【前回のあらすじ】
大阪の物件が決まった。物件取得費と造作譲渡費だけで大体600万くらい。
融資の審査はこれからだ。てことは審査がダメなら全額自費でってことになる。
物件決まってないと審査も受けれないし。
なんともこわい話だ。


【第10話 融資審査】


前回お世話になった政策金融公庫ではなく、今回は普段お世話になっている西武信用金庫さんに融資の相談をしてみた。

すると渋谷区の斡旋制度を使った方が良いとのこと。
なんのことやらと思ったのだがどうやら渋谷区が金利の一部を負担してくれる制度らしい。

色々な条件があるみたいだが、今回は小口資金というものにあてはまるようだ。

そして斡旋書をもらうには内装費や物件取得費などの見積書や戸籍謄本など様々な書類が必要になる。

全ての書類を用意し、渋谷区役所に出向いた。

融資希望額は1250万円。
その小口資金の満額だ。

銀行の利率は1.4%。
そのうち0.4%を渋谷区が負担してくれる。
実質1%になる。こりゃすごい。

区役所では全ての書類をチェックされ、運転資金なのか設備資金なのかなど色々聞かれ、無事に渋谷区の斡旋書をもらえた。

さて、次はその斡旋書と事業計画書などを持って銀行へ。

西武信用金庫の担当者は入金の際などちょこちょこ顔を出しているので顔見知りになっている。

どんな事をやりたいのかもしょっちゅう話してたし、事業の調子なども逐一報告していたので、ほとんど目を通すこともなく申込書を書いて提出するだけだった。

しっかり審査するのは保証協会らしい。


そして、保証協会の面談の日がきた。

事業計画書はもちろん、物件資料やこれまでの決算書、自分の経歴など事細かく質問された。
幸いだったのが、担当の人が男性であったこと。(30代前半くらいかな。)

しかも、薄毛に悩んでたこと。


面談の途中から薄毛の話や髪型の話になり、INTIの事業理念や将来性は深く理解してもらえた。


面談から1月くらい経った2017年11月27日

無事1250万満額での融資が実行された。



借金がまた増えた。



【あとがき】
近頃気づいたことがある。
事業スピードを上げるにはお金と人材の確保を同時にすることが必要なんだな。

そんな事業展開を急いでるつもりはないんだけど、最近は逆に急がなきゃいけない感じになってきてる気がする。
実際に渋谷店は1席あたり120万を超え、もうキャパの限界は近いと感じる。
それと同時に求人も頑張らねば。
2018年のうちには3店舗目を東京駅付近に出そうと思っている。
そんなこんなで自分もいっぱいいっぱいになってきてるなーって思う時がある。

プレイヤーと経営者の両立。
限界の時がいつか来るのかもしれないと感じることもある。

とはいえ今ご来店頂いているお客様は一生責任を持って担当させていただきますので末長く宜しくお願い致します!


_var_mobile_Media_DCIM_113APPLE_IMG_3993.JPG
写真は2017年12月現在のホームページのトップ画。ホームページの全面リニューアルも水面下で同時に進んでいる。


【ご報告】

2016年3月21日のINTI渋谷オープンから1年と6ヶ月。

2017年9月26日。
INTIは2店舗目となる物件契約を締結いたしました。


INTI 大阪
大阪府大阪市中央区南本町3-3-14 貴田ビル7階
地下鉄御堂筋線 本町駅 徒歩1分
2018年1月末オープン。



【第9話 INTI大阪出店】


1年経った頃から3席しかない渋谷の小さな店舗は、有難いことに連日多くのお客様で混み合うようになっていた。


オープン当初は月10名にも満たない新規のお客様は月70名を超え、1席あたりの稼働は100万を超えた。
私の80万程度だった売上も150万を超え、他の全スタッフも前年比200%を超えた。



予約が取りづらいことから土曜日の営業時間を延長し予約枠を拡大した。



渋谷店は正に順調だった。



同時に順調を感じている自分に強い危機感を抱いていた。


このままではダメだ。



これまで不安を解消するために頑張ってきたが、今は不安がなくなることが不安になっていた。(←もうこうなると良く分からない)


そこで新たな不安を生み出すべく現店舗の拡張、東京2店舗目の出店、もしくは大阪への進出を検討した。


それぞれ比較検討して考えたが、ダントツで不安要素が多く、最もリスキーであろう大阪進出を選択した。



おかげ様で今は多くの不安に囲まれている。



まず1番の不安はやはり売上の問題だ。


初出店の渋谷と全く違うのはこれまでの顧客の支えがある状態からのスタートではない。

本当に誰一人顧客がいない0万からのスタート。これほど不安なことはない。
そんなこと経験したことないからやってみないと分からないが、かならず1年で軌道に乗せる。


次に人事の問題だ。
東京から1名、常駐で大阪に栄転してもらうことにした。
私も月に数日は大阪に行く。
とはいえ大阪でも人材を探さねばならないし、普通の技術ではないのでしっかり研修を受けてもらう必要もある。
(誰かUターンで大阪に帰りたい美容師、大阪行ってもいいよって美容師に知り合いがいたら教えて下さいませ。)


スタッフが1名大阪に行くことで東京の売上は下がる。
できたての大阪はしばらく売上0万が続くかもしれない。
もちろん固定費はあがる。



よし。
不安だらけだ。




この一見、時期尚早とも思える大阪出店で得られるものは多いと思っている。
1店舗経営するのと多店舗経営は全く違うだろう。

私は渋谷出店の時から全国に複数店舗展開することはずっと意識してきた。
多店舗経営は私がもっと稼ぎたいからやるわけではない。

今いるスタッフが50歳や60歳になって、老眼になって肩が上がらなくなっても雇用し続けるためには多店舗経営をしておくことはマストだと考えている。


そしてこの早めの挑戦で得た経験や失敗をもとに、多店舗展開に勢いをつけたい。



2018年1月 大阪出店。
2018年未定 東京店舗拡張。
2019年 未定 福岡出店。

東京、大阪、福岡、名古屋、仙台、札幌。

まずはこの6店舗。


同時に新たなコンセプトサロンを発足させ、そのコンセプトサロンも多店舗展開できればなと。




よし。
頑張ろう。




あ。
これをご覧いただいている美容師の方へ。
誰か一緒にやりませんか?
今後の美容師人生、INTIにかけてみませんか?

力を貸して下さい。
連絡お待ちしています。
info@inti.tokyo.jp
宮本まで


【あとがき】
調子が良い時も不安になるんだって初めて知った。

まぁ、なんとかなるさ。
と思ってるけど不安は常にある。

みんなそうなのかな。


2店舗目凄いね!
とか言っていただくことがあるけれど、なんにもすごくない。

この店舗がうまく行って黒字転換したら凄いかもだけど。
お店はある程度の自己資金と少しの勇気があれば誰でも出せる。

大変なのは出してからだ。


ゴールをどこに定めるか。

髪を切れるようになることがゴールじゃない。

売上200万を達成することがゴールじゃない。

たくさんのタレントや女優から指名をいただくことがゴールじゃない。

店を出して独立することがゴールじゃない。



じゃあ一体ゴールはどこなんだろ。


きっとゴールは死んだ時なんだろな。

よし。死ぬまでしっかり生きよう。


なんか深い方へ行ってしまったな(笑)


9Rlx7JFuCU.jpg
qF7ul9AtWz.jpg
写真上:大阪店舗の物件契約にて
写真下:大阪内装打ち合わせにて


【あらすじ】
渋谷、神南。
駅から10分ほど歩いたビルの4階の居抜き物件が見つかった。
日本政策金融公庫の融資通過前に契約。
お金はまだない。


【第8話】次の一手
融資は何の問題もなく通り、オープンから1年と3ヶ月が経った。

当初の新規客数は月10人にも満たなかった。
売り上げのある技術者は僕1人。
毎月何十万もの赤字が出た。

新規目標人数は月に30人を目指していた。
10ヶ月経った頃からクリアできるようになった。

もちろん全員が男性。
ホームページやユーチューブなどのネットなどを見て知ってくれる人が多い。

ホットペッパーもやってはいるが、一番安いやつだしせっかくだから一応やっているって感じだ。

土日祝ともなると、3席しかない店内はずっと満席状態が続き、お客様が20分以上遅刻すると破綻する仕組みだ。


そんな2017年の夏、次の一手を考えている。

①現状維持
営業時間の延長。
シフト制の導入などで対応。

②拡張、移転
席数を増やす。
設備をよりニーズに沿うものにする。

③関西出店
地方に進出する。
あらたな新規を獲得する。

それぞれ、メリットデメリットがある。
全ての可能性を同時進行で準備している。


さて、どう打って出るか。


_var_mobile_Media_DCIM_113APPLE_IMG_3049.JPG
_var_mobile_Media_DCIM_112APPLE_IMG_2977.JPG
写真上は銀座のアイラッシュサロンの居抜き物件。
下は大阪のスケルトン物件。

↑このページのトップへ