まず、春のワンマンツアーのチケットについて。ずっと保管してくれていた人には本当に申し訳ないのですが、一度すべて払い戻しという方法を取らせてください。延期公演をずっと待ってくれていた人の気持ちを思うととても心苦しいのですが、バンドセットでライブが出来るようになった暁にはもっと広いところでライブを開催出来るように頑張るので、その時もう一度購入してもらえたらとても嬉しいです。ごめんなさい。



『見るラジオ』初回放送が終わった。楽しんでもらえたでしょうか?演奏シーン以外のアーカイブは、また明日アップロードされる予定なので、見逃した人や何度も見たい人はまた明日チェックしてみてね。

そして、この『見るラジオ』の公開収録と銘打ったトーク&アコースティックライブを10月から開催します。その名も、『"ライブハウスで"見るラジオ』

3月段階では、バンドセットで秋ワンマンツアーを予定していた。だが6月現在、秋に従来通りの三密のライブが出来る可能性は限りなく低い。 「距離を取って入場制限をしてライブを?」と考えたけど、シンガロングも出来ず、誰かと触れ合うことに怯えざるを得ない状態でワンマンライブを開催することが、個人的にどうしても正解と思えなかった。

ライブ配信という案も浮かんだけれど、そもそもライブと配信は別であること、配信の為のプラットフォームや方法論がまだ広く浸透していないからマネタイズが難しいこと、『ライブハウスで会おうぜ』のMV撮影で事務所にもレーベルにも資金を出してもらっているのできちんとお金を還元したいこと、様々な理由からライブ配信も得策ではないと考えた。

「なら秋は再延期で、今は配信番組に力を入れるしかないのか…」と諦めかけた矢先、事務所から別の方法を考えてみようと打診された。「バンドという形じゃなくても全国に行くことはできないか?」「僅かでもライブハウスに還元できないか?」幾度もミーティングを重ね、『見るラジオ』の収録をライブハウスで行うことを決定した。

距離を取るためにバカでかい会場で着席形式にする。大阪はなんばHatch、東京はZepp Diver Cityを抑えている。そこで敢えてトーク&アコースティックライブをする。1日に2公演行う場所もある。そもそもトークライブなんてしたことがないし、上手くいくかどうかわからない。まだラジオ1回しか放送してないのに、公開収録が10箇所以上決定している。不安がないといえば嘘になるし、正直マトモじゃないと思っている。いやマジで無茶がある。

けど、新しいことに挑戦できる。そしてみんなの顔を直接、見に行くことができる。それについては超ワクワクしている。中途半端な覚悟じゃなく、遊びに来てもらえたら最高のエンターテインメントを提供する気概だ。楽しませることに関してはプロなんですよ、俺らメジャーアーティストだから。

公開収録ツアー『"ライブハウスで"見るラジオ』のチケット発売日は追ってアナウンスされます。HPやSNSをチェックしてもらえたらと思います。よろしく。

YouTubeで配信番組『見るラジオ』を始めます。ハンブレッダーズの3人が自由気ままに喋り、メールで頂いたリクエストはアコースティック編成で演奏するラジオ番組です。

事の発端は3月。『ライブハウスで会おうぜ』のMVを公開した直後に、ラジオ番組を始めたいと思った。僕は普段からよくラジオを聴く。特にこの自粛期間中は誰かと話す機会が著しく減ったので、ラジオで会話を聞いて心がふっと軽くなった事が何度もあった。たぶん、ひとりぼっちに向けられた娯楽という意味では、ラジオと音楽は似ているのだと思う。1年前にNACK5でレギュラー番組が終了してから「いつか自分たちのラジオ番組を始めたい」と思っていたし、自分たちが理想とする三密ライブが出来ない状況で、なるべく普段のバンド形式のライブとは真逆のことをしたかった。

「番組はYouTubeでしよう」「せっかくなら映像も付けよう」「せっかくミュージシャンだし、リクエスト曲は演奏しよう」「ジングルも自分たちで作れるよな」皆でアイデアを持ち寄って徐々に『見るラジオ』企画は形になっていったが、緊急事態宣言が発令され、泣く泣く延期になってしまった。

自粛期間は、作曲とインプットの期間にしていた。というか、せざるを得なかった。没頭した結果、気づけばセカンドアルバムの録音に着手できる程の曲数が出揃っていた。暇を見つけて体を動かしていたらいつの間にか6キロ痩せて、毎日防音室で歌を歌っていたら自粛前より歌が上手くなった。そんなこんなしているうちに6月になり、必要機材も手元に揃った。やっと始められる。ワクワクしてる。

先週の19日に県を跨ぐ移動が解禁され、東京在住のマネージャー加藤さんがすぐさま大阪に来てくれて、スタジオでリハーサルを行った。デジタル機器が超苦手なハズの加藤さんが配信機材を使いこなしてる様子を見て感動した。きっと自粛中に勉強してくれていたんだと思う。

「ライブできないから場つなぎで」って気持ちは全くなくて、不定期でもこれから出来るだけ長いこと番組を続けていくつもりでいる。面白かったら友達に拡散してほしいし、面白くなかったら音楽だけ聴いてくれればいいし、「ハンブレッダーズの音楽聴いたことないけど、ラジオ面白いよね」って人すら出てきちゃえばいいと思ってる。無論、本職はミュージシャンだけど、夢はなるべくデカく持とうって梨泰院クラスを見て思ったので。応援してもらえたら嬉しいです。

TVからもSNSからも絶望が垂れ流されていた期間だったけど、新しいことを考えると少しだけ前向きになれる。エレキギターを弾いて、フルセットのドラムを組み立てて、ライブハウスで爆音でバンドミュージックをかき鳴らせる日は、案外早いかもしれないし、ひょっとしたら来年以降になるかもしれない。わかんないけど、セットリストの一曲目は決めてある。

その日の為に、今は目の前のやれることをやります。楽しみながら。今週26日19時30分、画面越しに会いましょう。

2月末に初めてコロナウイルスの影響で自分たちのライブが一旦中止になった瞬間から約1ヶ月間、ずっと辛かったし、今も辛い。それは「ライブがしたいのに出来ないから」という理由だけではない。

ライブが出来ないと聞いて最初に頭に浮かんだのは、いつも支えてくれるお客さんの事。そして同時に、ライブハウスやその周囲で働いている人達の顔だった。僕らは10年間、沢山の夜をライブハウスと共に過ごしてきた。イベントを中止すれば当然その日の売り上げがゼロになる事も、仕事がなくなる人が大勢現れる事も知っている。それが1日でも十分大変なのに、最初は2週間の自粛要請のアナウンス、加えて10日間、変わらず今も、多くの場所で自粛が続いている状態だ。

さらに悪いことに、ウイルスよりも先に人々に伝染したのは恐怖だった。3月上旬から、テレビを点けてもインターネットを開いても、「どうしてそこまでひどいことが言えるの?」と言いたくなるような言葉が、ライブハウスに対して浴びせられていた。危うく疑心暗鬼になってしまいそうだった。

ミュージシャンである自分達に、何か出来る事は無いだろうか?と考えた。毎日考えたけれど、自分には曲を作ることくらいしか出来ない。ならばせめて、ライブハウスの曲を作ろう。世間への反抗ではなく、怒りの矛先を他の誰かにぶつけるのではなく、あくまで「僕達はライブハウスが好きだ」という個人的なラブソングを。

ワンコーラスのデモを作り、事務所とレーベルの皆に聴いてもらった。通常、MVを作る場合はその曲の販売形態、販売時期などを決めないといけないので6ヶ月程度かかる所を、「できれば1ヶ月以内にMV公開したいです」と無茶苦茶な要求を提示する。「わかった、スタジオを押さえる」と即答してくれたトイズファクトリー、「どうせ作るなら良い作品にしよう」と言ってくれた次ロッ研、「こういう時こそ娯楽を、と思うので、頼んでくれてありがとうございます」と言ってくれたハクシのトウイチロウには、感謝してもし足りない。音楽に関わる人達を応援したいという気持ちは、みんな一緒だったのだと思う。

ビデオはライブハウスで撮影したかった。イベンター会社GREENSを介し、最終的に10箇所のライブハウスに撮影許可を貰った。昔から馴染みのライブハウスもあったし、遊びに行ったことしかない2000人キャパのライブハウスもあった。撮影の合間には現地のスタッフさんに近況を聞いた。「学生の子たちの卒業イベントライブが無くなってしまったのが本当に悲しい。」「ライブが延期になったから色んな人と飲みに行ったりしたけど、やっぱりライブが見られないと全く元気出ないわ。」「ビデオ撮影といえど、デカい音を出してくれるだけで嬉しいよ。」その一言一言を聞くたびに言葉に詰まったが、みんな口を揃えて「ここさえ乗り越えれば未来は明るい」と言っていて、心底カッコいいなと思った。全箇所で、次はライブしに来ることを約束した。


おととい発表しましたが、メジャーデビュー後初のワンマンツアーとなるはずだった、"この先の人生に必要がないツアー"の開催を、全公演中止し、秋に同じ都市を回るツアーをすることにしました。無論、メンバーもスタッフもライブをしたくてたまらないし、今すぐみんなに会いたい気持ちです。3月はずっと練習を欠かさず、事態が収束したらいつからでもスタート出来る万全の準備をしていました。それでもやはり、今はツアーを開催することが正解に思えませんでした。来てくれるみんなが100%ライブを楽しむことだけに集中出来る時期にやりたいと思っています。

この状況がいつまで続くのかわからないけれど、誰に何を言われたって胸を張って言える。ライブハウスは最高の遊び場だ。僕はこの場所を守りたい。いつか僕らは密閉された空間で大声で歌い、孤独なまま見えない手を繋いで、世の中の理に縛られる事なく踊る。それは"濃厚接触"や"不要不急"なんていうクソダサい4文字でライブハウスを語る人には、一生かかっても理解できない奇跡の瞬間だ。僕らだけの秘密にしよう。

今日公開したミュージックビデオは、いつかまた必ず来るその日までの約束。この3月に感じたことを、映像にして残しておくことにした。孤独な君たちよ、いつになるかわからないけれど、必ずまたライブハウスで会おうぜ。


そしてすべての音楽、ならびにエンターテインメントに携わっている方々へ。皆さんが今直面している痛みは、とうてい僕には計り知れない、とてつもなく辛いものだと思います。だけど、どうか生き抜いて欲しい。僕達も、自分達にいま出来る事、自分達だからこそ出来る事を全力で探して頑張ります。決してひとつになる必要は無く、各々が信じた方法で生き抜きましょう。

僕らの生活に必要不可欠な娯楽と芸術が、これからもずっと鳴り止みませんように。

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