月別アーカイブ / 2021年06月

話は少し逸れますが、幼い頃の夢は映画監督になる事でした。

映像=風景に音楽をつける事がクセだったので、そう勘違いしていたのかも知れません。

ある時、劇団でお芝居をやっているバイト先の先輩から、演劇公演での音楽を全部創ってくれないかと頼まれた事がありました。

これがめちゃくちゃ楽しくて。

独りよがりではなく、物語と演者が音楽によってどう輝けるのか、魅力を引き出せるのか。後のプロデュースワークに繋がる考え方がここで生まれました。

これは今現在、未だ達成されていない最後の目標の原点にもなった経験でした。

この後、歯車は回り始めます。

もう少しつづく

その後大学も辞め、フリーターとしてバイトを転々とする日々がしばらく続きます。

超大手事務所からの誘いを二度も断って、それが正解だったのか否かと悶々とした日々でしたが、とにかくイメージに合うボーカリストと出会わなければ自分の主張が出来ないと考えたので、

出会いを探しつつ、より精度の高い作品を目指して音楽制作の研究に没頭していました。

この間、事務所の制作の方から月に一回ほど飲みのお誘いを頂いていて、近況をよく話していました。

後々聞いた話ですが、T社長からの指令で「あいつの様子を見張っておけ」との事だったらしいです。

無礼な行動を取ったにも関わらず、気にかけてくれていたのはとても光栄だったし、嬉しかったのを覚えています。

つづく

当時のトップアーティストを擁する大手事務所のT社長は、まさか僕が断るとは思っていなかったらしく、

とりあえず一度デモ音源を持って事務所に来てくれと言われたので、後日伺いました。

社長はとても音楽に真摯な方だったので、名も無い若造のイメージする音楽観、デモ音源も真剣に聴いてくれました。

"メロは良いけどアレンジがマニアック過ぎるからもっとヒット曲を聴いてみて"との感想を頂きます。とても的確なアドバイスだったと今は思います。

とりあえず契約して所属しながら育てるからと言ってくれましたが、これもお断りします。

言葉では上手く表せませんが、そういう形で所属しても後悔するような気がして。

ただの頑固者です。

つづく

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