一昨日、久しぶりに舞台を観に行きました。
世田谷パブリックシアターで上演されている「春琴」。

実は、昨年の初演も観に行きたかったのですが、
チケットの手配をと思い立った頃には、すでに全公演SOLD OUT。
自分の出遅れ感にがっかりしつつ、ご縁がなかったものと諦めておりました。
そのうち、その舞台のことは忘却の彼方へ。。。

が、海外公演後の凱旋公演となる今回の再演を、幸運なことにも観ることができました。
いやぁ,実に感激しております。
本当はご縁があったのかなとさえ、勝手に思うほどです。

当然,当日は立ち見のお客様がいらっしゃるほど。
その人気ぶりは再演でも凄いものでした。
初演から少し演出も変わり、初演を観られた方が仰るには、
再演の方が見応えがあったとのことです。

感想はといいますと、想像以上の舞台でした。
私はもっぱら観る側専門ですが、
演劇というもの、舞台というものの概念が変わりました。
そして、題材が題材なだけに、また、演出されている方が外国の方なだけに、
日本生まれの日本育ち、生粋の日本人としても考えさせられるものでした。

さぁ、私は、残りの人生、日本人として何が出来るのでしょうか。。。
そんなことさえ考えてしまいました。

今の私が出来ること、谷崎潤一郎の古本を眺めてひとり喜ぶことくらい。。。(涙)



この本、とあるご親切なご婦人から頂いたもの。
書庫の奥にしまわれ、お引っ越しを機にもう廃棄するとのことでしたので、
自称古本好きとしては我慢出来ず、
初対面のご婦人であったのにも関わらず、図々しくもお願いして頂戴しました。

日本人としてのこころ…
文豪の古本を眺めてニタニタすること…そんな独りよがりではありますが、
今はこのくらいでいいのかな…と、これまた独りよがりの納得をしたのでした。

春香