月別アーカイブ / 2018年10月


今回の講義では、
社会とデザインが密接に関係していることをあらためて実感した。


日本人はプライバシーを
大切にするため、
日本では折りたたみ式のガラケーが
人気だそうだ。
スマホケースでも手帳型が多いのは
この名残とも考えられる。
私の母も数年前にスマホに買い替えた時、手帳型にしたがった。
ガラケーを長く使ってきたので、
電源をつけるだけで画面がすぐ出る
スマホはプライバシーの面で怖いと言っていたのを思い出した。

また、スマホならではのウェブデザインの話も興味深かった。
パソコンではカーソルが画面上にあり、
クリックしなくても
色が変わるなどして、
クリックできるところを認識できるのに対し、
スマホではそれは不可能である。

そこで、スマホ対応のウェブ上には
見ただけでクリックできるところが分かる工夫がたくさん施されている。
例えば
ぷっくりとした表現でボタン感を出したり、色で表現したり、、、
普段何気なく見ていた画面に
こんな工夫があったとは驚いた。

人々の要求に合わせて、
デザインを変えて行く。
これがこれからのデザイナーに
もっともっと求められて行くことなのだと
実感した。

最後に、
スマホでの検索が急増している今
パソコンのみで検索されるワードは何か
考えてみたい。

私は、日本でいうと、
英語のワードだと思う。
スマホではフリック入力が多いので、
ローマ字を入力するには不便である。
その反面パソコンでは
キーボードのため、
ボタン一つでひらがなとローマ字の
切り替えが可能である。

実際私もスマホで英語を検索する時は、
カタカナで検索することが多いが、
パソコンでは
わざわざカタカナで打つより、
ローマ字入力のほうが楽なことが
多い。

このように構造、機能の違いから
検索の仕方が変わってきている
ことを学んだ。


今日の講義で
一番なるほどなと思ったのは、
「部外者の売り込みが通用しなくなる時代に徐々に迫っている」
という現状だ。

ソーシャルメディアが
それほど浸透していなかった時代は、
消費者は主にマス広告やチラシ、検索エンジンから情報を受け取ってきた。

しかし、Facebook など
実名、顔出しでネット上で繋がりを持つことが浸透してきた今日、
友人や知り合い同士での
情報のやりとりが増え、
そこで商品やサービスの売買が
行われるようになりつつあるのだ。

その背景には
自分の知っている人、信用できる人から
物を買いたいという心理がある。


私はこの話を聞いて、
似たような事例を思い出した。

最近youtubeで
ユーチューバーがおすすめのコスメを
紹介する動画を見た。

後日そのユーチューバーがあげた
動画を見てみると、
紹介した化粧品会社から
コスメが届いたとあった。

ユーチューバーが
自分のお気に入りのコスメを
紹介したことで、
視聴者が関心を持ち、
注文が殺到したのだ。
そこで化粧品会社は
もっと紹介して欲しいという思いと
お礼の気持ちで
コスメを送ったそうだ。

これは知ってる人、信用できる人からモノを買いたいという消費者の心理の現れだ。
化粧品会社が直接消費者に
商品を売り込むよりも、
ユーチューバーという顔出しで
知ってる人、憧れの人が
紹介した方が
消費者は買おうと思うだろう。


ソーシャルメディアによって
リアルとネット世界の距離が縮まり、
ビジネスにも影響が出ていることが
わかった。

世界:google、Android
日本:Yahoo! 、iPhone

日本は特殊なんだと気づいた。



私がこの講義でなるほどなと感じたことは、
情報の探し方は変化する
ということだ。

紙媒体からデジタル媒体へ
情報を得るものが変わってきているのは
感じていたが、
最近ではデジタル媒体の中でも、
検索エンジンではなく
アプリ内で検索するなど
探し方の変化があるようだ。

私の友達も、
カフェを探すときに
Instagramを使って検索していた。

Instagramは写真を投稿するサイトなので、
検索をかけると多くの写真を見ることができる。

それなら検索エンジンで画像検索すれば良いと思うかもしれないが、
Instagramは若者やお洒落な芸能人などか利用しているので、
流行りやお洒落に敏感な若者にとって
求めているものがすぐに探せるのだ。


インターネットが発達した現代、
人は自分の頭で考える機会が減ってきているということについては
深く考えさせられた。

私も、何か覚えるときに
あとでいつでも調べられると後回しにしてしまうことがよくある。
そして結局調べず、
自分の頭に記憶することが少なくなったと思う。

ローマ法王の「沈黙を大切に」
ということばがとても心に響いた。

検索に頼りすぎず、
自分の脳に刻み、
自分の脳で考えることを
心がけたい。




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