永作さんが演じるのは、もうすぐ1歳になる息子・橋蔵を抱えるシングルマザーで子ども思いなママの顔を持つ一方で、自分にとって有益なことならわいろや情報漏えいもいとわないダーティーな刑事の顔も持つ丸岡高子。高子は、橋蔵を認知しようとしない無責任な父親と戦い、サラリーマン的保身しか考えない同僚の男性刑事たちと戦い、刑事として卑劣な犯罪者と戦い、ある時は強引にある時は豪快に事件を解決しながら「本当の女の幸せとは何なのか」という難題に挑む……というストーリー。秦建日子さんの小説「ダーティ・ママ」「ダーティ・ママ、ハリウッドへ行く!」(河出書房新社)が原作。
自身の役どころについて、永作さんは「自分の守るべきものを守る、生きることはそんな簡単なことじゃないと思ってしっかり生きている人」と分析。香里奈さんの印象については、「性格もさっぱりした方だと思うので、お芝居で対面したときも素直に出してくれるんじゃないか」とコメントし、「それぞれのキャラクターで繰り広げられる会話を笑って、ぴんと張り詰めた気持ちが緩んでくれるといいなと思います」とアピールしている。
一方、香里奈さんは「(永作さんは)かねてご一緒させていただきたいと思っていた大先輩だったので、とてもうれしかったです」と喜び、「普段の永作さんだとかわいらしいすてきな笑顔なんですけど、今回ダーティーな丸岡高子を演じるにあたって、どんなふうに演じられるのか楽しみです」と期待感をもたせた。初の刑事役については、「今までの役は自分から率先して動くことが多かったですが、今回はちがって、永作さん演じる高子にどう振り回されるのかドキドキしています」と素直な思いを話した。
西憲彦プロデューサーは永作さんについて「抜群の演技力があって、女性の強さと愛らしさを同時に表現できる稀有(けう)な女優さん」と絶賛し、「今までの永作さんのイメージを破壊するぐらいの作品にしたいです」と意気込んでいる。香里奈さんについては、「今回のドラマには、香里奈さんのような誰もが共感できる女優さんがどうしても必要でした。永作さんとの名コンビぶりが楽しみです」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)
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永作さんとは、かつて同じ枠で「ラストプレゼント」というドラマでご一緒指せていただき、以来、ずっと「もう一度お仕事がしたい」と熱望してました。本当に嬉しいです。オンエアが、今から待ち遠しいです。