マルタ・アルゲリッチと広島交響楽団との共演「平和の夕べ」コンサートで、原民喜の「鎮魂歌」とチャールズ・レズニーコフの「ホロコースト」の一部を、アニー・デュトワさんと朗読してきました。
 

朗読は、アニーさんに助けられつつ、なんとか無事に終えられたのですが、ベートーベンのピアノ協奏曲第1番がとにかく素晴らしく、忘れられない一夜となりました。 

ホテルから見下ろした広島城。

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ポスター。

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楽屋。

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レズニーコフは僕が翻訳しました。

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アニーさんと楽屋で。

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パンフレット。

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打ち上げ。長年、聞いてみたかったことをあれこれ質問。。。

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6日の朝は、平和記念式典に。この地で原民喜の詩を自分の声で朗読したことで、犠牲者の存在をより敏感に意識しました。

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毎日新聞の記者の方が書いてくださいました。

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若手世代の純文学の旗手、平野啓一郎が今年3月から、
毎日新聞の朝刊で小説「マチネの終わりに」を連載している。
23歳で芥川賞を受賞し、〝三島由紀夫の再来〟と騒がれた
鮮烈デビューから16年、平野さんが挑む新たなテーマは「40代をどう生きるか」だ。
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2006年の晩秋、東京のコンサートホール。
 
主人公は天才的なクラシック・ギタリストの蒔野(まきの)、38歳。楽屋で40歳の洋子に出会った。
英語もフランス語も自由に操る洋子は海外通信社の記者。イラク行きを前にして美しいものに触れに来たのだ。
 
洋子には婚約者がいる。二人は互いに強い魅力を感じ合う。
 蒔野の音楽は、実は深刻な停滞期に入りつつあった。

洋子はイラク取材に赴き、滞在中のホテルで自爆テロが発生。ぎりぎりのタイミングで難を逃れた洋子は心に傷を負い、自宅のあるパリへ戻った。
 
2007年初夏、蒔野はパリを訪れて洋子と再会し、「結婚を止めに来た」と唐突に愛を告白する。洋子はいったんは即答を避けたものの....

もう若くはない。でも老いにはまだ遠い。そんな40代の入り口付近にいる二人の物語。

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誰もがうらやむ才能を持ちながら芸術の道に迷う蒔野。
 教養豊かで勇気もありながら、何か大切なことを決められずにいる洋子。

二人の愛はどこへ行くのだろうか。

 
挿画はデザイン会社「カイブツ」所属の新鋭、石井正信さんが担当。細密な水性ペンが刻む甘美さと残酷さが胸を突き、小説世界を立体的に盛り上げてくれる絵を連日見られる。
 
読者の忙しい日常を忘れさせてくれると同時に、
そっと背中を押してくれる「マチネの終わりに」note、cakesにて連載中
https://note.mu/hiranok/n/nfda5cd3368a1(note)

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