早いもので2019年が終わる。
大晦日のこの日に2019年を振り返っておこうと思う。(書き上げたの1月下旬だけど)


2019年は3月にINTI福岡出店からスタートした。
こちらも大阪出店時と同様、ゼロからのスタートだった。

オープン時の告知は大阪同様ホームページのみ。
集客もホームページからの流入のみだった。
当たり前ではあるが、東京、大阪とは違い九州地方でのINTIの知名度は限りなく0に等しかった。

初月、新規のお客様は月20名ほど。
集客クーポンサイトへの掲載はしない(もはや意地)。

1日1人お客様が来るほどの計算だ。
まぁ暇な日が続いた。
空いている時間はスタッフのモチベーションが落ちやすい。
私はまめに連絡を取り、月に一度は必ず足を運び、コミュニケーションに重点を置いた。

福岡のスタッフにしつこく伝えたのは
「福岡は必ず忙しい店舗になる。その時のための準備を日々抜かりなくするように。」
ということだった。

空いている時間は全て、カットやセットの練習時間に費やした。
福岡スタッフも、もちろん何年も髪を切っているベテランたちだ。
しかし私たちが求める技術は高く、何度も反復練習をした。

そして接客においては、
忙しくなった時にできないことはしないよう伝えた。

これが意外とできていないサロンが多いように感じる。
手が空いていると過剰なサービスをしてしまいがちだ。

パーマやカラーの待ち時間に話し相手になるとかのそれだ。
カットの時間もついゆっくりし、遅くなりがちになる。

忙しくなった時に同じことができるのか。
それを何度も伝え、できないことは決してするなとも伝えた。
どんなに暇でもなにを目指しているのかをしっかり持ち続けなければならない。
まず最初の目標は1人1枠で終日マックスの予約を毎日続けることだ。


そんな福岡は日々の準備の甲斐もあり年末の12月には130万の売上を記録した。

まぁ一安心ってとこだろうか。



そして5月にはINTI新宿がオープンした。
こちらは渋谷、東京に次ぐ関東3店舗目になる。
新宿ができたおかげで渋谷、東京の混雑が大幅に緩和された。

と思ったのも束の間。
年末には関東の各店に連日数名、多いときには10名ほどのキャンセル待ちが出るようになっていた。

大阪の店舗においてはあまりに予約が取れないため、新規お客様の受付を11月から2月までの3ヶ月間はストップすることにした。


こうなってしまっている原因は明白だった。

そう、人手が圧倒的に足りていないのだ。


こんなにリクルートって大変なのか。。。
何をやってもうまくいかない。

これまで有名店の看板で働いてきた私にとって、リクルートで困っているところを見たことがなく、毎年何人ものアシスタントが目を輝かせて入ってきていた。

今1番の悩みである。
あれこれアイデアを絞り出し、あれやこれやとやってる最中である。


そして6月にはマイホームを購入。
世田谷区に中古マンションを購入した。

で、9月には自身初となる書籍「気になる薄毛をカバーする」をすばる舎から出版した。

まぁ、この4月から8月の時期はこれまで経験したことのないバタバタだった。

新宿の物件契約やら融資審査の書類、新宿店内装の打ち合わせや準備に加え、マイホームの融資、フルリフォームにしたため家の内装打ち合わせ。
その合間の時間に初書籍の執筆。
もちろん毎日予約は満タンに入っている。

もはや、日々何が起き、何の契約書にハンコを押しているのか訳の分からない状態だった。

そして11月から日々フル稼働のスタッフの体力面、健康面を考慮し営業時間の短縮、定休日の追加を決定。

で師走。

2018年1300万だった売上は1900万ほどに。

実はこれ恐ろしい数字で、福岡はまだ顧客がついていないので2人で130万ほどの売り上げである。
ということは東京、大阪の残り11人で1770万ということになる。(自分も今再確認)

1人当たり160万。
美容師さんや美容院経営してる方ならお分かりだろうが、これ結構エグい話なのである。
しかも全店舗でアシスタントは私の専属ただ1人。もちろん11人の中に入っている。
(ってことはスタイリスト1人平均177万の売上ってことか。。。)
ちなみに自分はたしか280万くらいだった。

いやー、疲れた。


そしてそんな2019年が終わる(終わった)。

来年はINTIの新店舗の出店は控えようと思う。
(2021年は出店ラッシュにしてやる)

2020年はINTIの内部強化の年にする。
会社を組織としてしっかりと作り上げ、福利厚生や人材教育に注力する。

INTIのブランド力を最大限に高め、不動のものにする。

新規出店こそ控えるが、ただじっとしているわけはない。

株式会社インティとしての事業収益は「INTI」の美容院とヘアメイク業の二本柱である。

これを多角化していきたいと考えている。

カットだけで収益を上げるには限界があるし、スタッフのみんな(もちろん私も含め)も年齢とともに体力も落ちてくる。

こんなバリバリやってられるのもあと4〜5年だろう。

みんなの給与を維持、向上するためには、カット以外での収益を増やすことが必然なことは安易に想像できる。

ひとつは、前からずっと言っているホームページを収益化することである。
どういった方法でというのはここではまだ言えないが、頭の中にはある。


そしてもう一つは事業の多角化である。
これもまだ具体的には言えないが、とりあえず渋谷本店のビルの2階に空きが出た。

なので実は先日すでに契約をした。

この2階で新たな事業にチャレンジしたいと検討している(美容院ではない)。


2020年もぶっ飛ばすぜー!!



【あとがき】
と、仕上げを書いているときにはすでに1月19日。
やっと書けた。
やっと書き終わった。

先日1/14〜16で社員旅行に行った。
場所は石垣島。
もちろん東京だけでなく、大阪、福岡のスタッフもだ。
大変な一年だった分、最高に楽しかった。
みんな見たことないくらいの笑顔だった。

共に苦労し、共に努力し、共に笑って、共に泣く。
そして利益がでたら私だけが良い思いをするのではなく、全員で分ける。

これが組織でやる醍醐味なんだろうなって強く思う。
多分1人だけで良い思いして、小金を持っても何も楽しくない気がする。

INTIではそんな組織であることを保つためのルールが数多くある。
例えば前職から20年くらいの付き合いのあるスタッフでも、互いに必ず「さん」付けで呼び、敬語で話す。(入社するまではタメ口だったのにね)
お互い仕事で成り立っている関係であると同時に、プロフェッショナルとして尊重し合うためでもある。
シザーケースは禁止し、帽子も禁止、お客様への説明も全員皆同じである。

一見堅苦しく思うかも知れないが、私たちは美容界という戦場で戦っている。
足並みが乱れ、団結力や組織力が崩れると必ずその店は潰れる。

経営者である私の1番の重要任務は店を、会社を潰さないことである。

熱くなっちゃった。 

けど、美容院の経営ってそんな甘いもんじゃないと思うんだなー。
スタッフの人生、その家族の人生背負っちゃってんだからさ、本気でやんないとだよね。

そのあとみんなで飲むビールがうまいんだわ。
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2020年社員旅行@石垣島にて

2019年も9月21日となりINTIは渋谷への初出店、2016年3月21日から3年5ヶ月が経過していた。

オープンから先月までの売上推移をグラフにしてみたので、早速だがこの3年5ヶ月のINTI売上推移を公開する。

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2016年3月の初月売上は40万ほどでスタート。
3年5ヶ月後の2019年8月には2100万を記録した。

私はこのタイミングでINTI働き方改革の一環とし、営業時間延長の取りやめ、ならびに全店舗の定休日を1日増やすことを決めた。

理由はこうだ。

美容室の繁盛ぶりを数値化する際に用いられることが多い、スタッフ1人当たりの売上(パーヘッドとも言われるらしい)。

月に500万の売上といえど5人でやってるのか10人でやってるのかで忙しさや利益は大きく異なる。

単純に5人だと1人当たり100万、10人だと1人当たり50万となる。


一般的な美容院の場合はどの程度が繁忙店の目安なのだろうか。


少し調べてみると

スタッフ1人当たり
40〜50万:利益は出るか出ないかのあたり。もう少し頑張らないとってサロン。
50〜60万:平均的なサロン。1番多いゾーン。
60〜70万:繁盛店。日々忙しいお店と位置づけされる。

上はあくまで参考程度のものであり、店舗数や家賃などの固定費によってももちろん利益率は大きく変わる。

少し繁盛店の位置づけが甘い感じはするが、過去の経験上大方当てはまってるなとは思う。



ではINTIはどうか。

まず人数だが、INTIには私の専属アシスタントしかアシスタントはいない。
他は全てスタイリストで構成されている。

なのでINTIには私と専属アシスタントも含めても総勢14名しかいない。

それを踏まえ、8月の売上を元に計算すると恐ろしいことになる。


2100万÷14人=150万/人


なんとまあ。


INTIはスタッフ1人当たり150万のサロンなのである。

これは異常とも言える数字であり、慣れてはいたものの、そりゃ忙しいし疲れるわけである。


この数字を見た時に驚きと共に危機感を覚えた。

それはスタッフの体調管理とパフォーマンスの低下である。


私は9月に入りすぐにスタッフ会議を行い、11月からの営業時間の短縮および定休日の追加を決定した。

また一般的な会社では当たり前だろうが、美容院ではほぼ実現されていない完全週休二日を2020年の目標とすることにした。



このように、今INTIは内部強化に照準をあて取り組んでいる。

出店ラッシュに一度ストップをかけ、技術、知識、雇用、社内制度を強化し、地盤を固める。


その一つとして、リクルートのランディングページならびにリクルート専用のホームページを作成することにした。

そして会社の「ミッション」「ビジョン」「バリュー」についても再度検討してみた。

改めてまとまればまた書きたいと思う。


「ミッション」「ビジョン」「バリュー」については考えれば考えるほど良く分からなくなるが、事業には「大義」が必要ということに改めて気づかされる。



薄毛に悩む男性のコンプレックスをヘアデザインで軽減し、笑顔を増やすこと。


これだけは目先にどんな美味しい話があっても、ブレることなく変わらずに突き進む道であると信じている。


年末はもうすぐそこに来ている。



待ってろよ師走。



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写真は本の原稿。
書いては修正し、書いては修正しを繰り返していく。
これが通常業務に加わるものだから忙しいのなんのって。

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気がつけばもう9月になっていた。
前のブログ更新から3ヶ月ほど経ったのだろうか。

この3ヶ月間はブログを更新できなかった。

それは2月18日に届いた1通のメールの企画が本格始動していたからだ。

そのメールがこれ。

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私が初めて本を出版させて頂くことが具体的になり、8月末の原稿〆切に向けてサロンワークの合間や移動の時間を使い、あーでもないこーでもないと執筆活動に精を出していた。

なので原稿を書く以外は極力活字と向き合うのを避けてきた。

ある程度の構成案を出版社の担当者から提示され、それに沿って書き始め、途中でこれはいらない、とかこれは足した方が良い、とか順番はこっちが先、なんてやり取りをしながら進めていくのだが、まず最初にぶち当たる壁は「はじめに」ってやつだ。

この「はじめに」ってのがやっかいで、
たくさんの本と触れ合ってこなかった私にとっては何を書いたら良いのかすらもわからないとこからのスタートだった。

「こんにちは」から始めるのか?いやいや、おかしいだろ。
出版に至った経緯を書けばいいんだろうけど、そうなるとINTI立ち上げの経緯から書くのか?など疑問は膨らむばかりである。

とりあえず一旦書いて、本編を書き進めていくのだが改めて「はじめに」を読むと、それを書いた頃となんか微妙に心境が変わってたりしてもう一回書き直したり。


そして本編の内容としては、3年間薄毛の男性と向き合ってきて得たノウハウを濃縮させた内容となっている。

もちろん美容師に向けた技術解説ではなく、
「薄毛のタイプ別スタイリング剤の選び方」
「家での薄毛カバーできる乾かし方」
「似合う髪型やおすすめの髪型」
「薄毛に悩む方が失敗しない美容院の選び方」

なんてのはもちろん

「こんな人は薄毛予備軍」
「ミリオンヘアーのバレない使い方」
「植毛手術をやって良い人とダメな人」

など実際に何千人と見てきたから感じることをなんの損得感情もなく、薄毛に悩む男性に寄り添う事だけに集中し赤裸々に書いてみた。


ブログをやっているから薄々感じてはいたが、頭の中にあるものを文章にアウトプットすることの大変さって言ったらもう。

まぁ大変だったけど、そんなこんなを繰り返し
ついに9/17から都内大型書店に並ぶことに。

Amazon、楽天では9/15から発売が決定。


詳細は以下

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タイトル:「最速でバレずに気になる薄毛をカバーする」
著者:宮本洋平(INTI)
初版部数:4500部
価格:1400円

Amazon
楽天


立ち読みでも良いのでぜひ。


【あとがき】
今回は本の紹介みたいなっちゃったけど悪しからず。
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写真は表紙と帯も入れたレイアウトプラン。

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