株式会社Askさんとは私、とても深い付き合いで、『And so this is Xmas』の初演の時の制作がAskさんでしたし、『アンフェアな月』『殺してもいい命』と、刑事雪平夏見シリーズを2作品も舞台化してくれたのもAsk。秦組の常連キャストも大勢がAskの作品でお世話になっています。

さて、そんなAskで、私の若き戦友である苅羽悠くんが舞台プロデューサーとしてデビューすることになり、彼のその初プロデュースの作演出に、私、今回ご指名をいただきました。とてもとても光栄です。

と言うわけで、新作書き下ろしでやらせていただきます。

タイトルは『トムラウシ』。

北海道のほぼど真ん中に位置する大雪山国立公園。その大雪山を舞台にちょっとだけ近未来を想定したお話を、今、書き進めているところです。

ちなみに、トムラウシは、別名カムイミンタラとも言うのですが、その意味は「神々の遊ぶ庭」なのだそうです。めちゃめちゃ素敵な言葉ですよね! 若い頃、このあたりを何度も旅しては、いつもその雄大さに圧倒されていました。

今回、いろいろな方から「『トムラウシ』ってどんなお話なのですか?」と質問されるのですが、一言で言うならば、


私たちの心に、聖なる場所(「神々の遊ぶ庭」)を取り戻すお話です。


そして、舞台にいらして下さったお客様が、観劇後、
「トムラウシ、行きたいなあ」
と思って下さったら嬉しいなと思っております。

全力で、頑張ります。