29歳を迎えました。
ついに私は29歳になってしまいました。
あんまり実感がないんです。
子供の時、29歳ってもっと大人が完成している年だと思ってたから。

(なんなら21歳でアメリカ人と結婚して子供2人産んで23歳くらいからハワイで子供にフラダンス教えてると思ってました。)


人生が完成していると思ってた。






なのに、私は未だに
"将来の夢"について毎日考えてる。






小さい時見た、最初の将来の夢は
"扇風機"でした。もちろん覚えてません。
幼稚園か何かの、みんなで「しょうらいのゆめ」を書いた紙にありました。
理由もわかりません。



たしかに自由だ。子供は自由だ。
職業でなければ人間でもなく生き物でもない。
でも私の立派な"最初の将来の夢"。








その後小学生2,3年の時は
"アイスクリーム屋さん"が将来の夢で、
学校でアイスクリーム屋さんのコスプレをしてクラスメートの前で発表したのを覚えてます。




しかし中学校の卒業イベントでは
"通訳するひと"になりたいと言っていました。
(急に現実的なやつ)

小さい時英語圏🗽にいたので、
中学校の英語の授業が楽勝だったため、


「こりゃ私通訳になれる。」
と確信したんでしょう。たった中学レベルの英語で。



しかし後日、
母に衝撃的な事実を突きつけられます。





「あんたね、通訳って英語できりゃ良いってわけじゃないんだよ。
ちゃんとした日本語と、政治の事とかも勉強しなきゃいけないんだよ」








え〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
そうなの〜〜〜〜〜〜。



完全に楽して稼げると思い込んでいた私の心はポキっとプリッツのように折れました。(意志の弱さ)






小さい時から続けていたクラシックバレエの習い事も、学校の成績が下がった罰で辞めさせられちゃって、

入った高校には私よりも英語がペラペラの子がたくさんいて、

3年間好きで初めて告白した男の子には実は彼女がいて、

ずっとクラスで一番小さかった身長はなんだか普通に伸びてしまって、



あっという間に
"なんの特徴もない女子高生"
なってしまったフルカワサラ15歳。


何か物足りなさを感じる毎日を生きていました。






そんな時、
私は仲良しの友達と放課後カラオケに行きます。

当時友達の間では
YUIが流行ってて、私も好きでした。
歌い回しとかちょっと意識して
真似しちゃったりしたよね。


でも、YUIの「TOKYO」を私が歌った時、

一緒に来てた友達が言ったんです。

🤷‍♀️「サラの声ってYUIに似てる!!いいな〜!!」




(ん??褒められてる??たしかに無意識に寄せてたしな。
じゃあ良いのか。なのになんでだろう、なんかやだな。なんだこの感情??
前にテレビで、人の声は指紋と一緒で、世界中に一つだけって。
なのに、意識した事なかったけど、私今まで人の声真似してたんだ。)




その時私の人生が変わりました。

"わたしの本当の声ってなんだろう??"



何も考えず、それを知る唯一の方法だと信じて
16歳の春、血迷った私は軽音楽部のドアを開けてしまいました。


そして今こうやってブログを書いている。



私、13年、ずっとおんなじ夢見てる。

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(p.s 誕生日お祝いメッセージ沢山いただきました!
本当にありがとう〜20代最後、踏ん張ります。)