2018年ももうすぐ終わり。
ここでひとつ僕らのシナリオが分岐することとなりました。

ヨルニトケルは2018年内のライブを以て、高橋洋祐によるドラムサポートを終了します。
2019年からは新たなサポートドラムを迎えて、活動を継続していきます。

突然の発表で驚かせてしまいすみません。

また、この文章、日頃よりヨルニトケルを応援して下さっている方にとってはものすごい違和感のある文章かと思います。

ですので、わかりやすく順を追って説明していきますね。

長文になってしまうと思います。
いつものことですが。

-----

洋祐は前任ドラムが抜けた後、2012年12月よりヨルニトケルのサポートとして演奏メンバーに加わりました。
元々全員が高校時代からの友人という繋がりもあり、すぐに正式加入を打診したのを覚えています。

しかしながら、ドラマーというのはどこの現場でも不足しがちですし、沢山の現場を掛け持つ方が多いのも事実。
そしてなによりも、洋祐本人が元々「ドラマーとして沢山の人と演奏していきたい」という意思を持って活動している人だということもわかっていました。

それらの一環としてのヨルニトケルでの活動ではありましたが、彼も手を抜くことなく活発に、勿論ドラムや、それ以外のアレンジ、プレイについての意見を出してくれましたし、「parade」の作曲や、数作の音源のレコーディングまで担当してくれました。

そして、共に活動していく中で、僕は「メンバー」の定義を「今この瞬間のヨルニトケルに参加している人」という風に思っているのだと気付きました。

-----

確かに洋祐はサポートで入ってきたけれど、僕らとしてはドラマーは洋祐で固定してやっていきたい。
洋祐もヨルニトケルの為に沢山の時間を割いてくれている。
この状態でのヨルニトケルは、この4人でしかあり得ない。

そもそも「正規メンバー」って何だ?

「正社員」と「アルバイト」は雇用形態こそ違えど「その企業に勤めている人」には違いない。
「ヨルニトケルしかやってない人」と「ヨルニトケル以外もやる人」は活動の幅こそ違えど、「今のヨルニトケルの音を鳴らしている必要不可欠な人」には違いない!

こんな風に考え、洋祐本人に「こんな理由で、表記はメンバーってことにしてもいいかな?」と伝え、承諾してくれたのを覚えています。

そんなわけで、実は「高橋洋祐、正式加入!」みたいなアナウンスは、これまで一度もしていないのです。
2012年からここまでの6年間、雇用形態(あくまで例えですが)はサポートではありましたが、僕らの要望と彼の熱意により、洋祐は「メンバー」として名を連ねていたのです。

(先日のリハで「GLAYに於いてのToshi Nagaiさん、GLAY5人目のメンバー、あの立ち位置と同じ」と言えば、伝わる人には一発で伝わるよなーなんてみんなで話してたんですが…わからない人にはわかりませんよね…なので、なるべく丁寧に書きました。)

-----

共に演奏を始めてから満6年、ここに来てのサポート終了が決まったのは12月に入ってからのことでした。

実際、洋祐はドラマーとしてこの6年でめざましい成長を遂げて、現在沢山の現場を掛け持ちしています。自分のセットも買いましたしね。ファムファタールのレコーディングで使いましたが、良い音でした。僕は友人/メンバーとして、これらの事実が嬉しいです。

しかし、ヨルニトケルも活発に活動していく…となると、スケジュールをお互いに圧迫し合う形となって、「どちらかのせいでどちらかが折れないといけない」という事態が少なからず起こってしまうのも事実でした。

「お互いのやりたいこととは」という部分を考え直し、お互いに最善のルートを模索した時、洋祐から「キリのいい所でサポート終了にした方がいいと思う」と打診されました。

これを受けて本当は「現体制ラスト企画!」みたいなものも構想していましたが、ヨルニトケルも洋祐も1月以降の活動が決まっていて、全く止まる気が無い故に、ここで企画を打つことで「思い出にして止めたくない」と考え、キリの良い「満6年」での、今年いっぱいでのサポート終了とすることにしました。

ここまでの6年間の軌跡…初のMVを作った、初の全国ツアーも行った、ワンマンも2回した、賞レースにも入賞した、劇伴音楽も担当した、それらに裏打ちされて沢山の人の前にも立ち、ヨルニトケルとしての自我を持てた…これらが僕らの全てであり、たとえ道は分かれても、同郷の友人であり、共に故郷を想う音楽家同士であることには変わりありません。

高校時代から出会って14年目の僕ら自身は、最早区切りを付けずに進むことが、今の最善の選択だと全員一致で確定しました。

-----

とはいえ、あまりに突然の決定ではありますので、「現編成の最後のライブに立ち会えないじゃないか!」と思うファンの方もきっといるかと思います。
それに関しては、本当にすみません。
熱い応援とご期待をありがとうございます。
僕らはいつも、そんな皆さんと作品や空間を共有出来ることを嬉しく思っています。
それ故に、すみません。
勿論、置いてきぼりにしたくなんてありません。
でも、僕らはお互いに進みたいんです、この先へ。記憶で終わりたくないんです。

ただ、実質の現編成ラストの12/27(木)高田馬場club PHASE公演の模様は、録画して後日YouTubeにて公開します。
映像でも、当日の熱量が届くくらいのステージにしますので。
ご理解いただけると幸いてす。

-----

2019年のヨルニトケルは布施、野月、木野の3人に新たなサポートドラムを迎え、今年は控えていたツアー含む地方遠征や、「新たな考え」に基づく活動を展開していきます。
これについては2019年を迎えてからお話しさせてください。
既に1/30にライブが決定しているので、この日から新体制ということになります。

高校時代、「隣のクラスにギター弾けるやつがいる!」という噂を聞き付けて出会ったのが洋祐でした。しかし彼は実はドラムが一番うまく、初心者集団だった僕らは「ドラムだけいないから誘いたいけど、彼とバンドをやるなんて畏れ多くて出来ない!」なんて考えてしまうほどでした。
それでもバンドの活動の時には必ず近くにひょっこり顔を出し会って、一緒に遊んでいました。

時は流れて24歳から30歳を迎えるまでの間、気付いたら僕らは一緒に音を鳴らしていました。
青森ではなく、憧れの東京にて。

2年前に僕がSuck a Stew Dryを脱退し、ヨルニトケルに専念することを決めた時に、野月くんや木野くんが「やってやろうぜ!」と意気込み激励してくれる中で、洋祐が乗っかりつつ何気無くLINEに書いた「おかえりなさい」という労いの言葉に、ひどく救われたこともありました。

この関係性を前にして、僕らはヨルニトケルのこれからも、洋祐のドラマーとしてのこれからも、お互いに最高のものにして欲しいと、思うのです。

この4人で最初に作ったのは、7曲入りのミニアルバムでした。廃盤になったものの、未だにライブでは演奏され続ける曲ばかり。
もちろん、これからも演奏していきます。

僕たち4人の中には、いつだってこの音源のタイトルが、活動のテーマとして掲げられていました。

だからこそ今年で、現体制を終えて、ヨルニトケルは新体制へと進み、洋祐はドラマーとして更なる飛躍の為に進みます。

お互いのこれからの、「美しい生活の為に」

今後ともヨルニトケルと高橋洋祐を、何卒よろしくお願い申し上げます。

_var_mobile_Media_DCIM_124APPLE_IMG_4730.JPG





















fusetatsuaki