ちょっとアレでね。
ちょっとアレな感じでね。
ちょっとアレな感じの人でね。
といった風に使う便利な言葉「アレ」。

伊集院光とらじおと、月曜日の人気コーナー、
自分で「人気コーナー」って書いちゃうのもアレだけど
伊集院光とらじおとアレとの
アレコード。

アレなレコードを、アレコードコレクターに紹介してもらう企画。

その昔、別のラジオ番組で
「おば歌謡」というジャンル名をつけて
同じような楽曲を集めていたが、

コンピレーションアルバムを発売するにあたって
楽曲の権利者のごく一部から「バカとは何だ!?」
って話になっちゃって、承諾にえらく時間がかかっちゃった
という反省を踏まえての「アレコード」。

アレコードのコレクターは有名無名を問わず
この業界内にたくさんいて、

みうらじゅんさんに、クリス松村さん、なぎら健壱さん、
鈴木慶一さん、コモエスタ八重樫さんさえきけんぞうさん、

知る人ぞ知るこの世界の実力者として
湯浅学さん、岸野雄一さん、、、

お呼びする方お呼びする方
腕によりをかけて、秘蔵のコレクションを持ってきてくださる。

今日、岸野雄一さんが教えてくれた
池田ムツ子さんの新宿家出少年

中林章さんの根無し草
のインパクトと来たらもう。

コレクターの皆さんと話していて面白いのは
アレコード(こういう癖のある楽曲)には、
聴き時というか旬みたいなものがあって
ある日突然発酵して食べごろになるような
作品がある(気がする)という。

例えば、国武万里さんの1993年発売のヒット曲
「ポケベルが鳴らなくて」とかは
名曲のはずだけど「ポケベル」っていうもの自体が
「アレ」な感じになってしまった後だと
少しづつ美味しくなってくるって感じ。

だって「モールス信号でアイラブユー」って歌があったら
まじめに歌っていればいるほど面白いでしょ?
ないけど。

難しいのは、コレクター間ではすでに
「『夢のハワイで盆踊り』は知ってて当然だよね」
「リスナーの皆さんも『ディスコ芸者』は知っているだろうし、、、」
ってなってる曲でも、
リスナーからすればはじめましてで、大爆笑なこと。

その辺のレベル調整は、
スタッフみんなで話し合って決めています。

リスナーの中でもアレに詳しい方からの反応で
「今回の『宇宙旅行の渡り鳥』はベタだったなあ」
なんてのもありますけど(紹介したなぎらさんも「これは入門編ね」と言ってた)、
世間一般からしたら「ベタ」じゃないと思う。
「アレ」だと思う。