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文庫本「ザーッと降って、からりと晴れて」
好評をいただきまして、ありがとうございます。

「冴えない中年サラリーマン、一発なかなか当たらない脚本家、離婚目前の元キャリアウーマン、本命になれないアラサーOL、、、、不器用だけど一生懸命な彼らに起こった”奇跡”とは!?」
共感度100%の感動作!!

河出文庫 定価691円(税込)
(※2009年刊行の『明日、アリゼの浜辺で』を改題)
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309415406/


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文庫本「ザーッと降って、からりと晴れて」重版決定です!!
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「人生は、間違えられるからこそ、素晴らしい」
リストラ間近の中年男、駆け出し脚本家、離婚目前の主婦、本命になれないOL――ちょっと不器用な人たちが起こす小さな奇跡が連鎖する! 感動の連作小説。

河出文庫 定価691円(税込)
(※2009年刊行の『明日、アリゼの浜辺で』を改題)
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309415406/

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ぜひ、ご覧ください。

アトピーで苦しむ人に少しでも参考になるならと思い、私自身の体験談を簡単にまとめておくことにしました。
ざっくり言うと、10年ステロイド使ってもいいこと無かったので、全部やめて、紫外線浴びまくりながらサーフィンをするようになったら症状が劇的に改善した、という話です。
科学的根拠は分からないです。すべての人に良いかどうかもわかりません。
ただ、僕個人にはこういう変化が起きたのは事実なので、同じような症状で苦しんでいる方に、何かの参考になったら嬉しいです。

×  ×  ×

アトピーが突然やってきた日のことは、今もよく覚えている。
僕は、2003年の秋クールの連続ドラマ『共犯者』の最終回を書き終えた直後だった。
脱稿したら、長野の山に休暇旅行に行くと決めていて、ちょうどその日が出発の朝だった。
起床したら、顔がなぜか真っ赤になっていて、燃えるように熱かった。
何が起きたのかよくわからなかった。
とにかく顔が火照って仕方がないので、車の窓を全開にし、顔をしょっちゅう外に突き出して「空冷」しつつ長野に向かった。
(連ドラの疲れが出たのかな)
その程度に考えていた。
(温泉入って、体にいいものを食べて、ぐっすり眠れば治るだろう)
その程度に考えていた。
まさか、その日から10年以上自分を苦しめ続ける病だとは思っていなかった。

顔の以上は、すぐに首、胸、腹、と拡大。体がまだら模様に乾燥し、猛烈な痒みを伴い、掻くとそこから体液がにじみ出たりするようになった。
たまりかねて、数日で東京に帰り、皮膚科に駆け込んだ。
「アトピー性皮膚炎」と診断され、ステロイドの塗り薬と飲み薬、そして抗ヒスタミン薬を処方された。
残念ながら、それらはあまり効かなかった。
なので、医師はどんどんステロイドの強さを上げていき、「ストロンゲスト」と呼ばれるステロイド薬にすぐになった。
顔にはプロトピックという「免疫抑制剤」と呼ばれるものを使うよう指示された。
残念ながら、それでも症状はあまり改善しなかった。
ステロイドの副作用で顔の皮膚が薄くなり、いつも赤ら顔という状態になった。(皮膚の下の血流が透けてしまうので赤いらしい)それが嫌で薬の使用量を抑えると、すぐに湿疹やら乾燥やらが爆発したように現れた。最もひどいときは、笑っただけで頬の皮膚が割れた。
漢方薬ももちろん試した。
専門医のいる病院に行き、自分で煮出すタイプの高価な漢方薬を出してもらったが、残念ながらそれも自分にはあまり効かなかった。
連ドラで一緒になった女優さんから「芸能人が多く通う評判の皮膚科」というのも紹介してもらった。
ニンニク注射やらプラセンタ注射を定期的に射ち、ストロンゲストのステロイドを塗り、セレスタミンやブレドニゾロンという内服薬を飲み、症状を強引に抑える。数日は改善するが、じわじわとステロイド内服薬の量が増えていくのに不安を感じていた。
健康診断で、骨密度が低い(骨粗鬆症ギリギリ)と診断された。
ネットで「ステロイドの副作用の一つに骨密度の低下がある」という記事を見てショックを受けた。
しかし、ステロイドは急にやめるとショック症状が出ると聞いていたので、なかなかやめるというところまで思い切れなかった。

そんなこんなで10年がたった。
アトピーは頑として僕の身体に居座っていた。
ある日、プツンと何かがキレた。
(もういいや)
手持ちの薬をゴミ箱に叩き込んだ。副作用が出るだけの薬なんか要らない。
大量の保湿剤も、やはりゴミ箱に叩き込んだ。いくら神経質に保湿をしても良いことはあまり無かったし。

で、何をしたか。
今まで我慢していたことをすることにした。
具体的に言うと、海に行くことにした。
僕は46歳になっていた。

(この話、続きます)

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