月別アーカイブ / 2022年12月

2022年も終わりますね。

少し早いですが、2022年を振り返ってみたいと思います。


今年は、ショートアニメーション『スパ☆コン』からスタートしました。

元旦に第1話第2話を公開し、そのままバレンタインデーの最終回まで。これ、企画立案からオーディション、制作、公開と、延べ一年近くをかけたのですが、本当に本当に楽しかったです。『スパ☆コン』で一年を始められたのは、最高に幸せでした。

ちなみに、動画は今も秦組YouTubeチャンネルで見られます。



2月は、大ファンである「227」さんの10周年ライブのコーナー演出。

これ、とっても勉強になりました。そして、自分自身も、もっともっと音楽に携わりたいという気持ちを新たにしました。

春の間は、小説の執筆や舞台の制作関係を粛々と。

あと、Twitterの個人アカウントを削除し、FBの更新も減らし、今までSNSに使っていた時間で新たな勉強をふたつ始めました。1日に1時間程度のことではありますが、チリも積もればと言いますし、きっと数年後には良い決断だったと思えるようにしたいと思っております。

夏には、2021年に中広さんとタッグを組んで連載をさせていただいた小説『女子大小路の名探偵』が映画化決定。主演女優さんの突然の降板でクランクインが延期になりましたが、こちらについては来年改めていろいろとお話をさせていただければと思っております。製作委員会から「勝手にあれこれ話すのはやめてね」とお願いされてはおりますが、芸能記事やネットで事実と異なることを書かれたままなのも愉快ではありませんので、一度は必ず自分の言葉で話しをさせていただきたいと思っています。(文春さん、ああ言う記事を書くなら、なぜ秦にも直接取材してくださらなかったのですか? 監督には直接お電話しているのに)


秋から冬にかけては、まず、連ドラだった『ネメシス』の映画化の情報解禁。脚本で参加しましたが、ほぼほぼ初稿の構成で決定稿となり、脚本家冥利に尽きる仕事となりました。あれがどんな風に映像化されるのか、興味津々です!(まだ映像は見ていないのです)
こちらは公式HPです!
https://wwws.warnerbros.co.jp/nemesis-movie/


そして『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』の続編小説『Change the World』の出版決定。

舞台版『And so this is Xmas』を秦組で東京恵比寿で。さらに大阪に移動して、歌劇の方や大阪の劇団の皆さまと、クリスマスにまた新たな『And so this is Xmas』を、それぞれ上演することが出来ました。どちらもキャストがコロナで欠けることもなく、全員で千秋楽を迎えられたのは本当に幸せでした。

これは、美紗樹の誕生日のやつかな?


こうやって思い返すと、2022年は、幸せに始まり幸せに終わったとても素晴らしい一年でした。

ご一緒させていただいた皆さま。

応援してくださった皆さま。

本当にありがとうございました。

2023年も、どうかよろしくお願い申し上げます。

株式会社Askさんとは私、とても深い付き合いで、『And so this is Xmas』の初演の時の制作がAskさんでしたし、『アンフェアな月』『殺してもいい命』と、刑事雪平夏見シリーズを2作品も舞台化してくれたのもAsk。秦組の常連キャストも大勢がAskの作品でお世話になっています。

さて、そんなAskで、私の若き戦友である苅羽悠くんが舞台プロデューサーとしてデビューすることになり、彼のその初プロデュースの作演出に、私、今回ご指名をいただきました。とてもとても光栄です。

と言うわけで、新作書き下ろしでやらせていただきます。

タイトルは『トムラウシ』。

北海道のほぼど真ん中に位置する大雪山国立公園。その大雪山を舞台にちょっとだけ近未来を想定したお話を、今、書き進めているところです。

ちなみに、トムラウシは、別名カムイミンタラとも言うのですが、その意味は「神々の遊ぶ庭」なのだそうです。めちゃめちゃ素敵な言葉ですよね! 若い頃、このあたりを何度も旅しては、いつもその雄大さに圧倒されていました。

今回、いろいろな方から「『トムラウシ』ってどんなお話なのですか?」と質問されるのですが、一言で言うならば、


私たちの心に、聖なる場所(「神々の遊ぶ庭」)を取り戻すお話です。


そして、舞台にいらして下さったお客様が、観劇後、
「トムラウシ、行きたいなあ」
と思って下さったら嬉しいなと思っております。

全力で、頑張ります。

↑このページのトップへ