実際は単なるど素人なのに、突然、「俺はプロだ。俺はすごい。俺を信じろ。俺についてくれば大丈夫」とか言い出す人がいる。
演劇の「え」の字も知らないまま、「俺は演出家だ。俺はすごい演出家だ。俺を信じろ。俺の言うことだけを信じろ」とか言って、何も知らないウブな役者たちを指導する人間がいる。
演技指導という名の洗脳。
「カンパニーの安全を守る」という意識の欠如。
あるいは、技術も経験もないスタッフが、周囲の無知につけ込んで、イッパシのプロのふりをする。
ただただ無謀な稽古を強制。
そして、事故が起きる。
「何もしていないよりは、何かしていたい」
「つまらない脚本に、無能なスタッフ。ギャラは無し。ノルマあり。それでも、何もしていないよりは、舞台に立っている方が(芸能の仕事をしている方が)何かしら得るものがあると思う」
そういう言葉を、何度も若い役者たちから聞いた。
でも、気がついて欲しい。
その思考回路は間違っている。
ただただスケジュールを埋めればいいってものじゃない。
マイナスしか残らない仕事もある。
マイナスしかもたらさない人間もいる。
「やります」という一言を発する前に、本当にその相手に自分の命を託していいのか、冷静に考えて欲しい。

演劇の「え」の字も知らないまま、「俺は演出家だ。俺はすごい演出家だ。俺を信じろ。俺の言うことだけを信じろ」とか言って、何も知らないウブな役者たちを指導する人間がいる。
演技指導という名の洗脳。
「カンパニーの安全を守る」という意識の欠如。
あるいは、技術も経験もないスタッフが、周囲の無知につけ込んで、イッパシのプロのふりをする。
ただただ無謀な稽古を強制。
そして、事故が起きる。
「何もしていないよりは、何かしていたい」
「つまらない脚本に、無能なスタッフ。ギャラは無し。ノルマあり。それでも、何もしていないよりは、舞台に立っている方が(芸能の仕事をしている方が)何かしら得るものがあると思う」
そういう言葉を、何度も若い役者たちから聞いた。
でも、気がついて欲しい。
その思考回路は間違っている。
ただただスケジュールを埋めればいいってものじゃない。
マイナスしか残らない仕事もある。
マイナスしかもたらさない人間もいる。
「やります」という一言を発する前に、本当にその相手に自分の命を託していいのか、冷静に考えて欲しい。
