2019年を振り返って。
年の瀬ですし、さらっと今年を振り返ってみようかと思います。
まずは、1月に。
今年は、『ルパン三世』の新作『グッバイ・パートナー』の脚本でスタートしました。
『ルパン三世』ですからね。オファーがあった時はテンションが上がりました。
モンキー・パンチ先生がご存命の間に、(直接はお目にかかれませんでしたが)、『ルパン』の世界に参加できてとても光栄でした。
2月に。
秦組、初めての2作品同時新作公演にチャレンジ。『月の谷』&『赤い月』。
これは両作とも、『らん』という作品のエピソード0にあたるのですが、
私、いつか『月の谷』『続・月の谷』『赤い石』『続・赤い石』『らん』の5作品に、更にスピンオフ『石影さま、京都行くってよ』『あず姫は家出をした』をプラスして、全7作品による怒涛の『らんサーガ』公演というのをぶちかましたいという野望がありまして、その良いスタートになったのではと思っております。
5月に。
監督第三作になる『ブルーヘブンを君に』という映画を岐阜で撮影。
主演は由紀さおりさん 。公開は来年の春を予定。
最高のスタッフと最高のキャスト。そして地元・岐阜の全面的バックアップのおかげで、至福の時間を過ごせました。
ああ、早く、世界中の方にこの映画を観ていただきたいです。
8月に。
『月の谷』のスピンオフ、『あず姫は家出をした』を上演。
この公演では、私、戯曲、演出、作詞、作曲、ギター、ベース、キーボード、津軽三味線、そして前説と、ひとり9役にチャレンジ。
初めて合宿稽古もしました。楽しかったです。
10月から12月に。
連続ドラマ『カクホの女2』の脚本を完投。
主演は、名取裕子さんと麻生祐未さん。
理解あるプロデュース陣と、熟練の監督スタッフに支えられ、やりたいことをやりたいだけやれる最高に楽しいドラマでした。
実を言うと、『カクホ』と並行してもう一つ別のドラマのシナリオを書いていたのですが、そっちは散々な目に遭って降板しました。
仕事が楽しいか楽しくないか、やりがいがあるかないかは、結局のところ、どんな人と組むのかに尽きるのだなと、(知ってるつもりだったけど)、改めて深く心に刻みました。
『カクホの女2』は最高のチームでした。
(第4話ゲストでは、『クハナ』でデビューした佐々木千惺が大役に抜擢をしていただき、それも大感謝でした。撮影現場では、私が、過去最高に緊張しました(笑))
そして、12月。
『And so this is Xmas』が、『サイレント・トーキョー』と改題されて文庫化。そして映画化。
主演は佐藤浩市さん、西島秀俊さん、石田ゆり子さん。
クリスマス・イブに盛大な記者発表があったらしく。来年の公開が今から楽しみです。
はー。
こうやって振り返ってみても、今年はとても充実した1年でした。
たくさんの方に支えていただき、たくさんの新しい出会いもあって、とても幸せな1年でした。
皆さま、ありがとうございました。
良いお年を。