先日、私が初回から指揮者として参加させていただいています「Orchestra Est」の第3.5回演奏会が終わりました。
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なぜ、3.5回という不思議な数字が付いているかというと…

当初このオーケストラは年に1回活動しており、じゃあ活動の幅を広げるために年に2回の活動にしよう、という話になった際、同じ規模の演奏会を年に2回は少しきついから1回分未満の労力で出来る演奏会を開催しようということで、3.5回というナンバリングになりました。

そんな柔軟で面白い発想をもって活動をしているこのオーケストラの母体は、東京大学音楽部管弦楽団でOrchestra EstはそのOBオーケストラということになります。

僕は元々ご一緒する方の出身大学には興味があるものの、個々の人柄と学歴を同一視し過ぎるのは逆に失礼と思っているので、一定のリスペクトをしつつも、どなたともいわゆる普通にお付き合いをさせていただいています。

ところで、俗に言う東京大学のイメージは、メディアなどで「とにかく勉強をたくさんしてきた人」という風に映ると思うのですが、実際僕が接していてもたしかにそう思います。

しかし、勘違いして欲しくないのは、とにかく勉強をたくさんしてきた人でも「勉強から何かを学んだ人」と「勉強しかしてこなかった人」とに分けられるということです。

そして、僕が声を大にして言いたいのはOrchestra Estのメンバーは、考え方がとても柔軟で、個性的な人間的魅力溢れるメンバーで、つまり僕には「勉強から多くのことを学んだ魅力的な人たち」ということ!

だから、リハーサルはもちろん飲み会も、一緒にいてとにかく面白い!
色々なアイデアが常に溢れ出てきて、ユーモアのセンスも良い!
つまり面白くて楽しい人たちなんですね。

で、今回の演奏会では、簡単な演目にすると言いながら、超絶難しい内容になってしまったけど、彼らも頑張って素敵な演奏になりました!ということをもちろんお伝えしたいのですが…

僕は、特に演奏会に足を運ばれなくても彼らの素晴らしさを十分に知ることが出来る「当日プログラム」について紹介したいと思います。

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まずは表紙ですが、1枚めくると…


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「演奏会のマナー講座」がイラストで載っているのです。
これはイラストも文章もメンバーが作りました。
文字だけで説明してしまうと厳しすぎる注意書きになってしまう内容も、素敵なイラストと組み合わせれば、実にわかりやすく受け入れやすい内容になります。
しかも、注意するポイントがとても核心ついているし。
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また曲目解説もわかりやすいのですが、写真なども加えて作品のイメージが湧きやすいようになっています。
「改装工事中でなければ表紙になったはずなのに…」なんて情報もセンス良く織り交ぜてますよね。
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そして、誰がどこに座っているかの座席表です。
これはオーケストラに馴染みのない人でもすぐに知り合いの出演者の位置がわかるだけでなく、良いパフォーマンスをした奏者の名前を認識してもらうという点でも良い方法です。
しかも、最近多くのオーケストラでこの方法が取り入れられてきましたが、この楽団の特徴は座席表のデザインがとにかく綺麗です。
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そして、これまでの演奏記録と次回演奏会のお知らせですが、注目したいのは、当日プログラムとYouTubeを連携させて、楽団の知名度を上手に上げようとするアイデアです。

というように、プログラムを見るだけでもこれだけの内容を見ることが出来るんですから、奏でる音楽ももちろん素晴らしいのは言うまでもありません!

もし、お時間あれば皆さんも次回の公演に足を運びませんか?

ゴリゴリのクラシック音楽を楽しみたい方に最適な演目です。

最後に、今回のコンサートでソリストを務めた東京大学から東京藝術大学に移りチェロを学んでいる高木くんの演奏がとても素晴らしく、将来を嘱望される若者の1人であることをお伝えさせていただきます。

ということで、今日は下北沢からでした!