月別アーカイブ / 2018年02月

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ネコには、お花の顔をした
大好きな大好きなともだちがいました。

そのともだちは、いつもまっくろなずきんをかぶり
やさしくネコのそばにいてくれました。

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いつもやさしくて、おだやかな
そのともだちのことが、ネコは大好きでした。

ネコは、ずっとこのともだちと
一緒にいれるといいな、とそう思っていました。

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だけど、ある日
ともだちは、はらはらと泣き出してしまいました。

「ネコくんごめんね、もうすぐお花が枯れてしまいそうなの」

「ネコくんとずっと一緒にいたかったけど」

「お花のなくなった自分でも、
ネコくんと一緒に笑って居られる自分だったらよかったのに」
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ともだちから、はらり、はらり、と落ちる花は
とてもきれいで、とても悲しくて
ネコはなにも言えませんでした。

ともだちは、よわむしでごめんね、と泣いていました。

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ともだちがたくさん泣いて、たくさん泣いて、
残ったのはからっぽになってしまったまっくろなずきんと、
ともだちの残したきれいな花でした。

ネコは、ともだちのずきんのなかのことを
考えたことがありませんでした。

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ネコは1輪だけお花を拾い
まっくろなずきんと一緒に
ともだちのことを待つことにしました。

お花の向こうのともだちのことを
こんどはちゃんと見つけてあげたいと

こんどは一緒にお花を探しに行きたいと

そう思いながら
ネコはずっとともだちのことを待つことにしました。

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さいきんのはなしです。

今年に入ってから、家にいる時間が圧倒的に増えた。
以前は外で作業する、ということがあんまり苦ではなかったのだけど
最近は外にいることがすこししんどいなあと思う。
時期的な問題かもしれない、寒いし。
でも季節的には冬が一番好き。

そして花屋にいくことがとても増えた。
近所にある、すこし変わった花も扱っている花屋に行って
1本だけ買って帰ることもあれば、10本ぐらい一気に買うこともある。

ブーケになっているものを選ぶことはほとんどなくて
いつも切り花のなかから1本づつ好きなものを選ぶ。
色は白とか、紫とか、青っぽいものを選ぶことが多い。

以前からドライフラワーをたくさん作ってはいたけど
生花というのは寿命が短い分、なんだか不思議な存在感があって
部屋の空気を作っているなあと思う。生きている。
花を見ていると、自分の心持ちが変わるから
そう感じるだけなのかもしれない。
花はそこに在るだけだ、いつも。

花言葉をよく調べる。
花言葉ってポジティブだったり、愛情が強かったり
なんだか普段ことばにするのがすこし恥ずかしいような
そういう言葉ばっかりだ。
だから花に気持ちを寄せて人に贈るんだろうか。
勝手に愛情にまつわる言葉を押し付けられて、
しんどいと思っている花はいないのだろうか。

今日はアネモネの花をたくさん買った。
つぼみだったアネモネは、
エアコンの効いた部屋のなかで数時間で咲いてしまった。

アネモネの花言葉を調べてみたけど
どれが本当なのかわからなかった。

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なにもないなあと思うなかにも、
きっとなにかは在るんだと思う。
そうやって過ごしている。

なにもないなあと思うなかで
見つけられたものを大事にしたい
それをどうにか形にしたい、
そうやってなにかを探している、毎日。

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群馬県にある高崎clubFLEEZにて、秀吉というバンドと
共同主催というかたちで
「ひでねこまつり」をしてきたおはなし。

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2018.2.16
はじまりからおわりまで、たのしいばっかりの1日でした。

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この日は久しぶりに柿澤秀吉とフクモトエミのコラボもしました。
秀吉さんとふたり、ツアーも回って、音源も出して、
ここにきてはじめて「ねむりのまち」というユニット名もつけました。

「ねむりのまち」は
もうすでにある音楽に絵を描く、というのではなく
曲を作る段階から一緒に作品を作る、というのをしてます。
この日にやった「流星群」と「からっぽマン」は
わたしが考えたお話を秀吉さんに伝えて
それを秀吉さんが歌にしてくれる、という形で出来上がったものです。

自分の中で生まれたおはなしを
こういう形で伝えられるのはとても楽しくて嬉しいことです。
見てくれたみなさまありがとうございました。

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そのあとはライブを見ながらライブペイントしました。
ねこまつりなのに狼をかきました。

ライブを見ていて、
かっこいいを更新し続けてくれる人たちばかりだなあと思って
背筋が伸びる気持ちがしました。

新しい好きを見つけることはとても素敵なことで
新しいものってきっとそれだけでなんだか素敵なことで
だけど同じように見えるものもすこしづつ変わっていて
きっと外から見たらわからないんだけど
もしかしたら中にいてもわからないかもしれない、
だけどきっといろんな風に変わっていて
でもそのたびに、また好きだなあって思わせてくれる
そういう人たちの存在はなんだか
自分もこのままここにいていいんだとすこしだけ思えて
心が軽くなったような、不思議な気持ちでした。
だからわたしはこの日、この出演者で
群馬という場所でひでねこまつりができて本当に嬉しかったです。

出演者と来場者のみなさまのおかげでできた1日。
来てくれたみなさんのなかに、新しい好きが見つかったり
いままでの好きがもうすこし大きいものになっていたりしたら嬉しいです。
ありがとうございました。

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出演者のネコもかきました。


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秀吉さんがまたやろうねって言ってたから
また群馬に来れたらいいなあと思います。

好きなものを素直に好きだということは
わたしにはまだすこし難しくて、
そのためにはもうすこし頑張らないといけないなと思う。
好きなものを好きだと、自由に言える人に、
それは誰かの問題じゃなくて自分自身の問題なんだ。

最後まで読んでくれてありがとうございました。
次は3月24日に仙台で「こらねこまつり」です。

またね。

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