月別アーカイブ / 2006年10月

「月の子供」のメイン以外のキャスト・オーディションを行いました。

制作チームもいろいろと苦労してくれたのですが、応募総数がやはり多過ぎて、書類審査もアリの形になってしまいました。(でも、書類でゴメンナサイになってしまった方も、私はこれからじっくり履歴書を拝見して、お顔と名前をきちんと覚えるつもりです。いつかまた別の機会にお会いしたいです)

オーディションは、いつも、新たな出会いの楽しさと、選ぶという苦しさとの板ばさみです。
今回も、(これがTAKE1のオーディションなら速攻で合格間違い無しなんだけどなあ)という方が、何人もいらっしゃいました。
役の数には限りがあり、泣く泣く諦めた履歴書が10枚以上ありました。
もう縁がないかなー。来春、TAKE1の五期を受けてくれないかなー。あー、その人たちの名前をここに書いてしまいたい! そんな思いに今悶々としています。

あ。二つほど残念なこと。
まず、せっかくお会いできる形になったにも関わらず、無断ブッチされる人の数がとても多いこと。この人たちの分、書類でゴメンナサイしてしまった方々に会えたなあと思うと正直悔しいです。
あと―――事前に台本を渡されているにもかかわらず、暗記せずに会場にやってくる人のとても多いこと。にもかかわらず、「私はこのオーディションに人生賭けてます」的なことを言われると、おいおいと思ってしまいます。そんな安い人生、哀しくないですか。上手い下手よりもまず、必死さ、ひたむきさだと思うのですよね。それがない人の演技が、ダンスが、お客さんの心を打つとは思えない。少なくとも、ぼくは演劇を始めて以来、ずっとそう信じています。

さて。
一般オーディションとは別に、TAKE1の現役&OBによる、言わば「身内オーディション」も行いました。
こっちは、延べ四週間かけてとことんやりました。身内の方が過酷でしたね、明らかに。
みんな、すごく努力して、びっくりするほど四週間で上達して。過酷には過酷なりの「いいコト」というのがあるのだなと思いました。
でも、やっぱり、全員を採るわけにはいかなくて。
役の数には限りがあるわけで。
すごく買っている役者を何人も、演技力とは別の理由で落としました。男女比とか、キャラのバランスとか、そういう理由で。
心が痛いです。

というわけで、全キャスト、出揃いました。
諸々確認のうえ、改めて正式に発表したいと思います。

通った方は、落ちた方の分まで、精一杯、舞台の上で、はじけてください。
いい作品を創りましょう。
ぼくも頑張ります。精一杯。

健康診断を受けてきました。
バリウム飲んだり、動脈硬化検査をしたり、各種がん検診を受けたりしてきました。
今年の冬は絶対に倒れられないので、今のうちにインフルエンザ予防接種もしてきました。
そうしたら、看護士さんから、「予防接種というのは弱いインフルエンザに罹っているようなものなので、今日は激しい運動などはせず、風呂にも入らず、ひたすら安静にしていてください」と言われました。
暗示にかかりやすい私は、それだけでもう、病気になったような気分になり、忠実に家で休んでいます。

小説、進んでません。
〆切、近いです。
週末は、舞台のキャスト決めオーディションのために、両日ともバタバタです。
週明けの月曜も、舞台のDVD撮影のための打ち合わせです。
火曜後は、「アンフェア」ムービーの撮影現場にうかがうことになっています。んが! その火曜が小説の〆切なのです。その日までに最低でも100枚は書けと、新潮社の才色兼備の編集者さんに厳命されています。

どうする、おれ。

「寝ずに書く」
「泣いて謝る」
「〆切は来月末のはずだと言い張る」
「車に撥ねられる」
「バックれる」

続く。

小説の次回作、現在、大苦戦中です。
毎度のことなのですが、とにかくいつも、序盤に苦しむのですよね。なかなか進まない。多少書き進んでも、なんか乗り切れずに全部破棄。そしてまた冒頭に戻る。その繰り返し。「アンフェアな月」でも、丸々一章分捨ててしまったことがありました。

はい。
今日もまた、新作の第一章を思い切って捨ててみました。
で、パソコン落として、うん年振りにジョギングなどしてみました。300メートルほど走っただけで、いきなり足が棒のように動かなくなりました。
情けない。。。

ふらふらと一時間ほど歩き回って、仕事場に戻りました。
迷いに迷って、でも、今またパソコンを立ち上げ直しました。
これからまた、小説にトライします。
どうか、今度はすらすらすら~~と書けますように。。。

〆切近いんですよね。つらい。。。

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