可愛い!」という声がいくつか上がると
「えっ?!誰が?!何が?!」
と大袈裟に驚いてから振り返って自分の後ろをキョロキョロ見た後、柴田さんの立ち位置の近くに立てられていた、胸ほどの高さのスタンド照明に軽く触れて
「これ、可愛いよね〜」
と軽くボケる歌詞太郎さん(笑)

中央の立ち位置に戻ってくると、また客席からは「似合ってる!」と声を掛けられると
「えっ?!これ似合ってる?!」
と再びスタンド照明に触れたタイミングで照明が灯り、それを見た歌詞太郎さんは驚きつつも
「ちょっとー、マジで良い仕事してくれますね!ホント、照明さん好き」
と突然の告白(笑)

また立ち位置に戻ると
「段々グッズも納得のいくものが出来てきて嬉しい限りでさ。お願いしてるみっ君さんとか本当にお世話になってて、これからもこのクオリティーでお願いしますよー!って、本当はもっとちゃんとお願いしてるんですけどね(笑)

アーティストが自分のグッズを身につけるのって、販売促進の意味合いがあるのが殆どだけど、僕の場合はそうじゃないからね。だから無理しないでね。僕がこうやって着てるのは…皆の中にも着てくれている人が何人もいるけど、会場の皆と一体感が味わえるからだと自分に納得させてるわけだけど…。
僕としては来てくれただけで嬉しいし、来られなかったとしても僕の音楽を聴いてくれるだけで充分嬉しいんだよ。音楽って聴かれないものだからさ。だから、ホントに無理しないでね」
と念押ししてくれる歌詞太郎さん。


「グッズって言えば、炎上騒ぎがあったアーティストがいるんだけど…。
”OASIS”ってバンドがあって…まぁ、ビートルズの3番目くらいに有名なバンドなんだけど、そのメンバーに”リアム・ギャラガー”っていう人がいてさ。あ、あと弟の”ノエルギャラガー”もいて、ギャラガー兄弟って言われてるんだけど、お兄ちゃんのリアムギャラガーが来日した時にファンに向けて
「オレ最近家を買ったんだよ!前のデザインのグッズがあるんだけど、この色違いは持ってないだろうから買ってくれよ!」って言って大炎上した動画があるんだけどさ。もう言ってること、めちゃくちゃだよね(笑)!
他にも「オレは店に支払わせるんだよ!」って言っててさ、意味分かんないよね(笑)?
「オレは店でたくさん買い物してやってんだから、レジにめちゃめちゃ人が並んでるところに長い時間並んでられねぇよ!だから、万引きしてやったぜ!」
って、それはやっちゃいけないだろ!って(笑)!
もう、ホントにめちゃくちゃでさ(笑)
でも弟の方が殴ったりとかして、弟の方もヒドイんだけどね(笑)
グラミー賞取った時だったか、お兄ちゃんがインタビューで「今日は弟は体調不良で…」とか言って、その後一人で歌ってたんだけど、カメラが客席にパーンした時に客席でウィスキー片手にウェーイ!って騒いでる弟が映ってさ…(笑)
なんでこんなに知ってるかって言うと…」
と、ここで後ろにあったマイクスタンドを引き寄せて自分の前に置いてマイクをさすと

「小学生の時、歌を歌う時はこういう姿勢で歌ってたのね。
(背中に回した右手で左腕を掴んで、ちょっと左に重心を置いた姿勢。
詳しくは、リアム、スペース、歌い方…で検索してみて下さいね!)
僕のうちは僕の小さい頃の写真とか動画とか一切残ってないから見せることも出来ないんだけど、小学生の時も中学生の時も合唱の時とか、この姿勢で歌ってたら、ある日クラスメイトから「リアム・ギャラガーみたいだね」って言われたんだ。
で、調べてみたらホントにこの姿勢で歌ってて。それ見て「パクられた!」って腹立ってさ。冷静に考えたら違うんだけど、その時はムカついてそのことを友達に話したらめっちゃ理論的に諭されたってことがあったんだ(笑)」

と、ここまで話すとマイクを外してまたマイクスタンドを後ろに戻したから、
え?その姿勢をやって見せてくれる為にわざわざマイクスタンド持ってきたの?
って思ったら、可愛いすぎないかい?!って思わずキュンとしてしまいました(笑)


「まぁ、そんな人達もいるんだよって話だったんだけど…。
あ!もういっこ面白いエピソードがあるんだけど、ゆっていい?
フェスかなんかで、OASISと”コールドプレイ”っていうバンドが一緒になったことがあるんだけど、コールドプレイが大嫌いだからってライブ中に彼らのことを「あの植木鉢ヤローが!!」って言ったんだけど、ディスるにしても”植木鉢ヤロー”って(苦笑)
植木鉢だよ?(と言って空中に植木鉢の絵を描く仕草をしてから)
悪口になってないし、なんなら植木鉢って役に立つからね」
と顔に左手を当てて少し俯いて苦笑しながら話してくれた内容に、ひとしきり皆で笑ったあと


「それでは今日も最高の演奏をしてくれたメンバーを呼びたいと思います。皆さん、お願いしま〜す!」
という歌詞太郎さんの声に応じるようにメンバーが登場したんですが、
UNAさんが柴田さんのギターを肩に掛けてスタンバイするもんだから、柴田さんも困惑してしまい、それに気づいた歌詞太郎さんが
「なんか不審者がいるんですけどセキュリティーの方は大丈夫ですか(笑)?最近はなにかとありますからね」
というと、UNAさんは名残惜しそうに袖に戻って行ったんですが、不服そうなUNAさんを見て
「心配しなくても、あとでちゃんと紹介する時間があるから!分かってますって!もう、いっつも欲しがるんだから(笑)!」
と、お二人の仲の良さが伝わってくるじゃれあいでした。


「そうそう、僕は写真を撮り忘れることで有名なんで、今回のツアーからメンバーが集まるこのタイミングで写真を撮らせてもらってるんだけど、今日も1枚いいかな?
僕は顔を出せないから隠すけど、同じように事情があって顔出せない人は各自上手く隠してね。
そう言えば、なんかすみませんね。
化粧もしてないのに大きく顔が出ちゃって…。寝る前とか夢でうなされたらごめんね。これってナイトメアだね」

そう言ったあと、スタッフさんから受け取った狐のお面を持って客席に降りて、皆で記念写真を1枚。

撮影が終わり、ステージにピョンッと飛び乗った歌詞太郎さんは再びマイクを持つと、
「これから先、テレビ出演やなんかで化粧することもあるかもしれないけど、それを見て
”歌詞太郎ブレたな…”と思わず、
”いろいろ事情があるんだな…”
と察してもらえたら嬉しいです(笑)」
とお願いしたあと、チラッと左右後ろを見てメンバーのスタンバイが完了してるのを確認してから…


「改めてアンコール、ありがとうございます!全力で歌います!」
と言って一呼吸おいてから歌ってくれたのは『パラボラ~ガリレオの夢~』

歌詞太郎さんの代表曲の一つ!って感じのこの曲の魅力は、セトリの始めの方にきても後ろの方にきても、どっちも上手く嵌まるところだな…と改めて思いました。
それに『二律背反』のアルバム発売に先駆けてラジオでオンエアされた時に聴いた、あのドキドキ感すら今でも変わらなくて、本当に良い歌詞と良いメロディーと良い歌声だなぁ…って、じっくり浸ってしまいました。


そして、
「愛知と言えばTOYOTA!その世界一のモビリティーカンパニーより大きな夢が僕にはある!!!
僕だけの!僕だけの!僕だけのロックスターー!!!」
拳を挙げての宣言から始まった
『僕だけのロックスター』は、とにかく格好良かった!

歌詞太郎さんが歌ってない間奏の間はベースの方と柴田さんがステージギリギリまで前に来て演奏し、会場を盛り上げる様子は
両隣は任せろっ!
と言った感じだったし、歌詞太郎さんもその間は少し後ろに下がって、両腕を横に押し出して、二人にエールを贈るような仕草をしていて、
任せるよ!
って言ってるような篤い信頼関係が見えて、ソロアーティストって感じがあまりしなくて、仲間思いな歌詞太郎さんらしくて良いなぁ…と。


そして間奏では恒例のメンバー紹介。
ベースは初参加の方でしたが、あまり聞き取れなかったので飛ばしますね…(汗)
「On ドラムス!この遠慮しぃの性格がなければ、メタルバンドで有名な"メタリカ"に入ることもできたはず!!田辺貴広!!

On キーボード!幡宮航太!!
(紹介を受けた宮さん、ゆっくり上半身を倒していってキーボードに額をつけて"ジャーン"と演奏すると)
頭で鍵盤を弾けるのは世界に二人だけ!それは航太と坂本龍一だ!!

On ギター!yoshi柴田!!
ギターの神様"ジェフ・ベック"や"マイケル・シェンカー(だったかな?)"にだって匹敵するほどのギタリスト!!

そして、さっきの不審者…(笑)
いやいや(笑)今日もいろんな音を出してくれた、棚橋UNA信仁!」
と紹介されると、
ピッ!…ピッ!ピッ!ピッ!
と病院にあるベッドサイドモニターのような音がして、歌詞太郎さんが
「ヤバい!心臓マッサージしなきゃ!あ!止まっちゃう!」
と言っていると、メンバー達がアイコンタクトだけで一斉に演奏を止めた瞬間、その音も止まり
「あ!死んじゃった(笑)!」
と驚いていると、また再び音が鳴り響いたので、
「戻って良かった~!って、どうしたいんですか(笑)?!」
と苦笑しながらにいるUNAさんに聞く歌詞太郎さん。

「そして!On ボーカル伊東歌詞太郎と!今日このライブを最高にしてくれた皆さん!ありがとうございました!!」

一息でそう言ったあと、ラストへ向けて一気に歌い上げてくれました。
そして、最後は
「一緒に飛ぼうぜっ!!」と言うと、べーちゃんの方を向いてタイミングを図る為に左手を高く挙げ、べーちゃんの音に合わせてジャンプする歌詞太郎さんに合わせるように、私も大ジャンプ!


本当に楽しかったライブでした。


そしてバンドメンバー一人一人に「ありがとう」と伝え終えると、
手を繋ぎましょう!
というように、手の平を後ろに向けてメンバーを促して全員が手を繋ぐと

「今日は本当にありがとうございました!!このライブで新たに音楽の素晴らしさだったり、新しい一面を知ることができました!
今日のライブは礎になります!
またどこかのイベント、ライブで会いましょう!!
ありがとうございました!!」
とマイクを通さず、生の声で感謝を伝えてくれた歌詞太郎さんに会場からは
「ありがとう!」の声がいくつも聞こえ、私も「ありがとう!」と叫んでました。

メンバーが捌けたあともステージの端から順番に客席の前、真ん中、後ろの方を指さしては「ありがとう!ありがとう!」と何度も何度も言ってくれて、最後は
「ありがとう!!」と軽く手を振って、ピョンっと飛んでステージ袖に消えていきました。



以上が私が見た「君住む街へ・阪名東編~マイホームタウンへ~」名古屋公演でした。
毎回長いレポになってしまい、本当に申し訳ないです…。


最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます!!

そして、お疲れ様でした。



Special Thanks♪
きょうこさん、よぞらのやどさんと息子さん、ぽんでりんぐさん、さこさん、夕凪さん、ふみさん。
いつもありがとうございます!!

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『ラピスラズリ』の幸せな気持ちのまま、歌詞太郎さんが楽しそうに

「最近、僕の中で名古屋愛が止まらなくてですね…。
実は僕は車の運転をよくするんだけど。運転てさ、普通はどこかに行く為の手段だけど、僕は運転が好きだから運転することが目的になっちゃうんだよ(笑)
で、運転したいが為に名古屋まで来たこともあるからね(笑)
愛知県てさ、ホントに美味しいものがたくさんあるけど、その中でもやっぱり”味噌煮込みうどん”は最高だよね!
あ!味噌煮込みうどんと言えば、”寿がきや”ですよ!知ってますか?
僕ね、インスタントラーメンの中で一番好きなのが、”寿がきや”の味噌煮込みラーメンなんだけど、お店ではメニューにないんですよね?(と柴田さんの方を向いて確認すると、柴田さんも笑顔で頷いてくれます)
そう!柴田さんは愛知県の知多出身なんだよ!……あれ?知らなかった?
yoshi柴田は骨の髄はアメリカだけど、ガワは愛知県でできてるから(笑)
こんなに最高のギタリストが愛知出身ってことをもっと誇った方がいいですよ?
それと愛知のすごいところは、"愛を知ってる"んだよ!さらに言えば、"知多"は"知ってることが多い"んだぜ?!そりゃ、知多ウィスキーもできちゃうよ!僕は飲まないんですけどね(笑)

皆さんは多分知ってると思うけど、噌煮込みうどんで有名なのは”山本屋”だよね。でも、”山本屋”と”山本屋本店”があるけど、あれってどっちが本店なの(笑)?
”王将”と”大阪王将”みたいにケンカしてるの?将”と”大阪王将”はケンカしてるんだよね?あれ?違った(笑)?
まぁいいや(笑)で、とにかく”山本屋”って見つけたら入るんだけど、めちゃくちゃ美味いよね!!

歌詞太郎調べだと、イベントなんかで呼ばれて一番多く来てるのが愛知県なんだ。一位がダントツで愛知県で、二位が北海道、三位が鳥取県で、四位が岡山県。
僕の場合、いろいろ特殊だよね(笑)

ってことで、ここでもう少し愛知へのアピールをしてもいいですか(笑)?
愛知はなんと言っても”味仙”の”台湾ラーメン”が最高なんだよ!
勿論、各地にも美味しいラーメンとかたくさんあって、徳島の”東大ラーメン”に、富山の回転寿司に、北海道の”スープカレー”、奈良の…あれはなんていったっけ?あー!思い出せない!!
(客席からの”彩華ラーメン”と声が上がり)
そう!”彩華ラーメン”!どれも最高で好きなんだけど、この前キーボートで入ってくれた、花房さんが
「歌詞太郎さん、”味仙”って知ってますか?」って言うから
「大好きだから結構行くよ!」って言ったら
「じゃぁ、台湾ラーメンにアサリの汁を入れると美味しいの、知ってますか?」って言われて
「なにそれ?!知らない!」って言ったら
「あー、でもこれは人によって好みがあるから、なんとも…」とか言うから
「どんな味になるの?」って聞いたら
「かなりしょっぱくなr…」
「花房さんっっ!!!!」
(握手を求めるような仕草をいれつつ)って、思わず言っちゃったよね(笑)
で言われた通り、アサリ蒸しを頼んでアサリを食べて残った汁を皆で少しずつ入れたんだよね?
(と、ちょっと振り返って同意を求めるとメンバー皆笑顔で頷く)
それを食べたら、もうこの世のものとは思えない旨さなの!!!

なんでこんな話するかって言ったら、最近男が増えたからなんだよ。
もうね、男達にはあの、この世とは思えない旨さを味わってほしいわけ!
でも、女性には~あまりオススメできないというか…。なんでかっていうと、店員さんに癖があってさ(笑)

東京にも”味仙”はあるんだけど、あそこはダメ!名古屋にもいくつかお店はあって、新幹線乗り場にもあるんだけど、僕はちょっと…ね。店によってまぁいろいろ違うんだけど東京のは遠慮なくディスる!
で、”台湾ラーメン”は辛さが選べて、
あんまり辛くない”アメリカン”、普通の、かなり辛い”イタリアン”ってあるんだけど、店舗によって味の濃さが全然違うんだよ!
僕が好きなお店は、”名古屋駅前店”?”名古屋駅店”?なんだけど、そこは店員さんの接客もかなり癖があって(笑)
その時、僕は”空芯菜炒め”が食べたかったんだよ。だから、
空芯菜炒め下さい」って言ったら
「”青菜炒め”の方がいいですよ」って言われたの。でも食べたいから、
「いや、空芯菜炒め下さい」って言ったら
「絶対、青菜炒めの方がいいですよ」って言うわけ!
で、仕方なく青菜炒めを頼んで運ばれてきたから、まぁそうは言ってもなぁ…と思いつつ食べたら、
「うまっ!!やっぱ青菜炒めで正解だったな!」
ってことがあってさ(笑)

それと、ドラムのベーちゃんは辛いのがあんまり得意じゃないから”麻婆ラーメン”にしようかな…ってことになって、
「麻婆ラーメン下さい」って言ったら
「台湾ラーメンにして下さい」って言われたんだよ!!
”台湾ラーメンしかありません”
なら分かるよ?!
でも、”台湾ラーメンにして下さい”はなんか違うだろ!って(笑)

で、「僕は”イタリアン”で」って注文したら、
「めちゃくちゃ辛いですよ?」って言われたんだけど、何回も食べてるから正直大丈夫だと思ったんけど、一応前に頼んだ時にニンニク多めにしてもらえたから、
「あ、じゃぁニンニク多めでお願いできますか?」って言ったら
「ニンニクはないです」って!!!
他の料理にニンニクがゴッロゴロ入ってるのに、”ニンニクないです”は明らかに嘘だろ!!って!ホントに目の前にゴッロゴロ入ってるんだぜ?!」
と、親指と人差し指で作った輪の手を何度も回転させて、ンニクがゴロゴロ入ってる様子を熱く語ってくれて、もう会場中が大爆笑!

「とにかく、男には絶対味わって欲しいし、女性はこんな感じの接客だから行くなら心の準備をしてから行って下さいね(笑)
それでは!中日ドラゴンズの本拠地に相応しい曲いきます!!」
と言って『真夏のダイヤモンド』へ。

スクリーンには青空と青々とした葉でできた木漏れ日の下にいるような風景と、それに重なるように野球のダイヤモンドが描かれ、緒に歌うところの「1,2,3,4!」ではカウントされたり「全戦全勝!」や「一切合切」のところは文字が表れて視覚的にも楽しく、

♪天才も狂人も僕も♪
のところでは人差し指をこめかみにトントンと当てて歌う表情が、もうめちゃめちゃ格好良くて…

最後の
♪明日は勝てるさ 明日も勝てるさ♪
では勝利予告するように、歌詞太郎さんと一緒に拳を突き上げたりと、応援する方、される方、どちらも手に汗握る白熱した勝負に挑んでいるようで、楽しさと期待に溢れていました。


一旦照明が落ちて、ルビーより紅いピジョンブラッドのような真紅のライトでステージが染まると同時にスクリーンには、いくつもの赤い鉄骨とそれを眺めながら上に上がっていくように流れる金網のイラスト映像が映し出された『革命トライアングル』

サビでは、こちらに向かって着地するかように羽ばたく鳥がスクリーンに表れ、ワシ?タカ?とか思ったけど、くちばしがそんなに鋭くないし、羽の長さもそれほど長くないから、逆に平和の象徴の鳩なのか?とか変なところにひっかかった私…。

曲の後半では有刺鉄線越しの夕焼けが映し出されたりして、
あぁ、”鋼の錬金術師”の世界観に通じるものがあるなぁ…と。
こんな風に何かを引き合いに出すのは良くないと分かってはいるんですが、錬金術師が大好きな為、『リライト』のOPがつい浮かんでしまったので、少し触れました。

この曲は『アストロ』とはまた違った意味で、音源を上回る気迫に満ちていました。
この先どんなことが起ころうと、自分の信念は決して譲らない、曲げない…と周りに知らしめる、宣戦布告。
自分を信じてついてきてくれる人達を、なにがなんでも護ってみせる…という覚悟。
八方塞がり(トライアングル)でも、抜け出す為の希望の光りは必ずある…という激励。
そんな強い意志を感じた曲でした。



『ムーンウォーカー』は運転好きな歌詞太郎さんらしく、ハンドルを握ってる仕草もあったりして、
♪Good Dayだ ハイウェイ飛ばして♪
とよく似合っていました。
そして最後の
♪抱きしめて 今♪
のところの愛おしいそうな表情も素敵でした。


『ムーンウォーカー』が準備運動ならこれは本番!
「タオル持ってたら回せー!なかったら、なんでもいいから回そうぜー!」という歌詞太郎さんの言葉で
Can Stop Fall in Love』へ。

歌詞太郎さんもガンガン、ツアータオルを回してお客さんを煽っていくし、
♪JESUS JESUS♪
♪なんで なんで♪
♪Allright Allright♪
♪Say Your Name♪
が歌うところにくるとスクリーンはアメコミ風なフォントでいっぱいになると、その前に立つ歌詞太郎さんがマンガの主人公になったみたいに見えて、ちょっと楽しかったです。


「またどこかのイベント、ライブで会いましょう」と優しい言葉をくれた
magic music』では、
このライブは終わってしまうけど、この先もずっとこうして会えるよ…。
と寄り添ってくれるような優しい愛情に溢れた歌声と
♪どうも ありがとう♪
と精一杯の感謝の気持ちを込めて歌ってくれる歌詞太郎さんに私の方こそ、『ありがとう』ともっと伝えたい!そんな衝動に駆られました。

♪ずっと縋り続けたMusic
いつの日か それはMagic
どうやたって消せやしない
そうだろっ!だろっ!だろっ!!♪
と歌いながら客席に向かって拳を掲げる歌詞太郎さんに応えるように、私も拳を高く挙げて、同意と応援の気持ちを贈りました。


体の芯まで響くようなべーちゃんのドラムの音に重ねるように
「また必ず愛知に帰ってきます。ありがとうございました!」
と、力強く再会の約束をくれた
うよ、マイホームタウン~追想~』は、皆が無事に帰れるように…。そして、帰った場所にそっと僕の歌もおいてくれたら嬉しいな…。
そんな風に言ってくれているように思えて、終わってしまう寂しさを包み込んでくれる温かな歌声に心が沁みました。

最後の皆で歌う、♪ラララ♪では殆どの人が腕をゆっくり左右に振りながら歌っていて、さらにその光景がスクリーンに映し出され、
歌詞太郎さんが見てるこの素敵な光景は私達皆で見せているんだ…
と思うと、その中にいる自分がなんだか誇らしく思えて、改めてこの場に居られる幸せを噛み締めていました。


と、いったところで後編を終わらせて頂こうと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます!
残すはアンコール編のみになります。
こちらもお付き合い頂ければ幸いです。

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『小さなころから』の優しい余韻を残しつつも流れを上手く変えてくれる、ベーちゃんの力強いドラムソロに自然と心も体も委ねるようにして始まった『Tonight』は、青一色の照明に照らされた中に立つ歌詞太郎さんは、夜というよりコバルトブルーの海の中に立っているかのような印象でした。

これに近い感じかな…?
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この曲では包容力溢れる優しい表情、ちょっと意地悪そうにいたずらっぽく笑う表情、「わかってるよ、どこまでも俺についてこいよ」と少し自信家な表情も垣間見えたりと、くるくる変わる歌詞太郎さんがとても魅力的で目が離せませんでした。
そして、合間に下を向いては最高に楽しそうに笑う顔が本当に格好良くて素敵でした。

♪Tonight
と何度も歌う声が今までで一番心地好くて、そんな歌詞太郎さんの一滴の混じりけもない透明度の高い歌声と、どこまででも届きそうなくらいの圧倒的な声量を聴いていると、
歓喜、憧憬、尊敬、感嘆、感謝……
そんな言葉では足りないくらい、たくさんの感動で心が熱くなりました。

この気持ちを例えるなら、TVとかで色とりどりのオーロラの映像を見た時の感動に似ているかな…。
カーテンのように揺れて一時も同じ形はなくて、色合いもその日その瞬間によって様々に変わるオーロラ。

歌詞太郎さんの歌も自然が造り出す神秘のような、人智を越えたものに思えて、もしかしたらこれが「音楽(芸術)の真髄」と言われるもののほんの端っこに触れられたのかも…と私の中で初めて感じた感覚でした。


全力で歌った歌詞太郎さんの喉はシャツに滴るほど汗をかいていて、それを拭うことなく、これ以上ないくらいの笑顔で
「ありがとうございます!!
おかげさまで、この曲が本当に素晴らしいものになりました。
いつも”今夜が大事”って気持ちを込めて歌ってるんだけど、今日は今までのライブの中でマジで一番最高です!!
今日この曲を歌ったことで音楽の素晴らしさとかまだ知らなかった新しい一面に出会えて、すごく嬉しいです!
今日のセットリストに『Tonight』入れといてマジで良かった〜!」
と、最高の笑顔で心から嬉しそうに語ってくれた歌詞太郎さん。

少し間をおいてから
「今年中にメジャーデビューすることを目標にしてきたけど、叶わなかった…。
けど、来年もそれを叶える為にやっていくことは今までと変わらない…。
メジャーに行くだけなら、行こうと思えば行けるんだよ。
でもさ…僕を信じて、音楽を信じてついてきてくれてるのにさ、適当なところに入ったら皆ヤじゃない?
僕の音楽と僕を信じてついてきてくれてる人を大事に思ってくれる人が見つかって、これなら!って思えるところじゃないと僕は行けない。
……行きたくない。

今回のライブツアーを一緒に廻ってくれてる音響さんや照明さんもマジで素晴らしくて、もうこの人達じゃなきゃイヤだ!って思ってて…。そう言ってプレッシャーを与えていこうとしてるんだけどね(笑)

そう。最近、僕の中で刺さったMCがあってさ。
この前、the pillowsの30周年ライブに行ってきたんだけど、30年目にしてあの横浜アリーナをいっぱいにしたんだぜ?!普通だったらガッ!とピークがきてあとは徐々に…って感じだけど、30年目でピークがくるって、こんなにカッコいいバンド、他にいないぜ?!
で、その中でさわおさんがMCで
”音楽業界は信じてないけど、君たちのことは信じてる”
って言った言葉がすごく刺さったんだ…。
でも僕は……音楽業界を信じてないとは言わない。
確かに信じられない人もいる。でも、信じられる人だっているんだよ。
だって音楽業界って言っても、そこにいるのは”人”なんだからさ。
音楽業界の中も様々なんだよ。僕はずっと僕と同じくらい音楽が好きな人ばかりいるんだと思ってた。でもそうじゃなくて、ラいことも悲しいことも悔しいこともたくさんあった。
僕は音楽を目的にしているけど、そこには音楽を手段にしている人もいる。
だから僕は慎重にそこを見極めていかないといけないと思ってる。
そして、これからもたくさん良い歌、良い曲を作って、良いライブをして、いろんな人に聴いてもらうってことをやっていく。そうしたら、どっかで僕のことを知って見てくれた人が「君、良いね~。LINE教えて?」みたいになるかもしれないじゃん(笑)?
そうして信じられる人と出会えるまでやり続ける。
そんな決意も込めた、この曲を聴いて下さい」

隠すことなく本音を語ってくれた歌詞太郎さんが歌ってくれた『アストロ』は、過去のどのライブよりも力強く、語ってくれた本音同様、その心の内に抱える激情そのままの歌声は圧巻で、普通なら次の音が出なかったり、裏返ったりするだろうと思われるような無茶な歌い方でも、決して歌声がブレることがなくて、それはまるで歌詞太郎さんの生き様そのもので、伊東歌詞太郎』の覚悟や決意を歌を通して肌からも感じることができて、これまで感じたことがないほど心が震えました。

演出もスクリーンには星が流れる映像と、白色のライトをいろんな場所からいろんなパターンでステージを照らす照明は、歌詞太郎さんが持つ清濁合わせ呑んでも曇ることのない鮮やかな輝きをさらに際立たせていました。

そんな歌詞太郎さんの想いを後押しするように、サビでは拳を振り上げて応え、歌詞太郎さんもそれをしっかり受け止めるようにステージギリギリに立って歌ってくれて、そこにお互いの強い繋がりが感じられて、この人を好きになれて応援できて幸せだと心から思いました。


続く『ワールドランプシェード
は目の前で聴けると思っていなかったので、本当に嬉しかったです。
そして、歌っている時の陶酔してるような表情と仕草から隠しきれない色気がすごくて、もう目の毒でした。


その流れのまま、エメラルドグリーンのライトが照らす『からくりピエロ』はイントロでゆっくりと首を回してから前を向いた瞬間、人が変わったように纏う雰囲気もガラリと変わり、歌い方もジャズに近い歌い方でAメロBメロを歌い、サビではちょっと気怠い感じで歌ったりと、いつもとはかなり違っていました。
随所に入れたハミングも感情のまま、無意識に歌っている印象でした。

キーボードの演奏のみになるアウトロでは、アメジストのような紫色のライトを背に受けたことで、白色のシャツを通して歌詞太郎さんの体のシルエットがくっきりと際立ち、なんだか目のやり場に困ってしまいました。
(と言いつつ、結構しっかり見る私w)


『ラピスラズリ』は、ラピスラズリの濃紺の石に浮かぶ白や金の斑点を青と白のライトで作り出す演出がとても綺麗で、アップテンポな曲調と高音を伸び伸び歌う歌詞太郎さんの歌声がテンションと共に運気までアップさせてくれるようで、とても楽しい一時でした。

そして一番最後の
♪だから世界が好きだよ♪
と歌う瞬間、スクリーンに
「□
と映し出されたのが、意味深だなぁ…と。
そのまま、「世界が好きだよ」と当て嵌めることもできるし、違う言葉
(音楽が好きだよ、音楽が一番最高、
貴方が好きだよ、みんな大切だよ…)を入れることもできる。
その時の気持ちや、それぞれが持つ想いをそこに入れればいいんだよ…。
そんな歌詞太郎さんの優しさも感じました。




と、この辺で中編を締めさせて頂こうと思います。
まだまだ続きますが、引き続きお付き合い頂ければ幸いです。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます!!





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