月別アーカイブ / 2007年12月

日付変わって、ついに大晦日ですね。

今日も忘年会でした。
24日以降、立て続けに、毎日いろんな人と会い、旧交も新交もあたため、そして今、猛然といろんなパワーが復活しています。

仕事をするぞ!という意欲。
積極的に健康を回復するぞ!という意欲。
たくさん遊ぶぞ! 旅にも出るぞ! という意欲。
そして、新しいことをするぞ! という意欲。

今年は、小説を1冊出しました。
『ラストプレゼント』 幻冬舎。
連ドラからのノベライズですが、新エピソードを最初と最後に書き足しました。自分で言うのもなんですが、とても気に入っています。
扉に使用した写真も自分で撮影しました。
話がちょっと逸れますが、なんかローカル線の駅の雰囲気が撮りたくなって、一泊二日で長瀞まで行ったんですが、その二日間が、ホント、素敵な二日間でした。写真は、結局、使わなかったのですが(笑)

そして「チェケラッチョ!!」(講談社)は文庫化されました。
ぼくにとっては初めての講談社文庫。背表紙カラーは青です。

映画では、『アンフェア・ザ・ムービー』の大ヒットがありました。
キャスト・スタッフの皆様、ありがとうございました。
原作者って、ホント、幸せだなと思いました。

ドラマの仕事は3本やりました。
TBS連続ドラマ『ジョシデカ――女子刑事――』。
CXスペシャルドラマ『美ら海からの年賀状』
テレ朝土曜ワイド劇場『刑事の妻2』
テレ朝はまだオンエアしていません。
数字が、まったく取れなかったですね。責任を痛感します。

舞台の仕事を4本、やりました。
下北沢演劇祭参加作品『月の子供』(作演出)。
演劇ワークショップ「TAKE1」四期生卒業公演『地図~朝焼けに君をつれて』(作演出)。
OFFICEBLUE公演『ひょ~い、ドン』(プロデュースのみ)。
若手のためのサイド公演VOL.3『比翼の鳥/ファインディング・サトコ』(作演出)。
個人的には、やはり「月の子供」が、つらく、厳しく、そして楽しかったです。演劇を10年以上続けてきて、この「月の子供」という作品を創ったことで、ようやく次のステージに自分が進めたような気がしました。(気のせいかもしれませんが・笑)

音楽の仕事は、今年は出来ませんでした。

ゲームの仕事をしました。発売は08年です。
ニンテンドーDSより「タイムホロウ」。

ワークショップTAKE1は、五期に入りました。
四期から始めた、「月刊オーディション読者特待生」を五期も継続しました。五期では、吉川麻美が特待生です。

その他、08年09年に向けての仕事をかなりやりました。

プライベートは―――今年もまた、あまりいい年ではなかったです。今、あれこれ思い返しても、後悔と反省が多いです。精神的にもかなり不安定でした。

でも、今は、素晴らしい08年への期待で、自分でもびっくりするほど前向きな気持ちです。

今年一年間、ぼくと仕事をしてくれた方。
今年一年間、ぼくと遊んでくれた方。
今年一年間、ぼくの作品を読んだり観たり聴いたりして下さった方。
お世話になりました。
ありがとうございました。

よいお年を。
08年も、よろしくお願いいたします。

     

月刊「オーディション」2月号さんに、見開き2Pで募集記事が出ました。OB代表でコメントをくれた井筒大介くん鈴木あきえさん、現役代表でコメントをくれた工藤里紗さん、ありがとう。
興味のある方、ぜひ書店で手に取ってみてください。

三度の飯より芝居だろっ! という新しい個性や才能と出会いたいです。

気持ちが若ければ、実年齢がいくつでも構いません。

書類審査は行いません。全員と会います。

全くの初めて、という人も歓迎ですし、既にたくさんキャリアはあるけれど、そんな自分を壊して新たにやり直したいんだ、という人も歓迎です。

演技以外に、日舞、ダンス、殺陣の稽古を組みます。

芸能プロダクションに所属しているかどうかは問いません。

創作とは己との戦いだと思っています。そして、観客の心を打つのは、役者ひとりひとりの「ささやかな意地の爆発」だと思っています。

近日、OFFICEBLUEのHPにて、募集要項の詳細をアップします。

たくさんのご応募、お待ちしています。

もうすぐ2007年が終る。
ぼくの30代も終る。

今年は、芝居を始めた頃から目標だった本多劇場で公演をし、小説を一冊出し、春と夏と冬にOFFICEBLUE制作の舞台をプロデュースし、そのうちふたつでは演出もし、そして秋には連続ドラマとスペシャルドラマを書いた。

よく働いた。
でも、もっとやれた気がする。
逆に、そんなにたくさん働くべきではなかったという気もする。


昨日、駆け出しの頃に、何度も何度もぼくにチャンスをくれたプロデューサーの方と食事をした。
詳細は伏せるけれど、いろいろと厳しい意見をいただいた。
ボロカス、にかなり近い感じだった。
でも、とても愛のある言葉だった。
そして、少しだけ、今ぼくを包んでいる霧が晴れたような気がした。




狂えばいいのだ。
わがままであることを怖れる必要はないのだ。
上手に賢く生きて行く必要はないのだ。
作家で、ありさえすればいいのだ。



青臭い独り言だな。
でも、今の自分の記録として、あえて消さずに置こうと思う。
一年後に、自分がこの文章をどういう気持ちで読むか、読めるか、楽しみだ。

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