月別アーカイブ / 2018年04月

今日はあるアーティスト達が集まった音楽のイベントに行ってきた。

そこで僕は結構感動して、
ひょっとしたらこのアーティストは自分のために歌ってくれてるんじゃないかなんて思っちゃったりした。

多勢の人たちに対して表現したことが個人的なものに変わっていくのはとても不思議で素敵だ。
表現を個人的なものにするのはとても大変なことだと思う。それは以前『ママレード・ボーイ』のブログでも書いたことだが、観ている観客との間に糸を紡ぐということ。初恋には誰もが嗅いだ初恋の香りがあってその香りをどう捉えてどう表現するか。お笑い芸人の人たちは沢山の観客を笑わせるわけだけど、それは本当にすごいことだと思う。笑うという感情の琴線を弾くということ。僕は今日音楽に沢山の琴線を弾かれた。

沢山の糸を紡ぐ、沢山の共通言語で会話する。その上に初めて感動があるとすれば、そうして初めて琴線を弾くことが出来るとすれば、僕がいま勉強すべきことは何なのかということが少しだけ見えてくる。

オリジナリティというのはその先にあるのでは。
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p.s.写真が尽きてきた。

自分の存在にも言葉にも多分なんの価値もないんだろうと思う瞬間がある。
そういった時というのは、自分の中から物語が今にも生まれようとしてる時でもある。物語という残せるものに価値を持たせようとするとき、自分という存在や自分の言葉など、つまり残らないものに対しては殆どの興味を失っていく。自分は役者という職業を選んだわけだけど、実際に物語の中に存在できる瞬間や本当に素晴らしいと思える物語を残せたと思える瞬間なんて僅かなわけで、ということは一人の人間として自分の存在や言葉にどう価値を持たせるかということに悩まなければならない。それはどう人生を充実させていくかということだ。そうしなければ常に自分は何者でもないかもしれないという不安と戦い続けるハメになってしまう。もしくは死にものぐるいで物語を求め続けるか、生み出すか。

LINEやSNS、親指ひとつで感情を簡単に伝えられるようになったこの時代、たまに自分の言葉やそのネット上の存在に何も意味や価値を感じなくなる瞬間はありませんか。でもその時はチャンスかもしれない。きっとすぐそばに物語が。何かを残したいという感情が
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映画『ママレード・ボーイ』が明日4月27日から全国公開となります。

この映画は、高校生の男女ふたりの親がパートナーを交換するところから物語が始まります。つまり、女の子のママが相手の男の子のパパと、そして女の子のパパが男の子のママとパートナーをチェンジするわけです。それだけでもヤバいですよね。でもそれだけじゃありません。その四人の大人たちは、離婚することで子ども達が悲しまないようにある決定を下します。それが"全員で一緒に住む"というものです。
こうして一つ屋根の下で二つの家族が一緒に住むわけです。高校生の男女ふたりが急に一つ屋根の下、こりゃ何も起きねえわけがねえってんで、物語は加速していくわけですね、ええ。



・・・ってぶっ飛びすぎだろ!!!
しかもこの物語に隠された秘密がさらにぶっ飛びまくってる!!僕はもう初めてこの脚本読んだとき、友達呼んで見せたくなりましたよ!そのあまりのぶっ飛び具合に!

しかもこの映画を撮るのは廣木隆一監督。僕が大好きな映画『ヴァイヴレータ』や『軽蔑』などの他に、少女漫画原作の大傑作『ストロボエッジ』を撮った監督です。この『ストロボエッジ』は本当に傑作だと思います。少女漫画が原作の作品を撮るのは本当に大変難しいことだと思いますが、この作品には初恋の思い出がちゃんと詰まっている気がします。桜、電車、制服、花火、浴衣、学校祭、なんでもいいのですが誰もが通過したあの四季の香り、それが画面に立ち込めています。それらを表現するのは本当に大変なことだと思います。誰にも気付かれずに洞窟の奥の奥でチカチカ光る宝石みたいに、初恋の思い出は今も胸のどこかで光を放ち続けます。廣木隆一監督はそんな光を捉える監督だと思います。もちろん『ヴァイヴレータ』にはヴァイヴレータ色の宝石、『軽蔑』には軽蔑の色の宝石があるわけですが、

『ママレード・ボーイ』この映画にもママレード色の宝石があるわけです。この映画を見終わってから何度か映画を思い出すとき、どこか日常から飛躍した感覚が蘇ります。そのぶっ飛んだ内容というせいもありますが、それよりもやっぱり、あのママレード色の家の中に住んでるあの家族たちの顔を思い出すとあれは不思議な2時間だったな〜とママレード色の宝石がチカチカって光を放つわけです。
この映画は是非、友達や家族誘って見に行ってみて欲しいです。そしてよかったら感想も聞かせてください。感想を読むのが今から楽しみです。

ちなみに僕はこの映画の中で、男の子のある秘密に関係する人間として登場します。ママレード色の宝石だって、内部には沢山の傷があって光っているのですから。その傷の一つとしてでも、宝石の中に存在することが出来ていましたら幸いです。今日の話を終わります。
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