ずっと一人で歩いていこう。
人はきっとみんな孤独だ。でもそれは通過点に過ぎない。きっとこの道中で多くの人が僕の肩を叩き、肩を組み、理解し合おうと努めた。僕もまた、頑張った。そのことは決して無駄じゃない。でも本心を打ち明けるだけが友情なのか。きっとそうじゃない。腹の中には自分にしかわからない、自分でもわからない自分がいるはずだ。僕はその自分を信じてあげればいい。
僕の中の佐々木は、僕の中の悠二は、もはや僕の中にしかいない。彼らとの会話も、答えも、僕だけのものだ。そしてそれは映画を観た人も一緒だ。
映画の勢いとか、正直わからない。もしそんなものがあるとすれば僕には関係のないことだ。もっと、もっと、その勢いに乗れなかった人や、光を浴びなかった人や、僕自身の毎日の方が関係のある話だ。そう思って、演じた。
『佐々木、イン、マイマイン』がより多くの人に愛されること、それは確かに僕が望むことだ。大切な誰かのために、僕が望むこと。でも本当に僕に関係のある人はその場所には居ないかもしれない。居ることが出来ないかもしれない。今日も一人で歩いているのかもしれない。その人また人々に愛される映画であって欲しい。自分勝手だと思われても、そう願わずにはいられない。
これが『佐々木、イン、マイマイン』に関わった僕の思いです。
とにかく今は、お身体にご自愛ください。僕らは健康であればいつでも会える。また一緒に映画が作れる。もちろん俳優でなくても、何でもいい。
また道中で会おう。会い続けよう。歩き続けよう。
この映画をよろしくお願いします。
藤原季節
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昨日武蔵野館で余韻残ってます。藤原さんはテアトル新宿で、止められるか、俺達をの時イベントでいらした時に、一言お話していただいて物凄く好感持ちました。「画面よりずっとかっこいいねですよね」といったら「ホントですか!!
」って演技だとしても大きなリアクションで喜んでいただけたことが凄く嬉しかったです。カッコイイし優しい人だなと。
作品は音楽がまずはよかったです。次に映像、佐々木の家の庄内柿の箱が気になりました。生きてる実感、隣の家を覗き見するようなリアルさ、景色の美しさは生きてる実感とノスタルジーを感じました。20年前こういう夜明けがあって今も同じ朝の風景があるなって。ストーリーはネタバレしたくないので割愛です。
藤原さんの演技は切なすぎました。絡みもよかったです。絡みまでのシーンが物凄く自然で有り余る愛情を感じて元恋人が羨ましかったです。映画でよくこのラブシーン必要かな?と思うところありますがこのラブシーンは必然でした。
20年位前は洋画史上主義でしたが最近ハリウッドもぱっとしたものもないし。日本映画もいいなと思うようになりました。日本映画は監督さんのナルシストものも多い印象ですが、佐々木インマイマインは余韻が残ります。小説を映像にするとがっかりさせられること多いですが、この作品は逆に言葉やテキストで表すとさらっと流されるか面白みがなくなるような場面を面白く想像力を刺激する描き方をしている気がして映画の意義や底力を感じました。
1分前
追い佐々木したいと思いました。
1回じや、まだまだ観たりないです。
初日、おめでとうございます。
いろんな気持ちがありますが、深呼吸して、観に行ってきます!