古今東西の世界文学の森を読み歩く文学サークル、平野啓一郎の「文学の森」公式オープンしました!

6月までのプレオープン期間は『本心』を扱っていましたが、7月からは、三島由紀夫『春の雪』を3カ月かけて読み解きます。


すでに三島の魅力にお気づきの方も、5月の「100分de名著」を観て『金閣寺』を読んでみたくなった方も、平野啓一郎のガイドを聞いてさらに「三島文学」を読むことができたら、さらに文学歩きが楽しくなるかもしれません。


小説家・平野啓一郎の案内で、三島の代表作を読む楽しさを体験してみませんか?


「文学の森」詳細はこちらから


3月に開催したプレオープン記念対談:平野啓一郎×木村綾子「平野啓一郎自身の文学の歩みを紐解く」も、公式サイト「読み物」にアップされています。こちらからお楽しみください。




2016年4月刊行の『マチネの終わりに』、2018年9月刊行の『ある男』に続き、愛と分人主義の物語であり、その最先端となる最新長篇『本心』 (文藝春秋社)。
早くも店頭に並べてくださっている書店さんもありますが、本日5月26日刊行です。

紙・電子書籍・オーディオブック、いずれも発売していますので、どうぞお好きな形で、平野啓一郎の2年8カ月ぶりの最新長篇『本心』をお楽しみください!

【 あらすじ 】
舞台は、「自由死」が合法化された近未来の日本。最新技術を使い、生前そっくりの母を再生させた息子は、「自由死」を望んだ母の、<本心>を探ろうとする。
母の友人だった女性、かつて交際関係のあった老作家…。それらの人たちから語られる、まったく知らなかった母のもう一つの顔。さらには、母が自分に隠していた衝撃の事実を知る── 。

【 著者メッセージ 】
2040年代を生きる、母を亡くした一人の青年の物語です。彼はAIによって再現された〈母〉によって、その悲しみと孤独の慰めを得ようとします。母の情報を学習したそのVF(ヴァーチャル・フィギュア)が、「自由死」を願い続けた母の「本心」を語ることを、恐れつつ期待しながら。――やがて、母の死後、初めて知ったその人間関係が、青年の心に大きな変化をもたらしてゆきます。……

未来について考えることは、気候変動や人口減少など、現代の喫緊の課題になっています。AIやロボットが普及してゆくと、一体何の職業が残るのか?

しかし、最も重要なことは、その時代の人間の「心」です。私たちは一体、何を感じ、考えながら生きてゆくのか? そして、「本心」について考えることは、社会全体について考えることに直結します。なぜなら、私たちがある社会システムを「是」とするのは、究極的には、それを「本心」から受け容れ、肯定している場合だからです。ところで、「本心」とは何なのでしょうか?

テーマは、「最愛の人の他者性」です。
『マチネの終わりに』、『ある男』に引き続き、愛と分人主義の物語であり、その最先端です。

平野啓一郎




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