🔷超現代語訳幕末物語あらすじ🔷

【敷かれたレールの上を歩いてたらブッ壊れ始めたんです】
幕末について書いてみますね。

その名の通り、江戸幕府の末期を指して"幕末"って呼ぶんですが、すっごく魅力的な代わりに……とにかくややこしい。

以前少しだけ書かせてもらった戦国時代なんかは、おおざっぱに言うと、「攻めるぞー!」「勝ったー! 土地もらえたー!」「負けた〜」これだけです(これだけじゃないです)。

ところが幕末になると、武士だけの話じゃなくなり、"朝廷"や"外国"って存在がねっとり絡みついてくる。

その上、この国自体がどう進んでいくのかって物話だから、政治要素もてんこ盛り。

もう、ぐちゃぐちゃです。


ただ、


ぐちゃぐちゃだからこそ、おもしろい。

とんでもない大転換期だから、この国の未来を
本気で考えた英雄や勇者が、何人も、何人も、何人も、何人も登場して、
駆け引き、争い、裏切り、信頼を繰り返していく……

おもしろいに決まってます。

これから、そのぐちゃぐちゃにおもしろい幕末物語の流れを、ちょーおおざっぱに説明していくので、少しだけお付き合いくだされば幸いだなーって思ってます。

さて今回は、幕末物語に入る前に

「聞いたことあるような、ないような……で、これ何?」

って事柄を、説明していきますね。

今からお話しすることを知っとかないと、幕末というゲーム、一面もクリアできません(多分)。

それでもよくわからなかった場合は、

あれです、ネットで調べてください。

ですので、最初にお伝えしたいのは、

「インターネットは便利」

ということです。


では、幕末エピソード0

参ります。


まず最初、

「江戸時代とか徳川幕府とかって、マジ何のこと?」

です。

話は、今から500年以上前までさかのぼります(さかのぼらせてね)。

日本全国に"戦国大名"と呼ばれる武士が現れて、

『日本国内ずっと争いが続いてる』ジョータイ

の、"戦国"という時代がありました。

で、そんな時代にピリオドを打ち、「これに勝った方が、天下治めるんじゃね?」の戦いが行われたんです。それが

関ヶ原の戦い

って呼ばれてるやつ。

これでバトったのが、


徳川家康さん率いる"東軍"
と
石田三成さん率いる"西軍"


です。

その結果は、

勝者:家康さん率いる東軍
 
でした(この辺は、『超現代語訳 戦国時代』をご覧ください。宣伝です)。

そこから、戦いに勝った家康さん、「土地を分けるよー」の作業を行うんですね。

家康「はい西軍のみんな並んでー。君たちは戦いに負けたから、土地をケズります。もしくは全部ボッシュー!」
西軍のみんな「え~~~!! マジかよーー!!」
家康「はい今度は東軍のみんな。みんなは頑張ってくれたから、土地を増やしてあげます!」
東軍のみんな「イッエーーーーイ!!」

ま、こんな感じ(カンタンに言うとですよ)。

そして、関ヶ原の戦いから3年後、家康さんはドラマなんかでもよく聞く、やたらエラいやつ
 
征夷大将軍(武士のトップだよ)

に任命されます。

で、"江戸"ってところに、

幕府(今でいう政府だねー)

を開く。

これで『徳川幕府』完成。

『江戸時代』のスタートです。

ただ、『幕府』わかっても、これ知らなきゃ、幕末が前頭葉を上すべりしていくので、覚えといてほしいのが

藩

ってやつです。

こちら、今でいう"都道府県"みたいなもん。

支配するエリアと、そこの組織のことを、"藩"って言ってたんです(長州藩とか薩摩藩とか言うアレ。当時、公式には"藩"って使ってなかったらしーけど)。

なので、藩と幕府、現代に置き換えると、

藩→地方自治体

幕府→行政はもちろん、法律も作るし、裁判もやる、とにかく権力がここに一点集中の、スーパー内閣

という感じになります(あくまでたとえね)。

関係性は、全国にそこそこ強ぇーやつらがいて、それをまとめてる、イッ…チバン強ぇーやつがいた、でほぼあってます(ちなみに、このシステム『幕藩体制』っていうよー)。


んで、声を大にして言いたいのはここから!(文章なんで、なんーの変化もありませんが)

さきほど藩は、「都道府県みたいなもん」とほざきましたが、あくまで"みたいなもん"です。

現代の都道府県と違って、そこには"種類"があり、"差"がありました。

その種類は、"徳川家康基準"で作られており、家康の……

一族んとこ!→ 親藩(しんぱん)!

家来んとこ! →譜代(ふだい)!

ごく最近家来になったとこ! →外様(とざま)!

ってカテゴリー分けがされています。


《親藩》
こちらは、徳川家康のお子さんや一族が藩主(=殿ね!)の藩です。

中でも、家康の子供が初代をつとめた

徳川御三家(とくがわごさんけ)

ってところは、特別扱いスペシャル親藩(尾張藩、紀州藩、水戸藩だよ)。

なんでスペシャルかって、「おい! 今の将軍に子供いねーぞ!」って緊急事態のときは、この御三家から養子が届いて、将軍になっちゃうからです(デリバリーされてたわけじゃないよ)。
 
さらに、江戸時代の途中に、「おい! 養子出すとこ、増やしといた方がいいんじゃねーか!」って理由で、御三家みたいな"家"が3つ増えます。

「聞いたことねーよ」って言われるの覚悟で書きますが、

御三卿(ごさんきょう)

というやつ(田安家、一橋家、清水家だよ)。

あまり知られてない御三卿かもしれませんが、この中の1つが、実は幕末に深く関わるお家なんです……。

どーれだ。


《譜代》
譜代は、家康さんのお家に、むかーしから仕えてきた家来が、藩主(=殿だよ!)になった藩です。


《外様》
一方、関ヶ原の戦い前後に、家康さんに従ったとこを"外様"って言います。

現代でも「よそ者」みたいな意味で、"外様"って使われますが、まさにそれ。

おんなじ外様でも、関ヶ原の戦いの前や最中に、
「やっぱ家康さんスゴいや! 家来にして!」

ってとこと、関ヶ原の戦いに負けて、

「負けたんで……仕方なく従いまーす……」

って感じの違いはあるんですけどね。


でね、幕府の政治をやっていのは将軍と、この中の藩のお殿様なんですが、それは……

譜代なんですよ。

なんか親藩の方が偉いっぽいから、幕府のことやってそうなイメージですけど、譜代なんです。

譜代は

老中(今で言う〇〇大臣)
や、
若年寄(老中の次に偉い)

というポジションになれる資格がありました。

かたや、親藩と外様の藩主は、幕府の政治にいーーっさい関わらない。てか関われない。

これ、なーんでか?

それはね、徳川家が、

〈地方大名の頃からのやり方を、天下取ったあとも続けてた〉

から。

戦国時代、徳川の家の政治や経営やってたのは、当然、家康とその家来ですよね?

徳川さんたら全国統一したあと、そのやり方を、そのまま大きくしちゃいます。

だから、幕府の政治をやるのも、徳川家のトップ(将軍)と家来(譜代)になった、というわけです。

これ、現代で考えても「あ、まーね」となります。

どこぞの社長を想像してみてください(社長の方はご自分を当てはめて)。

会社を動かすのは、社長(将軍)と社員(譜代)。

社長の子供たちや親戚の人(親藩)は、当然その会社の経営とは無関係ですよね(一族経営やコネ入社は別ね)。

ましてや、最近知り合った外部(外様)の人になんか、経営を任せるわけありません。

これとまったく同じ原理です。

幕府の政治をする権利を、親藩、外様に、一切与えない。口出し無用。

このルールを守り続け、200年以上むっちゃくちゃ強い権力を保っていたのが徳川幕府という機関……声を大にしたんで、是非覚えといてください(文章なんでカロリー使ってませんが)。

以上、『幕府と藩。切っても切り離せない互いの慕情』でした。


さて、ここまでは全部"武士"のお話。

幕末には、そうじゃない人たちも大いに絡んできます。

お次は……
今日はここまで!


🔷🔷🔷房野さんのライブvol3🔷🔷🔷
『幕末の流れをしゃべるライブvol.3』
1月29日(月)
開場18:45開演19:00
場所 ラスタ原宿
出演者 ブロードキャスト!!房野
前売1500円当日1800円
※別途ドリンク代は500円必要
公演詳細
ty.funity.jp


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