月別アーカイブ / 2021年01月

香の十の効用を記した「香十徳」。

これは11世紀に北宋の詩人、黄庭堅によって記された漢詩で、日本では「一休さん」でお馴染みの一休禅師によって広められました。

「香十徳」の内容と意味は、

1. 感格鬼神・・・感覚を研ぎ澄まし
2.清淨心身・・・心身を清らかにし

3.能除汚穢・・・よく穢れを取り除き
4. 能覺睡眠・・・よく眠りを覚まし

5. 静中成友・・・静けさの中に安らぎをもたらし

6. 塵裏偸閑・・・忙しい時にも心を和ませる
7.多而不厭・・・多くても邪魔にならず

8. 寡而為足・・・少なくても十分に足りる

9.久蔵不朽・・・年月を経ても朽ちず

10. 常用無障・・・ 常に用いても障りはない

です。

11世紀に記された「香十徳」の教えは、何かに追われ、慌ただしく生活をしている現代の私達にこそ大切なものではないのでしょうか。

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私が、1月におすすめする香りのひとつ「ローズマリー」。

年初めは、心も体も清めて新たな気持ちでスタートしたいものですよね。

古代では、良い香りが聖なる力となり邪気を祓ってくれ、なかでも殺菌力の高いハーブは、魔除けの効果もあると言われてきました。

そのハーブの一つがローズマリー。

ローズマリーは、葉の形状がギザギザしている針葉系のハーブ。
こういったハーブの葉は、"武器"として例えられることが多く、ウイルスや菌などと闘い、私たちを悪いものから守ってくれる。

そして、ハーブは呼吸を吐き出すサポートもしてくれるので、心の中に溜まっている不要なものを外へと吐き出させてくれる。

1月は、植物のエネルギーたっぷりのローズマリーの香りを纏い、悪いものが心や体に入り込まないようにプロテクトをしてみてはいかがでしょうか?
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日本では、古くから邪気払いや魔除けなどお清めとして使われてきた「塗香」。

塗香は、香木や漢薬などの香原料を、細かいパウダー状にして調合し、肌に塗れるお香。

僧侶や修験者たちが、水がない山中のお寺や修行に入る時など、水で手を清めることが困難な時に塗香が使わてきました。

塗香の浄化のパワーは、お塩の数十倍もあるとか。そして、香りは邪をよせつけないことから、邪気が入ってきやすいと言われている首の付け根に塗ることで風邪の予防にも。

塗香は邪気を払い、心身共に健やかに暮らすために古来から使われてきた先人達の生きる知恵の香。
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