先日の国際文具・紙製品展(ISOT)でも発表しましたが、この度、日めくり付せんカレンダー「himekuri」と一緒に、「himekuri note(ヒメクリノート)」というノートをプロデュース、発売することになりました!
こちらの記事などでも語っていたようにノートには並々ならぬこだわりがある私ですが、今回そのこだわりを詰め込んだノートをケープランニング(be-on)さんと一緒につくることができました。
■himekuri note 製品仕様
サイズ:A5スリム(タテ210mm×ヨコ105mm)
ページ数:110ページ本文用紙:トモエリバー手帳用(52.3g/m2/クリーム)
本文罫:himekuri note…5mm方眼罫/グレー印刷、himekuri note 文房具…5mm方眼罫/ブルー印刷、himekuri note ねこ…5mmドット方眼系/ピンク印刷/肉球ドット入り表紙に折返しつき
価格:980円+税
その名の通り、日めくり付せんカレンダー「himekuri」と一緒に使っていただけるようなノートに仕上げました。「himekuri」を日付シートにして、スケジュールや日記を書き込んだり、バレットジャーナル用のノートとして使っていただくのもよいと思います♪
サイズと紙へのこだわり
種類は3種類あります。男女問わず使えるプレーンなデザインの「himekuri note」、インク瓶と万年筆を箔押しであしらった「himekuri note 文房具」、かわいらしいねこが窓からのぞく「himekuri note ねこ」です。すべて本文用紙にはトモエリバー手帳用(52.3g/m2・クリーム)を使用し、110ページたっぷりページ数があるのに厚くならないノートに仕上がりました。
私、トモエリバーの書き心地と"薄いのに万年筆も裏抜けしない”ところが大好きなので、「ノートを作るなら絶対にトモエリバーで作る!!」と決めていました。トモエリバーのノートは何種類か市販されていますが、もっとページ数が多くて分厚かったり、サイズに納得がいかなかったりしていたのです……。
で、今回、なぜA5スリムサイズにしたのか。
私が単純にA5スリムサイズが好きで、使いやすいと思っているからという理由が一番なのですが、このサイズとトモエリバーを組み合わせたことにも、実は大きな意味があるんです。
ご存知の方も多いように、トモエリバー(52.3g/m2)ってとーーっても薄い紙なので、扱いが難しい部分がありますよね。トモエリバーの手帳やノートを使っていて、ページをめくる時にたわんでぐしゃっとなってしまった経験がある人もいると思います。
私もこれまで何冊かトモエリバーのノートや手帳を使ってきましたが、私の経験によると、トモエリバーはA5サイズ以上になってくるとどうしてもたわみやすくなってしまいます。B6なら大丈夫でも、A5だと度々めくりづらさを感じます。
ですが、なんと、A5スリムサイズなら大丈夫なんです!(個人の感覚なのですが……)これは実際触ってみていただかないとわからないと思うのですが、めくる時もスムーズに、まったくたわむことなく扱えます。個人的に、A5スリムサイズはトモエリバーの魅力を最大限に引き出せるサイズなのではないかなぁと思っているのです。
トモエリバーのノートなので、ぜひぜひ万年筆ユーザーの方々に使っていただきたいし、分厚いノートが苦手な方にもおすすめです。
罫線へのこだわり
今回、3種すべて罫線を変えました!「himekuri note」は5mm方眼でごく薄いグレー印刷、「himekuri note 文房具」は5mm方眼でごく薄いブルー印刷、そして「himekuri note ねこ」は5mmドット方眼でピンク印刷、肉球ドット入りです。
これ、どれもごく薄い印刷にしたのがこだわりです。濃い罫線が苦手な方は多いとおもうのですが、もれなく私も……(笑)あとはノートの端まで罫線が印刷されているのが好きなので、そのようにしました。
個人的にはねこの肉球ドットがおすすめです。全体的には普通のドット罫なんですが、とある部分にねこの足跡が……♪ うふふ。完全に趣味に走っていますが、このノートをデザインしてくれたのは『まいにち ねこ文具』のデザインと編集をしてくださったねこみみ編集部の長井さんなので、こうなるのは必然です……(笑)
綴じ方へのこだわり
で、私がノートを選ぶ時にとてもとてもこだわっているのが、「綴じ方(製本方法)」です。今回このhimekuri noteには「糸かがり製本」という綴じ方を採用しました。
糸かがり製本だと机の上にノートを広げた時、180度平らに開くんです。手でおさえなくてもまったく浮かないのですよ。書く時も、中央部分が浮いてうまく書けないなんてことは絶対ありません。まさにノンストレスです。
ぺたんと180度開くので、このカクリエの記事に書いたように見開きを1枚の紙として使う方法もおすすめです(「Ca.Crea」と同じ製本方法なんです)。
表紙デザインへのこだわり
で、今回表紙には折返しがついています。写真では説明しづらいのですが……こう、表紙を付せん置き場にしたり、しおりとしてすぐ開きたいページに挟んで使ったりすることができます。単純に折り返しだけあるのもつまらないので、デザインにも遊び心を入れてみました。
個人的にねこが窓から飛び出すのがすごく気に入ってます。
表紙は型抜き、箔押し、風合いのある紙を使って、さらにマットPP加工して、、で、糸かがり製本でトモエリバーで、、となんともわがまま詰め込み放題のノートに仕上がりました。何度も何度も(いや、何十回も…)ケープランニングの木下社長と打ち合わせをしてやっと出来上がったのがこのノートです。
言いたいことがありすぎて長くなってしまいましたが……ぜひぜひ、多くの人に使っていただけたら嬉しいなぁと思います。
10月1日発売ですが、以下では先行予約も受け付けていますので、よろしければぜひ!
●楽天市場 himekuri note 予約販売ページ
●ヤフーショッピング himekuri note 予約ページ
https://store.shopping.yahoo.co.jp/be-on/10000334-.html
●amazon himekuri note 予約販売ページ
★★★
周南市立徳山駅前図書館(山口県周南市)にてワークショップ開催!
福島槙子セレクトの文房具コーナーも展開中です(〜8/31まで)
福島槙子セレクトの文房具コーナーも展開中です(〜8/31まで)
8月18日(土) 11:00〜
ワークショップ「おとなのための万年筆塗り絵」
8月18日(土) 14:00〜
ワークショップ「親子で楽しむ!万年筆塗り絵」
ワークショップ「親子で楽しむ!万年筆塗り絵」
周南市立徳山駅前図書館
https://shunan.ekimae-library.jp/ja★★★
「himekuri」「himekuri note」先行予約販売中!
コミュニティ「文房具と過ごす」はじめました
★★★
http://amzn.to/2FYyy2J
最近の活動情報
8月1日発売 書籍『ゼブラ完全ガイドブック』(日本実業出版社)掲載
7月28日発売 雑誌『LDK 9月号』(晋遊舎)掲載
7月21日発売 雑誌『LDK the Beauty 9月号』(晋遊舎)掲載
7月14日開催 第3回「まいにち ねこ文具」ワークショップ
~ねこ布張りシール帳&ねこシールを作ろう!
~ねこ布張りシール帳&ねこシールを作ろう!
★★★
文房具の魅力を紹介するウェブマガジン「毎日、文房具。」
取材・コラム連載・文具セレクトなど、お仕事のご相談は以下のメールアドレスまで
maki.meme★gmail.com
コメント一覧