_var_mobile_Media_DCIM_135APPLE_IMG_5069.JPG
学生時代、校長先生がよく朝礼の長ったらしいお話で言ってましたよね。「え〜みなさん、25歳すぎるとですね、お肌の曲がり角というものがやってくるんですよ」って。
運動会でだって毎年「宣誓!私たちはお肌の曲がり角なんか曲がらずに正々堂々戦うことを誓います!」なんて誓ってたのに。誓った‥はずなのに‥。

時は流れてあれから10年。すっかり曲がり角の存在を忘れていたわたしは、ある朝驚愕する羽目になりました。
「顔、めっちゃ粉吹いとるやんけ!!!」と。

東京でバリバリ美容系OLをやっていた25歳から一転、今年から高知の山奥に移り住むことになりました。
"すっぴんで人前に出るなんてとんでもない!"という人生を送ってきたはずなのに、段々化粧はしなくなり、ついには毎日ノーメイク。久しぶりにはりきってお化粧して出かけようとしたところ、まったくメイクが乗らなくなっていたんです。

そういえば数日前に歳下の男の子に言われたな‥「あれですね、やっぱり化粧すると年相応に見えますね‥」って。最近なんか老けたな〜とは思ってたけど、ここまでか‥。
どうやら美容部門にいて日常的に顔をこねくり回してたOL時代により定説の25歳はなんとか乗り切れたものの、環境が変わった26歳に年齢による衰えがどっと押し寄せてきたようです。いやまじで、どんな本当にあった怖い話よりもホラー。

●高い化粧品をチマチマ使ってる場合では、もはやない

早速その足でデパートのコスメカウンターへGO!肌の表面を拡大できるモニターで今の状態をチェックしてもらうことに。

そこで分かったのは
・水分量が圧倒的に少ない
・その水分を保持するためのキメがだるんだるん(1年前に同じようなので見たのと全然違った)
・脂質の量が多くなっている(水分不足で危機感を感じた肌が潤おうとしてこうなっている)
ということ。

もちろん「そろそろ良い歳だし、ちゃんとしたやつ使わなきゃな‥」と思ってこうやってやってきた訳ですよ。でもね?お店のキレイな店員さんときゃっきゃと盛り上がり「今からだって充分間に合いますよ!ライン買いするのは大変だけど、まずは美容液からでも‥」とオススメされた商品、なんと40mlで6000円。高っけえよ。

実はわたし、今まで自分でちゃんとスキンケア用品を選んだことがなかったんですよね。
OL時代は特権を活かしてエステ専売品のを安く仕入れて使ってたし、今はライター仕事で担当する色々なメーカーのサンプルをもらえることが多くてそれでまかなえてたし。

うーーーんと子供でも産むんじゃないかって勢いで唸って悩んだ結果、ひとまず買わずにお店を後にすることにしました。
モノを変えるよりも先に、やり方を変えてみようと思ったんです。高い化粧品を買うのはたぶん、それからでも遅くない。

●諦めた美容液、6000円。新メンバー総額、なんと1400円

まず最初に行ったのはドラッグストア。買ったのはこれです。
_var_mobile_Media_DCIM_135APPLE_IMG_5109.JPG
ド定番!ハトムギ化粧水!これだけの量で600円くらい!コスパ最強!
しっとりするやつだのさっぱりするやつだの保湿だのなんだの言いますけどね、化粧水ってどれもほぼ水ですから。
とにかくこれでもか!ってくらい化粧水を"おかわり"して、お金をかけるならその後の美容液やオイルを良いもので揃えた方がいいそうです。

という訳で次は100均に行って
_var_mobile_Media_DCIM_135APPLE_IMG_5110.JPG
こんな感じのスプレーボトルを購入。
化粧水を詰め替えて何度も吹き付けるために使います。

そして最後は無印良品に行って
03F7wj_f3W.jpg
敏感肌用・高保湿タイプの乳液を購入。200mlで700円くらい!
正直に言います。乳液買ったの、人生で初めてでした。とにかくあのベタベタ感が苦手で‥。
しかしそこはさすがの無印良品様。しっかりしたテクスチャーのわりに使用感はベタつかずもっちりな仕上がりに。ナイス!

●スキンケア改革、テコ入れ後は

1.まずは元々のレギュラーメンバーだった
_var_mobile_Media_DCIM_135APPLE_IMG_5206.JPG
無印のマイルドジェルクレンジングで化粧落とし。オイルだと刺激が強いしベタつくのでジェルタイプがオススメです◎800円くらい。

2.洗顔はAHA!もうコレ一択。
_var_mobile_Media_DCIM_135APPLE_IMG_5108.JPG
今使ってるやつを数えると、ジェイソールブラザーズもびっくりな4代目です。
元々他のメーカーのちょっと高めの酵素洗顔を使っていたのですが、たまたま薬局にいたギャルがそのまた友人のギャルにこれをオススメしていた会話を聞いて買ってみたらどストライクでした。酵素洗顔で1000円前後はコスパ良すぎ。
友人たちに勧めまくってるので大抵の女友達の家にコレがあります。ちなみに手洗いの洗濯物の汚れもよく落ちる。
肌表面のザラザラした部分を泡でくるくると撫でると、酵素の力ですべすべになるのです。ピーリング要らず!

↑と、この後に手元にある化粧水をペペッとつけて苦手な乳液の代わりにクリームかオイルを適当に塗って済ますのが前回までのお話。
そこでとにかく基礎をしっかり押さえようキャンペーンとしてやり方を改め

3.スプレーボトルに移し変えたハトムギ化粧水をお風呂上がりで速攻全身に吹き付ける→歯を磨く→もう一度吹き付け、手でパッティング→着替えてもう一度吹き付けて3度おかわり

4.無印の乳液できちんと蓋をして仕上げる

↑という方法に変えてみました。

●スキンケアも大富豪も、カードじゃなく戦法で勝てる

美容院でトリートメントしてもらった後、家でいつものシャンプーをすると魔法が解けたようにパッサパサの髪に逆戻りすること、ありませんか?ありますよね?
同じように、高いスキンケアをタッチアップしてもらった次の日は良いとして。その後、コスパ最強軍団を使い続けること数日‥パッサパサの顔に逆戻りすることは

ありませんでした!

自分で言うのもナンですが、顔に触れる度良い気分です。大成功です。いえーい( 'ω' 三 'ω' )

恐らく今までの敗因は、化粧水を適当にペペッとつけて"やった気でいた"こと。乳液をつけずにその水分さえ蒸発してしまい、肌に保持できなかったことにありました。
そのため次の日の朝にはすっからかんになってすっかり化粧ノリが悪くなっていたんですね。恐ろしすぎるね!

肌がキレイな人って「何もしてない」ってよく言うじゃないですか。あれ、たぶん本当なんですよ。わたし今までずーっと肌がキレイって言われ続けてきたけど、自分は肌が強い部類なんだと思ってなーんもしてこなかったもん。
でもね、お肌の曲がり角はやってくるんですよ。しかも向こうから!!!
だからこれからはちゃんと努力し続けようと思います。

正常な肌のターンオーバーは約28日周期。ということは今のケアによる効果が1ヶ月後さらに目に見えて現れてくる訳です。

金にモノ言わせてSK○IIの2万円の化粧水使っとけばいいと思ってるやつらを全員目の前に並べて笑ってやりたいのでがんばります♡見てろよ‥!

今、私の目の前には2本のカルピスがある。

1つは「味わうメロン&カルピス」。いつものように田中さんが買ってくれたものだ。
もう1つは「ふっておいしいカルピスゼリー」。最近やたらと絡んでくる溝端淳平もどきのマッチョが「飴の味のジュースなら良いんですよね!」と差し入れてくれたものだった。

2種類のカルピスを手に、私は悩んでいた。これはもはや、どちらを飲むか飲まないかの問題ではない。2人の男を天秤にかけるような作業ではないか、と。

ここで無粋な選択をしてしまっては、女がすたる。もういっそどちらもカバンに仕舞っておくことにした。トイレの脇の、足でペダルを押すと水が出てくるやつで水分補給して、とりあえずある場所へと向かう。
そう、このジムに併設されているプールである。

泳ぐことだけが、「泳げる」「泳げない」で表現されるのは何故だろう。
そういえば英語も「喋れる」「喋れない」の2択を迫られるけど、本当だったら「Can you speak English?」なんて聞き方はされない。その場所で許可されているかとか、物理的に全く話せないか以外「can」じゃないことはあり得ないからだ。
ということで今日の私は泳げるか泳げないかで言えば、泳ぐ。泳げるか泳げないかは、もはや水に浮かんで元の場所からちょっと移動できるかどうかという問題な気がする。つまり、何事もできるかどうかは気合いの問題なのだ。

という訳で、プールに浮かんで水の中をちょっと移動する作業を1時間程繰り返した私は、プールの更衣室を出たところの自販機で力水を買って飲んだ。やっぱりプールの後はコレしかない。どちらのカルピスを飲むか選べなくて、プールのあとはコレしかないという状況に持っていくためにプールに入ったことは、今日のところは黙っておこう。しかも力水を飲んだら色々どうでも良くなって、「味わうメロン&カルピス」も「ふっておいしいカルピスゼリー」も飲んだ。何事も気合いだと思った。

粋な女の選択は、「ぜんぶ」なのだ。
今日は自販機のガコンを3回聞いて、お腹はチャポンと鳴った。とりあえず今、お腹の中がプール。



今日は田中さんがお休みなので、自分でピーチネクターを買っていつものベンチで一息つくことにした。

自販機で飲み物を買う時の、それがガコンと音を鳴らして落ちてくる瞬間が好きだ。
小銭を入れて、ボタンを押したら飲み物が出てくる。たったそれだけのことだけど、ガコンというあの音に小さな日常の手応えを感じるから好き。

しかし、そんなささやかな楽しみを奪ったヤツが居た。アイツだ。溝端淳平もどきのマッチョ。
ガコンと同時に「あれっ!?こんにちは!」なんて話しかけてきたもんだから、アイツのデカイ声に私のガコンがかき消されてしまった。おい、お前。私の1ガコンを返せ。

ジトッと横目で睨みつけてそのまま腰掛けたものの、アイツには悪意は通じない。
そしてあろうことか、プシュッと缶を開けようとした瞬間「半径1メートル以上ならいいんですよね!」と隣に座ってきたのだ。律儀に1.5人分のスペースを空けて。

私の大切な1ガコンと1プシュッをおびやかされた訳だから、精神的な距離としてあと2メートルは置いて欲しい。
ただし、マッチョにそんなワビサビの概念はないのだ。きっとししおどしのカコーンすら、コイツの耳に届いたことはないのだろう。

「やっぱり私服はラルフローレンなんだね。」という言葉は、せめてもの嫌味のつもりだった。
しかし彼は途端に目を輝かせ、「そうなんです!大学の時に憧れてた先輩がいっつも着ててマネしました!」と返した。
紺のポロシャツに施された赤い馬の刺繍が、胸筋でパツパツになってることにはもうツッこまなかった。

「甘い物、好きなんですか?」と手元のピーチネクターを見てさらに話を続けてくる彼が飲んでいたのは、もちろんプロテインだ。

「甘い物、あんまり好きじゃない。」と答えると、分かりやすく相手の頭の上にハテナが浮かぶ。「(じゃあなんで?)」と。

「飴をね、舐めきったことがないの。疲れたら、好きじゃなくたって糖分が欲しくなるでしょ。でも飴を舐めたら絶対に途中で噛んじゃうから。今日は絶対に噛まないぞって決めたって、すっかり忘れて噛んじゃうから。人間ってそういう生き物じゃん。だから私は最初っから飴の味の液体を飲むの。」

頭の上にハテナをくっつけたままの彼は「でも、ばあちゃんがくれる黒飴は美味いですよね」と言った。ウチのばあちゃんがいつもくれる飴は中に梅味のトロッとしたなにかが入ってる飴で、中に梅味のトロッとしたなにかが入ってるのがわかってるから絶対噛んじゃう率が160パーセントにまで上がるという話はしなかった。
代わりに「プロテインもあんまり好きじゃないよ」という話はしてあげた。

「プロテインって水に溶かすでしょ。最初の方を飲むのはいいんだけど、最後に絶対溶けきらないザラザラの部分が残るから嫌なの。
泥団子を作る時、ぎゅっと固めた玉の最後にサラサラの砂を振りかけて磨くじゃない?どうしてもあの砂の味に思えて。」

大概のマッチョが、プロテインのまわし者になることを私は知っている。
だけど、「そっかー!コレ砂の味かー!」と妙に納得した様子の彼とは、もしかしたらチョット仲良くなれるかもしれないと思ったことは教えてあげない。



↑このページのトップへ