誰もが同じと思いますが、2021年は、ひたすら新型コロナ・ウイルスに振り回され続けた一年でした。
2月。秦組『方舟』vol.1&2、緊急事態宣言により平日公演が中止に。
6月。映画『ブルーヘブンを君に』が劇場公開。とはいえ、新型コロナウイルスの感染拡大で、キャンペーン的なものはかなりの数が中止に。映画館も開けていただけるのかどうかが直前まで判らないという混乱の中での公開でした。
7月。秦組『方舟』vol.3&4、キャスト・スタッフのコロナ感染により中止。この直後に東京医療崩壊。あの時の恐怖は今も時々フラッシュバックします。
しかし、そんなコロナ禍の中でも、たくさんの素晴らしい体験がありました。
7月。初めてのアニメーション監督にチャレンジすることに。(『スパ☆コン』。公開は2022年の元旦から)
8月。初めてテレビ・コマーシャルのキャスティング業務を経験。なんと音楽も自分で作ってしまいました。出演してくれたのは『ブルーヘブンを君に』でご一緒した小池里奈さん。
9月。2020年度に中広さんのハッピー・メディアで連載した小説『女子大小路の名探偵』が単行本化。脚本で参加した映画『リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』が劇場公開。
10月。大阪で舞台『タクラマカン』の公演に演出&音楽部として参加。たくさんの新しい出会いがありました。
12月。そう、ほんのつい数日前。小説『女子大小路の名探偵』の映画化が決定。中広さんと二人三脚で試行錯誤してきたエンターテイメントによる地方創生……その志に強くご賛同いただけたことがとてもとても嬉しかったです。
映画化決定の夜、『クハナ』から続く最高の仲間と祝杯をあげました。
逆風であればあるほど、人と人との絆もまた強くなる。ならば、怖いものなんて何もない。そう強く思えた一年でした。
多くの人に支えられ、とても幸せな一年でした。
皆さま、ありがとうございました。
2022年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。