今晩は、青山美郷です。

昨日、劇団ハーベスト 冬の特別公演「季節はずれの収穫祭 ~冬だって採れるもんは採れる! Bon Appetit!~」が無事終了しました。年末という忙しい時期の中、足を運んでくださった方々、コメントで応援してくださった方々、本当にありがとうございました。

今回、自分達で書いた脚本と、今までお世話になった脚本家さんの本を合わせて、計18作品もの物語数を上演しました。

私が出演したのは、
「トレインマジック」
(脚本・演出 高橋紗良)
鉄道オタクの教師役。

この作品は、脚本を読んだ時点で物凄く面白かったので、本に絶対負けたくないという気持ちがずっとありました。かなり濃いキャラクターだったので、途中で迷った時もありましたが、基盤を決めて、ポイントポイントで自分なりに面白いかなと思ったことを上乗せしていきました。

「わんこの日常」
(脚本・演出 高橋紗良)
チワワ役。(人間ではなく犬です。)



(↑こちらは楽屋の一室で読み合わせをしている時の写真。外から見ると本当にゲージの中にいる犬に見えたそうで撮ってくれました。)

人生初の犬(笑)
まさか犬の役をやる日が来るとは思いませんでした。ですが、人でも犬でも同じように役作りを共演者の人達と作っていきました。最初の台詞が「暇だね~」なのですが、確かに毎日同じ光景で同じ場所にいるのはとても暇で、犬の気持ちが少し分かりました(笑)

「ラブソング」「三送会」
(脚本・演出 広瀬咲楽)
自信家で、常に上から見下している高校一年生の後輩役。

どの役も楽しかったですが、この後輩役は毎日やりたくてウズウズする程でした。
いつも周りを馬鹿にしていて先輩にも平気で反論する女の子。なのに何故かジワジワと可愛く思えてくるという、不思議な段階のようなものがあり、凄く面白かったです。

「研修旅行」
(脚本 土屋聡美さん 演出 山本萌花)
あざとくて、チヤホヤされるのが大好きな22歳の役。

一番苦戦した役です(笑)どうやったらあざとく見えるか、色々と研究しました。ですが結局は、チヤホヤされることと、親友(高橋紗良が演じた幸子)が大好きなんだという気持ちだけを持ってやってみると、この作品にスーと馴染むことができました。
初めてのぶりっ子的な役。新たな引き出しが増えて嬉しいです。

「連鎖電車」
(脚本 土屋聡美さん 演出 望月瑠菜)
ゲーム女役。

台詞は無く、ただ電車の中でゲームをしているという役柄だったのですが、かなりのゲームオタクということで、こちらもかなり研究しました。ゲーム好きの人は、ゲームをしながらどういう気持ちでいるのか。「研修旅行」と同じく新しい引き出しが増えたんじゃないかと思います。

「ヒマワリソルトアイスクリーム」
(脚本 小林 佐千絵さん 演出 松永ミチル)
保健室の先生役。

この作品では、ハーベスト初の朗読に挑戦しました。
朗読というのは、役者さんが台本を読み、後はその音や言葉をお客様が聞いて、そこから風景や空気感や登場人物を想像してもらい、物語を楽しんでいただくというものです。
初めての挑戦だったのですが、この朗読というのは読み手の人の想像力が試されるので、とても貴重な経験となりました。

そして脚本・演出を務めさせていただいたのは、
「面接」
(脚本・演出 青山美郷)
私の処女作です。
最初は、少し変わった女の子がお弁当屋さんの面接を受けているという風に見えるのですが、実はその女の子は、そこのお店のパートリーダーの叔母さんで、本当はその叔母さんが少女を演じて、店長の面接をしてあげていたという物語です。
書いている時は、一人でケラケラ笑いながら作っていたのですが、実際に稽古をしていくうちに、自分の想像していたものからどんどん離れていってしまったり、お客様が見て面白いのか分からなくなってしまったりと、悩んだこともありました。
ですが上演作品を決める日、諦める勇気と諦めない勇気どっちを取るか?という言葉を聞いた時、私は、諦めないでお客様が楽しんでいただける作品にしたいと思い、上演する決断をしました。
楽しんでいただけたでしょうか?

「フードポルノ」
(脚本 小林佐千絵 演出 青山美郷)
旗揚げ当時からお世話になっている小林さんの脚本を担当させていただいたのですが、私の中では色々と悔しいことがある作品です。
自分で書いた作品だと、ある程度のプランや、どういう風に見せたいかなどを書いている時に考えていたので、基盤のようなものがあったのですが、今まで小林さんの脚本の登場人物をやらせていただいたとはいえ、自分以外の人が書いた脚本の演出をするというのは、その基盤が無い状態から始まるので、想像以上に難しいことでした。
本来なら、本を何度も何度も読んで、役の背景や脚本家さんが想像している世界感や伝えたいことなどを読み取った上で、立体化した時にその世界感に近づけ、より面白くするために、演出側が色々と案を出していったり、役者さんのお芝居を見て、方向性などをしっかりと伝えいかなければならなかったと思うのですが、自分にはその作業やプランの構築が全然足りなかったというのが正直な感想です。
ですが、演出という仕事はどういうことかを少しでも学べたので、とても貴重な経験をさせていただきました。


長くなってしまいましたが、こうして振り返ってみると、本当に様々なジャンルの経験をさせていただいたんだなと改めて思います。

更に、今までスタッフの方々にやっていただいてきたことを今回はほとんど自分達でやったので、様々な気持ちや動きを知りました。

それに、自分達の得意•不得意な分野や、足りない部分、伸ばしていきたい部分などの発見もあり、まさに「(種の)収穫祭」だったのではないかと思います。

今回でやっと、「劇団」という枠組みの中に親指だけ踏み入れることができた気がします。
次回公演も決定したので、学んだことなどをそれぞれ自分なりにしっかりと調理していって、また新しい私達を見ていただけるよう、前に進んでいきたいと思います。


最後になりますが、今年初めて出会った方、去年から•旗揚げ当時から応援してくださっている方々、本当にお世話になりました。
来年も「劇団ハーベスト」を宜しくお願いいたします。
良い年末年始をお過ごしください。





それでは今年はこの辺で。
失礼いたします。
(来年の抱負やこの続きは個人ブログの方ででお話しようと思います)


青山美郷 個人ブログ
http://ameblo.jp/misato-aoyama/