フードクリエイティブファクトリーの五十嵐豪です。
レシピ動画やレシピ記事など食のコンテンツ企画制作会社を経営しています。
これから話すこともFCFではこう考えるということ。アイキャッチの吹き出しはそういう意味で一般論化しているように解釈されることを防ぐためです。
先日年間受注額が過去最高に大きい仕事のオファーを断る決断をしたんだけど、自分の中にある反応が後ろ髪を引っ張ってたんだよね。
ある仕事を断る背景には意図である「命が輝く職場を創る」FCFとして「広告業界で命(時間、暮らし、自己愛を含む)の価値を明らかにし業界全体の同意を創る」キャンペーンから、受注額は高いが過剰な生産管理をしないと利益を出すのが厳しいというものでした。
FCFでは穏やかで創造的な楽しさのある職場環境でありながらも、生産性を高める会社方針があってどちらも両立させて向上させてます。チャレンジには積極的な会社だし、今回もチャレンジの機会とすることはできた。
でも今は自社サービスのOISHInemaというコンテンツプラットフォーム型メディアECを立ち上げていて、自社の成長のために自社のコンテンツを制作するという新しい在り方があります。受託制作はクライアントの成長のためにクライアントのコンテンツを制作することで自社の成長につなげるという在り方のみでしたが、OISHInemaによってよりダイレクトに自己愛、バイタリティ、お金を循環させて成長させることができるようになると考えています。
今回のオファを受けることは過剰な生産管理が必要でありながら1500時間以上は工数が必要と想定しました。FCFの全体7名の人的リソースでは数ヶ月分になるので自社の前進を意図して断りました。クライアントの成長に自社の成長に必要な利益を潰してまで受注する必要はないという判断です。クライアントを成長させるなら相応に利益をいただいて然るべきだという「命=人的リソースの価値」を明らかにすることに立ちました。
今でも我ながら意図にかなった素晴らしい決断だったなぁ。と思いますが、お金のもつエネルギーって強力だね。会心の決断だったのに決断を後悔するのに近い反応がある!笑
「決断を後悔するのに近い反応」ってやつはFCFでは「マインド」って総称しているものの一つなんだけど、マインドがあるのはOKとしています。あってOKだからブログに書いてるんだけどね。
直近ではそんなこんなで価値、お金とマインドがくっついていることをキャッチした訳ですが、会社の生産性をより高める=売上を成長させるということもまた会社の大切な在り方です。この辺りの方針について今日はブログにしようかなと思いました。
前提としてFCFでは会社の存在意義を以下に定義しています。
<会社の存在意義>
会社は提供サービスが市場で評価され、お客様に選ばれることで存在意義があります。理念やビジョンが素晴らしくても顧客がいなければ会社は存在できません。顧客に選ばれ、貢献し、対価をもらって成長し、「ビジョンに掲げる世界」へと常に変化させていくものと考えます。
==ここまで
また生産性について会社のスタンスはいかに定義しています。
<生産性を高める>
生産性は会社、部門、プロジェクト、スタッフ個人、全ての成長を評価可能な指標です。生産性=バリュー(付加価値:売上や利益)/リソース(投入資源:人員コスト・時間・外注費など)で計算できます。短い時間で同じ結果を出せるようになると生産性が上がり、同じ時間でより大きな結果を出せることで上がります。会社が成長するには、会社の生産性を上げることです。仕事のできる人は「生産性が高い人」です。成長とは「生産性が上がること」です。会社の生産性は社員の仕事の生産性を上げることでしか上がりません。料理家や編集やライターやデザインなどクリエイティブ製造業もバックオフィス部門も生産性を継続的に高めることを求めます。
働く人が疲弊するのは付加価値の低い「自分がやる意味があるか」と疑問に思うような作業を延々と続けさせられる時、ギスギスする職場はそんな仕事に時間を追われている職場です。子育てや介護をしながら働くような多様な事情で働ける職場を実現するには、遥かに生産性を高めることが必要です。
<給料が支払われる仕組みと生産性の関係>
会社がお客様にサービスを提供し、お客様から対価をいただき、結果に貢献した従業員に給与が支払われます。お客様にサービスを提供する機会を作ること、会社のサービスがお客様に評価されること、従業員の仕事に適切な評価をすること、これがスタッフの給料になります。勤続年数でなく時間、納期を早めることで生産性を高め、求められる結果以上を出す生産性の高い社員は高い評価を受けることが健全な会社経営と考えます。
==ここまで
上記の背景からFCFは
・売上(=市場の生産性評価)を高めることを通して生産性を高めた従業員にはふさわしい仕事の評価をすることで報酬を増やすこと。自身の高めた生産性によって自身の労働価値を高めることに繋がり、お金は暮らしを営む上では未来を作ったり、今を充実させたり、過去を大切にしたりさまざな自身と自身の大切なものを大切にすることに有用な機能があると考えてます。「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」の理念からスタッフ自身に愛と価値とバイタリティの循環を大きくすることで自身の暮らしを穏やかで創造的なものにすることにつなげるという在り方で職場を創っています。
会社のどこをどう切っても理念、意図、在り方、ビジョン、方針、背景を共有できるようにこんな風に意図を言葉にして共有しています。これがトップの重要な役割と考えてます。
とはいえFCFって組織としてのルールやロジックやシステムがまだまだ欠損しています。
ロジックとは物事を均一に判断するための意思決定ルールのことで、創造的な楽しさがある職場には裁量が不可欠と考えますが、この裁量を任せるために必要なルールです。
あえて極端で抽象的な例をあげますが今の時点で仮にめちゃくちゃ優秀なエンジニアや営業マンやスーパーシェフが入社しても、ルールとロジックやシステムが整備されていないと活躍できない訳です。笑
会社で6か月受注がなくても、仮に今のスタッフ数を維持した上で潰れないだけのキャッシュは持っていて生産性を高めるだけの投資も想定しているけど、今のルール、ロジック、システムが整いきっていない段階で採用活動をしたり、あらゆる投資をしてもお金も時間もエネルギーも流出してしまうだろうなと思ってます。
ルール、ロジック、システムを決めるのはそう時間がかからないのですが、ルール、ロジック、システムがどこをきっても意図、背景、理念、在り方、方針、ビジョンに繋がるように説明することはルールを決めること以上に重要で時間がかかることが想定されます。今はここをしっかりやるべきタイミングだと思っています。
10月に8人目のスタッフが入社するのでそれまで6週間、しっかりと最重要な探究に時間を使いたいと思います。お金を使う前にお金を使う準備をすること、それは空間を意図で満たすことだと考えます。新しいメンバーを受け入れる器作りをしっかりね!
最後は同じ告知になります。無論気になる人は何度でも見ていいです!
僕の個人的な活動の告知になりますが上記のコミットから「愛の講座」のヘルパースタッフをしています。愛というコミュニケーションやエネルギーの探究からパラダイムシフトを起こすコーチングと瞑想とボディワークの複合合宿です。前回5月に湯河原で参加しましたが超パワフルな場なので、徹底して今何かの分野で結果を出していきたい、違いを作っていきたい人にオススメです。
パラダイムシフトとはこれまで無意識に基づいてきた「価値観の枠組みのようなもの」を越えていくことを意図した、価値観の枠組みを扱う分野です。僕自身パワーの申し子みたいなガチムチの経営者だったところが、パワーを使わず会社が穏やかで創造的な場にシフトしていったのも大いにこのセンスのおかげで今は最高だし、これからももっとセンスを磨いて意図した結果を得ていきたいとしています。
よろしければぜひ検討してみてくださいね〜!今日もチラシを添付するので、興味がある人はご自身で連絡してみてください。