小さな頃はよく遊んでくれたね。

まだ、その頃は「お父さん」って俺は呼んでいたよな。

小学1年頃だったかな、親父がいなくなったの。ある日突然居なくなりやがって、幼い頃の俺は寂しかったんだよな。

東京に出稼ぎに行ってるってわかり、親父に会える日を楽しみにした。

久しぶりに会えた時はGAMEBOYのカセットを買ってきてくれたよな。

すげー嬉しかったわ。

それから親父を追うように、岩手から神奈川へ引っ越したんだよな。

転校するのが嫌だったよ。

また神奈川へ引っ越しても、また転校。

俺は親父を嫌いになってたよ。

酒にギャンブル、仕事やめて、引っ越す。

どうして親父の都合でさ、こんなに別れを繰り返さなきゃなんねえんだよ?

そう思ってたんだ。

小学6年の俺は親父に刃向かいボコられたっけ。白目も紫色になるくれえ。

ひでえよな(笑)くそ親父。

思春期になり顔会わせればいつも、ケンカしてたよな?
なんで俺んちはこんな貧乏なんだよ?
なんで、金がねえってのに飲み歩いてんだよ?給食費、学費でギャンブルしやがって!

とかさ。ケンカはいつも。

俺が20才こえた頃に親父に包丁を首もとに突き立てられたっけな。

殺すぞ。って。
覚えてるか?

俺も頭が真っ白になって親父の事、ぶん殴ってしまったけな。

そん時にさ幼い頃、親父に遊んでもらった思い出。優しかった親父。大好きだったお父さん。を思いだし辛くなったんだよ。

親を殴ったらいけねえ。

強くそう思った。

ごめんな。親父。

そんで、親父は家を出てったんだよな。

正直に当時の俺は親父と離れてたほうがお互いにうまくいくって思ったんだ。

俺の結婚式にも呼んでさ、俺の息子ちびひげちゃんも、抱っこしてさ、妹の結婚式でバージンロードを歩いてさ。

最高の笑顔になれただろ?

親父。


幸せだったろ?

俺は親父は幸せだったって、そう思ってるからよ。

親父から2年前

『ひげぇ、父さんな、がんだってよ。』

そう、言われて、電話を切った後さ俺は泣いたんだよ。

宣告以上頑張ったじゃねえか。


おかあの病気も発覚した時にさ俺と妹に言ってくれたよな!

「いいか、おまえら、母さんの前で絶対泣くんじゃねえぞ!」

自分も病気なのに俺と妹をはげまし、母を気づかってくれたな。

ありがとう。

そうゆうとこは尊敬するよ。

なあ、親父。

ほんっと、色々あった。

親父と色々あったな。

ケンカして、嫌いだったし、ひでえ目にも合わされて、でも、楽しかった。


俺は親父を見て育ち

自力で生き抜く事を学んだ。

悪く言ってしまうと、親父のおかけでローンも組めねえ、なにもできねえ、だからこそ俺は見返すため自力で這いつくばり生きてこれてる。

金へのだらしなさは真似しないよ。

だけど、親父の生き様は好きで

男らしさ、友達仲間を大切にしてく事

曲がった事が大嫌いで

筋のある親父だった。

親父のいいところは真似するよ。

親父、いいか?

俺はこれからも這いつくばり生きてくよ。

這いつくばり、這いつくばり、這い上がってやるからよ。


そう、笑顔でね。


ちびひげちゃんを抱っこしてた時の笑顔はすっかり、じいちゃんだったぞ!

その笑顔が好きだったよ。親父。


悪い思い出。

良い思い出。


全てをひっくるめて親父。


俺のたった一人の父親だよ。


だから、親父があの世に行っちまって正直つれえよ、けれど、それを含めた全てが


笑顔なんだ。


俺は笑顔だからさ、親父心配すんな。


後の事は俺が全てどうにかするわ。


あなたの息子は、笑顔の帝王だぞ!自慢したれ!


あの世でギャンブルして、勝ったら


俺らに分け前くれよ!笑


くそ親父‼‼


やっ、お父さん。



今までありがとうございます。



また手紙書くからな。


じゃなっ!

親父も笑顔でな。






笑顔‼
STA!!
HIGESTADIARY
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