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母の胃の切除手術が終わった次の日だった。

俺は妹を乗せて心配で車を走らせた。

病院に付き、HCUに向かった

部屋に入ると母は鼻に酸素を供給するやつが取り付けられていた。

母は俺に気づき小さな声で話し出した。

「ふあーいでぇ、腹いでぇ、この部屋知ってるか?ETCって部屋だ。大手術が終わったら入る部屋。ETCだ。」


(え?ETCってアンタそれ、高速のる奴じゃん。部屋事高速乗るんですか?前も家の電気、ETCにしたよー!とか言ってたな。)

俺は突っ込みを入れたかったが笑わせたら今日はいけねえと思い我慢した。なんせ、腹を思いっきり切ったんだ。


妹と顔を見合わせて我慢した。


するとナースが来て
「はい、今から歩く特訓をするから、ご家族の方、少し席を外してもらってもいいですか?」


俺と妹はHCUから出て廊下で待った。

すると、そこにYACHASTAが来た。

3人で母が歩けたかどうか心配で待った。


じばらくし、ナースから呼ばれ部屋に戻った。

母は少し歩けたみたいだった。

ふと枕元を見ると、鼻につけていたはずの酸素の管が外れていた。

「おかあ!これ、外れてるけどいいのか?まずいんじゃない?」

「うん、まずいな、つけてくれ。」

俺はそっと鼻の前まで持っていった。

ん?どうやるんだこれ?

「ちょい、これ、どーやるんだよ?」

母は言う

「確か顎のとこで、キュッ!てやるんだよ…なんか、しぼって、顎で固定する感じ」

俺と妹は顔を見合わせて

母の言う通りやってみた………







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「ちょっ…ブッ!おかあっ!ブッ!森のくまさんみたいだぞぉ!ふぁっ!くまさん!」

俺と妹、YACHASTAは笑いを堪えた

妹は笑いを堪えながら言う

「オカカカカ、おかあ、これ、これじゃあ固定できないよぉおおとっ」


母は困った顔をし言う

「もっと…ひっぱれっ…」


俺たちはプルプル震えながら



引っ張った








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「やふっ!!!!おっかあ!だめだぁ!!!腹話術!!ぶっ!腹話術の人形だぉおおおよ!」

限界だった。

もう限界だった。


妹もプルプルしながら言う

「オカカカカオカカカカオカカカカ」


もはや

オカカしか言えてない。


オカカになってしまったのだろうか。



YACHASTAは下を向いて堪えている。




その時だった


母が

「アハハハハハハハっ!!アハハハハハハハ!!」


とHCUで大爆笑してしまった。
後から聞くには自分で想像してしまったらしい。

「いででぇ!!腹いででぇ!!傷口いででぇ!ぎゃあああ!!!!アハハハハハハハ!!!」

もはや、母の顔は

酸素供給の管がずれ

痛くて

だけど

笑ってしまった

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まるで、毛を剃られた毛がにのようだ。



俺達家族は笑ってしまった。

笑ってはいけない場所で。



そして、鼻に正常に戻したのだった。
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決してふざけるつもりはなかったんだけどね…

隣にいた、手術終わったおっさんをチラッと見たらナゼかニヤニヤし俺ら家族につられていたw



めでたし。

めでたし。



母は退院してきて。

元気にしてますよー!!


家でめちゃくちゃふざけてるよ!



これからも

俺ら家族は

笑ってくぜ!


俺はずっと掲げる



笑顔!!

STA!!




HIGESTADIARY