よんなな会、後編レポートです!!
前編はこちら↓
会場のヒカリエホールAは満員御礼!!
立ち見が出るほどでした。
ステージ両端には、熊本の竹あかり演出チーム「ちかけん」の''竹あかり''がディスプレイ♪
開演です!!
初めに、よんなな会代表の脇雅昭さん(総務省:現神奈川県出向)から、よんなな会やこのイベントの意味や想いが語られました。
脇さんがよんなな会を始めた理由。
それは、
''恩返し''
熊本県への出向経験がある脇さんは、地方自治体から中央省庁に出向しいる多くの地方公務員に気がつく。
彼らは、地方から出てきて知り合いも少ない中、土日も休まずに仕事をしていた。
そんな彼らに喜んでもらいたかったのだ。
そう話す脇さんの笑顔の奥には、確固たる自信が伺えました。
『公務員1人が面白くなれば、1クラス笑顔にできる。』
今の日本の公務員は340万人で、日本の人口は1.27億人。つまり、約37人に一人が公務員。37人というと高校1クラス分の人数分ぐらい。
この規模なら教室の前に立って面白いことをすると、クラス中に届くし、響く。
だいたい一人はクラスにそんな人いませんでしたか?(ちなみに僕は圧倒的に見る方。公務員になった人は恐らく見てたタイプが多いと思います)
もちろんその人はスベることもある。
いや、ほぼスベる(笑)
スベったけど、懲りずにまた前に立ってみるその人の勇気は、
『トライ&エラー』そのもの。
これって、どちらかというと僕のように見ていたタイプの公務員はなかなか踏み込めない領域なんですが、特に今、公務員の『トライ&エラー』が求められてきている時代だと感じます。
ー失敗はしたくない。
そうですね。
仕事を覚えれば、だんだん失敗しないようになります。しかし、それに慣れて、失敗しないために、チャレンジしなくなると、あなたの住んでいる地域は良くなるでしょうか。
一歩踏み出すと意外と助けてくれる人や共感してくれる人が出てくるものです。
思い出してみてください。
教室の前でスベってた人って、スベっても割りとなんとなくみんなが笑顔になってませんでした?
横からフォローしてくれる友達が出てきたり、先生がツッコんでくれたり。徐々に教室がいい雰囲気に。
この感じが、今、大事な気がするんです。
現代の複雑な諸問題に効く地域再生の万能薬はありません。コピペスタイルを陳腐化しただけのコンテンツは地域を消耗させるだけだと感じています。
その地域毎に地域にあった処方箋を見つけるためには、その地域やそこに住む人をよく知り、できることから小さなアクションをたくさん試していくこと。
そして、僕たち公務員の仕事の先に笑顔になる人、ハッピーになる人がいる。そうイメージすることが大事。
そして、そんな風にイメージすると今のキッツイ仕事も少しだけ踏ん張れそうな気がしてくるのではないでしょうか。
まず、
やってみること。
そんなことを脇さんの話に耳を傾けながら、あらためて考えてました。
さて、ここからは今回の登壇者をご紹介します。
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【登壇者1人目】
前金融庁長官、コロンビア大使
畑中龍太郎さん
ー我々の大先輩でこの道を極めた方が、退官された今何を思い、何を憂い、そして我々に何を託すのか?
畑中さんの話で印象的だったのは、家族の話。
仕事人間で子育ては奥さま任せ。やったことと言えば、週末に子どもたちを山に連れてったことぐらい。色んなことは山が教えてくれた、と。
退官した現在、奥さまに先立たれ、自信の半身が欠けたような状態であること。そして、自分は子どもたちを育てたのではない。子どもたちに育てられたのは自分だったことを感じたそうです。
公務員の仕事の忙しさにあっても、家族の大切さを忘れないで欲しいというメッセージが感じられました。
(ちょっと泣けました)
【登壇者2人目】
島根県邑南町(おおなんちょう)職員
寺本英仁さん
ーNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で特集された町おこしのスゴ腕公務員
寺本さんは、「A級グルメ」でのまちおこしを実践するため、食のラボラトリー(研究所)を開設。
また、「耕すシェフ」という食材作り(農業)から料理(シェフ)までを一貫して行える人材をA級グルメの担い手として全国から募集し、3年かけて育成する制度を構築。
産品を売り込むだけでなく、ものづくりを担う人材を招聘・育成することにより地域振興・産業振興につなげる事を狙った取組で、「地域おこし協力隊制度」も活用。
そして、観光客に同町の食材の素晴らしさをPRする地産地消イタリアンレストラン「ajikura」をオープン。
寺本さんの話で心に響いたのは、圧倒的な『スピード感』
『トライ&エラー』を実践し、成功した実例です。
調べてみると、寺本さん、最初は自分で通販サイトを作ったりされたそうです。
ちなみに僕も外部団体や民間会社のサイトやSNSページを複数作ったり、管理していますが、情報を発信することは割りとハードルの低いトライだと思います。かつ、エラーも少ない(※ただし、自治体のセキュリティポリシーに留意)
自分の地域を巡りながら、資源や文化を知って学び、FacebookやInstagramで発信することは、すぐにできる簡単なインプットとアウトプットになります。
ぜひトライしてみてください。
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【途中休憩&レクレーション】
『講演が2本続き、ちょっと体が疲れた人もいると思うので、ここで''ゆるスポーツ''しまーす!!』
と登場したのは、
世界ゆるスポーツ協会代表 澤田智洋さん
って、ゆるスポーツ!?
『なんだ、それ^^!?』
ゆるスポーツとは、年齢・性別・運動神経に関わらず、だれもが楽しめる新スポーツ。
「はい、ペアになって。肩~。足首~。」と、澤田さんのゆる~い指示で、体をストレッチしていきます。
「あ~、これ、楽しいヤツだ」と直感した僕は隣の宮田さん(石川県庁)とペアで挑みました(^-^
途中からは、
「はい、尾てい骨~。はい、左右~。
はい、ぐねぐね~。」と、
超テキトーな指示w
想定外にはめっぽう弱い公務員たちの戸惑う様がさらに楽しい(笑)
しかし、そこは''よんなな会''に来る方々ですね。さすがに柔軟さがあります。みなさん、徐々にほぐれていきました。
会場のみんなを笑顔にした''ゆるスポーツ''
自治体のご当地ゆるスポーツの開発も行っているとのことで、すごく面白い取り組みだと思いました✨
ちなみに澤田さんは、脇さんに『飲みましょう!!』と誘われたのがきっかけで、この「よんなな会」で800人の前でゆるスポーツさせられるハメになったそうです(笑)
とはいえ、人一倍とても楽しんでありました。
個人的には「ハンドソープバレー」をやってみたいです(^-^;↓
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【登壇者3組目】
伝説の舞妓 岩崎究香さん
四條畷市(しじょうなわてし)市長 東修平さん
究香さんの人脈トークに東市長が圧倒される感じでお話は進みました。出てくるお名前が著名な財界人の方々ばかりで、いつかそういう場所にお邪魔できるようになりたいものです。
トークの中で、『例えば、腹立つ人に出会った時はどう対処したらいいんでしょうか?』との問いに、究香さんは、
『いてまいましょう』
(会場爆笑w)
ちなみに後で調べたところ、「いてまう」には「行動する」という意味【も】あるそうですので(^-^;
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【登壇4人目】
キングコング 西野亮廣さん
ー西野さんから見る公務員の世界
ー西野さんから見る公務員の世界
恐らく今回、お目当ての方が多かったと思いますが、ラストは西野さんです。
『革命のファンファーレ』が絶賛発売中ですね。今回、僕は鞄に本を忍ばせてました。
タイトルは、『西野さんから見る公務員の世界』でしたが、講演内容は主に『革命のファンファーレ』からでした(^-^)
僕はすでに読んでいたので、復習っぽく聴いていましたが、Facebook liveをしてたため、そっちに集中しちゃってましたね。
Facebook live動画はこちら↓
最後の質問で、『公務員にアドバイスをするなら?』の問いに、
『僕たちみたいに歩合制で収入が不安定じゃなくて、公務員は収入が安定してるってのはめちゃくちゃ強いじゃないですか。』
『僕なんか破産したら、首つらないといけないかもしれない。公務員は副業はやっちゃダメみたいですけど、公務員の人にはどんどん遊んで欲しいですね。』
『それで街が盛り上がったらよくないですか?』
西野さん、講演会が終わると「ぴゅ~っ!!」と、沖縄に旅立たれました↓
(実はちょっとサイン欲しかった)
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講演会の後は【大交流会】です。
一人一品、全国各地の名産品が持ち寄られました。かなりの量ですので、一つ一つ並べるのも大変です。
エヴァンゲリオンポスターも準備し、
圧倒的な存在感です。
対西野さんPOPも作ってたのですが、沖縄に旅立ってしまい、不発に終わりました(何人かにはツッコんでいただきました)
さあ、公務員同士のコミュニティパーリーがスタートです✨最初からカオス感が出てますね。
僕が思うに、公務員の仕事は、ルーチンワークも多く、日々の仕事に追われる中で、自分の仕事が何のためなのか、何のために公務員になったのか、ぼやけてしまう人も少なくない。
ちょっと立ち止まって、一息ついたり、客観的に自分を見つめなおす機会や場所が意外と少ない。
自分は今、どこに立っていて、
何を求めてる?
自分の世界を自分で狭めていないか?
実は世界は無限に広がっているのに。
自分の足を一歩、いや、10cmでも歩みを進めると、そこはもう別世界だったりする。
よんなな会は、同じ志を持った仲間と触れ合うことで自分の価値観を再確認したり、他の人の想いに触れ、自分の可能性を拡張する場所。
そう感じました。
(渋谷はすっかり夜でした。)
また、次回、みんなで集まりましょう!!
P.S ちゃっかり片付けに参加して、竹あかりの仕組みを観察したのでした。
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