ヴィッセル神戸に所属していた頃、いやそれよりももっと前から私自身が取り組んできたことの一つに「震災復興支援」があります。

1995年1月17日。
阪神・淡路大震災。

当日は大阪に住んでいた私の実家も大きな揺れに見舞われました。徐々にテレビに映りだされる神戸の惨状。阪神高速が倒され、長田は火災が発生。揺れよりもその後の被害によって多くの尊い命が奪われました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
当時、学生だった私はアルバイト先で募金を募って義援金を届けたり、わずかならがらの救援物資(ウエットティッシュ)を1月24日と31日の夜中に、原付で神戸へ届けました。偶然、届けた地域に今、居住しているのですから、人生はきっと縁の繋がりと言うものがあるのだと信じています。

東京へ居を移した2011年3月11日には東日本大震災の遭遇。東京も激しい揺れを受け、交通機関は麻痺し、夜中まで幹線道路は大渋滞。翌日にはスーパーの食料が売り場から消えると言うシーンを目の当たりにしました。東北の多くの地域で津波が発生。揺れよりも津波による被害、犠牲が大きく、ここでも多くの方が亡くなられました。本当にご冥福をお祈りします。

阪神大震災以降、全国各地で起こる震災、水害などは頻繁に発生し、コロナ禍の中で日本は大丈夫か?地球は大丈夫なのかと危惧してしまいます。そんな中でも懸命に生きていきたいと感じる今日この頃です。

話を戻します。
阪神大震災の後、大学を卒業し、就職・転職し、楽天に長らく務めましたが、野球人だった自分がサッカー・ヴィッセル神戸の仕事に就くことも予想だにしていませんでしたが、神戸に来て取り組んできた仕事の一つに「復興支援」があります。

2015年には当時、ヴィッセル神戸のアンバサダーを務めた吉田孝行氏の発案により、神戸新聞・神戸市と共に「阪神・淡路大震災20年チャリティーマッチ」を開催。多くのお客さまが来場され、多くの地域、団体に寄付することができました。スポーツの力とは凄いなと改めて感じた2015年1月17日でした。

翌年には「チャリテイーサッカー」と題し、サッカー教室を開催。多くの小学生がノエスタでサッカーできるイベントを企画。ベガルタ仙台とも協力し、ヴィッセル神戸とU-18同士の親善試合を行いました。そのサッカー教室にはINAC神戸の選手も自主的に参加してくれました。後にINAC神戸の社長になるとは誰一人、予想もしていませんでした。

更に翌年には3月11日が土曜日と言うことで、Jリーグにも掛け合って公式戦でベガルタ仙台vsヴィッセル神戸の「復興応援試合」を実現。阪神・淡路大震災から復興した神戸から宮城・東北へエールを送る試合として、2020年まで続きました。(残念ながら今シーズンは実施無し)

ヴィッセル神戸では2013年から毎年、夏休みに東北(塩釜・東松島)の小学生を神戸に招待する「未来の宝 夢と希望の架け橋プロジェクト」に賛同し、楽天イーグルス、ベガルタ仙台、アシックス、大阪ガス、神戸どうぶつ王国など多数の企業や団体の協力を得て、イベントを実施していました。この中心で走り回っていたのが神戸市内で美容室を営む西山博資さん。個人的に30年近くのお付き合いですが、阪神・淡路大震災で全国からの支援を受けたお返しにと色々な被災地にボランティアカット(散髪)で回られています。2011年に東北へ行った際に「おっちゃんが復興した神戸に招待する。子どもが元気なのが一番の力になる」とこのプロジェクトを始められました。そして、塩竈市議会議員の阿部眞喜さん。地元の教職員の先生方、教育委員会の皆さま。未来へつなぐ熱い想いがこのプロジェクトを作っています。
私もヴィッセル神戸を離れ、INAC神戸に所属を移してからもサポートをさせて頂いており、一昨年は六甲アイランドのグランドで子ども達と選手が触れ合う機会を設けたりもしていました。

しかし、昨年と今年はコロナ禍でいつも通りのことができなくなりました。

今年、節目の10年を迎え、今年は何かをやりたい。ということで、今年はチームで行って、試合を観てもらおう。WEリーグが始まる前のトレーニングマッチではありますが、東北の地でマイナビ仙台(ベガルタ仙台がレディースチームを事業譲渡)と試合をすることには大きな意味がありますし、2013年の取り組みから一緒に携わってきてくれた坪佐光浩さん(ベガルタ仙台→マイナビ仙台)と今年も一緒に「絆」を繋ぎます。今年からはマイナビ仙台 の粟井俊介社長も新たに輪に加わって頂きました💪

■試合情報
7月30日(金)
マイナビ仙台レディースvsINAC神戸
@セイホクパーク石巻
15:30キックオフ

NPOだけの支援ではチームが東北へ行くことはできませんので、西山さんが新たなクラウドファンディングを立ち上げられました。ぜひ、下記よりご支援頂けますとこの試合を通じて、東日本大震災から10年の復興支援にも名を刻むことができますので、よろしくお願い致します。

▼「未来の宝 夢と希望と絆の架け橋プロジェクト!」を実現したい
https://camp-fire.jp/projects/view/434749?list=search_result_projects_popular


また、今、スペインを中心に海外でサッカーに励む女子サッカー選手も多く、千葉選手や十川選手を中心に彼女たちもこのプロジェクトに賛同し、15人の選手・スタッフが自主的に集まって一緒にサッカー教室などを展開することになりました。マイナビ仙台ユースと試合をします。

■試合情報
7/29日(木)
マイナビ仙台レディースvsプロタゴニスタ
@セイホクパーク石巻
15:30キックオフ

▼PROTAGONISTA" プロタゴニスタのご紹介
https://protagonista-japan.square.site/about


このところ、ご支援のお願いばかりで恐縮ではありますが、プロタゴニスタの活動支援にもぜひご協力をお願いします。五輪期間中の平日ではありますが、宮城県石巻で女子サッカー選手達が繰り広げる「復興応援試合」をぜひ観に来て下さい。