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昨晩、初めてストラディヴァリウスが奏でる音というものを聴いた。
それも一台のみならず、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの11台からなるアンサンブル。
世の中にこんな美しい音が存在していたのかと思うほど、今迄、33年も生きているのに、
耳にしたことのない音でした。
耳から入ってきている音が、どこに行ってしまったのかわからない気がし、
身体に浸透するかのように、音が全身に吸収されていくとでも言うような、
これまで経験したこのない感覚を味わいました。
全身から浸透した音色は、どこにあるのかすらわからないこころを包み込みました。
折角、コンサート会場で聴いているのだから、
演奏者のお姿を目にするのも楽しみのひとつでありますが、
この神秘的な音色を真っ暗闇で聴いてみたいという衝動にかられました。
研ぎすまされた音色を、感覚を研ぎすまさせて聴いたら、きっと号泣でしょうね。
昨日でさえも、感動して泣けてしまうくらいですから。
特に、子どもの頃から良く耳にしてたヴィヴァルディの四季は感動しました。
もう、二度と聴くことが出来ないかもしれませんが、
あの音色を吸収した身体をこれからは大切にしようと、ふと思いました。
明日から、お泊まりのロケ撮影。
頑張って撮影にのぞんできますね。
春香