月別アーカイブ / 2009年10月

ひと月ほど前かな。
ずっと一緒に芝居をやってきた松下修から、「OFFICEBLUEでスタッフやりたいっていう女性がいるんだけど」と紹介された。ぼくよりも古い松下の芝居仲間。元女優。その後、タレントのマネージャー業に転向してキャリア10年。舞台制作の経験も豊富。女手ひとつで子供を育てながら働いてきたし、これからも働くのだという。

ちょうど書き上げたばかりの雪平夏見はシングル・マザーだし、別の新作でもシングル・マザーの話を考えていた矢先だった。これも、一緒にやれという何かのお告げかと思い、いろいろと考えた末、仲間に加わってもらう事にした。
実質、今月から!!
以後、よろしくお願いします。

キャリアのある新スタッフが加わるかも、というのと同じタイミングで、「OFFICEBLUEの所属になりたい」と言ってきてくれた役者がいた。ほんの少し前だったら、「うちにはあなたたちの期待に応えるだけの体制は無いんです」と泣く泣くお断りしていた。でも、そういうタイミングだったので、とりあえず、お互い会って話をしてもらったら、新マネは「OFFICEBLUEであの子たちと一緒にやってみたい」という。縁、なのだと思う。それで、彼女たちにも仲間に加わってもらうことにした。
彼女たちのプロフィールは、また改めて紹介していきたいと思う。

新しく入る制作チーフ兼マネージャー兼よろずすべてのお仕事引き受け係の彼女は、「作家と組むのが初めてなので、そこにとてもワクワクしてるんですよ」とぼくに言う。ワクワクされるのは嬉しい。ぼくの本業は、やはり「作家」である。そこは譲れないし譲らない。前の事務所に所属していたとき、若い作家たちと切磋琢磨するのが一番楽しかった。酒井雅秋とか、白石まみとか、栗本志津香とか、浜田秀哉とか、阿相クミコとか、丸茂周とか、正岡謙一郎とか、とにかく才能のある連中がたくさんいて、彼らと交わる事で自分の引き出しをずいぶんと増やせたと思う。OFFICEBLUEに移って一人になってみると、(※注※前の事務所と業務提携はしています)、ついつい「のほほほほーん」としてしまって、時々、自分の感性が一気に中年化した恐怖に襲われる。取り戻したいぞ、若さ。取り戻したいぞ、アンテナの感度。それには、これからもどん欲にいろんな作家たちと勝負しなければ。

カンパニーというのはパソコンに似ている。
何もしなければただの箱。
どんなソフトを入れるかで、面白くなったり退屈なものになったりする。
同じやるなら、当たり前だけれど、思い切って面白い集団にしたい。
ビジネスのプロがやる、普通にプロフェッショナルな会社ではなく、
変わりモノの作家がやる、ヘンテコだけど面白いカンパニー。あるいは、ファミリー。
そういうの、今、すごく目指してみたいと思ってます。

まだ細部が全然具体的じゃないところがダメダメなんですけど。



さ。まずは連ドラ頑張ります!!だんだん、スケジュールが切羽詰まってきました!!
正式発表まで、もう少しだけお待ちください☆絶対に素敵なドラマにしたいです!!

本日も、『殺してもいい命』のキャンペーンで、都内の書店さんを回りました。

こちらは、啓文堂さん。
特大のPOPに、過去の単行本・文庫本まで勢揃いの特設コーナー。
感動しました。ありがとうございました。


そして、こちらは、同じく吉祥寺のブックス・ルーエさん。
手作りのPOPがとても素敵でした。

多くの人のお力で、本というものは売っていただいているのだと改めて痛感しました。
感謝の思いでいっぱいです。
多くの書店さんの期待に応えられるよう、これからも頑張りたいと思います!!

多数の皆様の温かい励ましにて、秦、完全に復活しました。
ブログに愚痴など書きまして、本当にすみませんでした!

今日は、「殺してもいい命」を一生懸命プッシュしていただいている大手書店さんにいくつかお邪魔してきました。短時間ですけど、自分の本を売って下さっている人たちと直接お目にかかれて本当に嬉しかったです。皆さん、「雪平は面白い。早く4を書け」と仰ってくださったので、次こそはなるべく早く書きます!

あ。
超短期の、ライターズ・ワークショップというのをやろうかと考えています。無料です!
詳細は、改めて書きます! 

とっても素敵な「長寿料理」レストランを河出書房さんから教えていただきました。
マクロビ、というのでしょうか。不健康な秦には最高のレストランでした。
通います!

今、深夜のデニーズです。
もう一頑張りします!



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