ブラック企業の作り方について、自分なりに持論がある。

ただ長時間働かせるだけというのではなく、そうならざるを得ない背景の作られ方のひとつとして読んでほしい。

採用は大きな投資だけど、離職率に固執する会社で働く人は不幸だと思う。我慢と妥協の塊だから。

面接で自発的な改善の方針に対して、自分はやる人間だと自己評価が高くても、現場での結果が伴わないことがある。

フィードバックしても聴けないということも。聴けないことにメスを入れるフィードバックをした時に、聴けるようになる人と、抵抗が露わになる人がいて、後者の人の心が開くまで待つ猶予はとらないと明確に伝えます。

以前は半年以上、フィードバックがきけるようになる事を意図して関わり続けていた。しかし半年間、問題を放し飼いにすることは上司を任されたスタッフの疲弊要員になる。この人のために働くのは嫌だというマインドにもなる。

放置すると仕事が出来る人から辞めてしまうと思う。俺がその立場なら、命の使い甲斐がないフィードバックを命じられたら社長に直訴だわ。

こうして改善にアラインする人間がやめていき、改善要求を聴けずに固執する人間が残る。そうやって固執する人間を昇格せざるを得なくなるとブラック企業のできあがりだ。

固執する人間は必ず、後からはいってきた理念にアラインして意思のある人間にとって邪魔になる。

発揮できず、反発を恐れてしまうと枠に収まってしまう。

誰にとっても働き甲斐のない職場になってしまうのが最大の損失だ。

そんな重大問題をペットのように飼わないために、職場づくりに相応しくない人に退職を推奨することは採用の最高責任者として経営者に必要な仕事だと思う。

退職理由はただうちのようなベンチャー組織に合わないだけ。小さなベンチャーは冒険家の船なので、資源も保有しておらず改善を繰り返しおわりがない。

改善に動けない人とは本来、乗る船が違うだけで能力否定する必要もない。退職推奨のときは混乱や混沌する感情が怒りとなって吐き出されることもあります。

それでも1年経てば、あの時別れてたがいに良かったと言える決断であることだよね。

居続けることで、皆が苦しいけと表面に出さない職場になってしまうよりずっといい。それが当たり前になったら柱から腐る。

ある人が言ってました。
会社は学校じゃねぇんだよ、と。
どんな背景があってこの名言が生まれたかどうか僕は知りません。
それでも何か組織の在り方と、採用の在り方、ひいてはテクニック化が進み、化かし合いとなった就活文化からこの問題は生まれてるのかなと感じました。

どうあっても、経営者は会社づくりの方針と採用の意図は明確にし続けて、痛みは伴うけど問題には切り込む必要があるよね。

ただのマジメな話でした。
うんち💩