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 21歳の時に、私はピアノの弾き語りを始めました。まだ鍵盤から目を離せずに、決して上手いとは言えないたどたどしい弾き語りで、ライブハウスで歌っていました。

それから1年ほど経ったある日、手売りのCDを買い私に名刺を渡してくれた人がいました。その人は後日、私の弾き語りが素晴らしかったと言ってくれました。当時アップテンポの曲が書けなくて悩んでいると言ったら、「この子にバラードを歌わせたら右に出る者はいないというところまで、腕を磨きなさい。その努力を続けてくれるならアップテンポなんて1曲も書かなくていい」と言われました。

その人のおかげで、私はCDデビュー15周年の今があります。その人だけではなく、さらにその前後から出会った数えきれない人たちのおかげで、今ここにいます。

 今回の弾き語りベストは、満を辞して15周年で初めて作りました。それは正直、自分の弾き語りを作品に残せるようなレベルではないと、ずっと自信が持てなかったからです。

やっと、今ならできるような気がすると思えるようになりました。レコーディングを始めたら、とにかく集中力勝負で、集中力が来るその時を待つと言う感じで、ものすごく大変だったような、その時が来るのをただ身を任せて待っていただけのような、そんなレコーディングでした。同時に、苦手意識がものすごくあるはずの弾き語りなのに、すごくすごく楽しかったです。ブースで弾き語りをしているだけなのに、ライブ会場で歌っているような、そんな感覚でした。

みなさんからのリクエスト上位20曲を収録したアルバムですが、選曲は全曲バラードでした。恋愛の歌が多いので、レコーディングはひたすら切ない気持ちになりました。

活動を続けて、ライブを重ねて、年齢を重ねて。こんなふうに弾き語りができるようになったよと、私を拾ってくれたあの人にも聞いてほしいと思えるアルバムができました。

この子にバラードを歌わせたら右に出る者はいないと、思ってもらえるかどうかは聞いてくれる人それぞれなので、そこは自分で自信を持てる部分ではありませんが、上手いとか下手じゃなくて、正しいとか正しくないじゃなくて、間違ってるとか間違ってないとかじゃなくて、私の弾き語りはものすごく藤田麻衣子だなと今は胸を張れています。感情にそのままメロディーがついていて、自分の中でこんなふうに表現したいと思っているものが形になっていて。速くなったり遅くなったり、ためたり止まったり、走り出したり。苦手で仕方がなかったはずの弾き語りが、こんなに楽しいとは。

続けるということは、遅かろうが速かろうが、必ず成長できることなんだなと実感しています。

15年間、続けてきてよかった。

これからもよろしくお願いします。

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『藤田麻衣子 Acoustic LIVE TOUR 2021 〜15th Anniversary〜』 
4月24日(土) 岡山・CRAZYMAMA KINGDOM 
4月25日(日) 広島・広島クラブクアトロ 
5月10日(月) 神奈川・横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール 
5月28日(金) 埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 小ホール 
6月30日(水) 大阪・BIGCAT 
7月01日(木) 愛知・名古屋DIAMOND HALL 
7月31日(土) 熊本・熊本B.9 V1 
8月01日(日) 福岡・DRUM LOGOS 
8月22日(日) 宮城・仙台Rensa 

『藤田麻衣子 15th Anniversary Special Live』 
9月08日(水) 東京・Bunkamura オーチャードホール 

<チケット> 
ファンクラブ先行受付中(抽選)
3月5日(金)12:00〜3月12日(金)18:00 
・チケット一般発売:3月21日(日) 
全公演(オーチャード含む)対象になります。 
fujitamaiko.com



 『藤田麻衣子 Acoustic LIVE TOUR 2021 〜15th Anniversary〜』 は、ピアノとギターと歌でお届けします。各地のみなさんに会いに行けるのが楽しみです。

CDデビューから丸15年を迎える9月。9月8日の『藤田麻衣子 15th Anniversary Special Live』 は、デビュー前からサポートしてくれているサポートメンバー(ピアノ山本清香・バイオリン沖増菜摘・チェロ島津由美)とお届けします。原点に帰ってクラシカルなライブを行います。思い出のたくさんある彼女たちと一緒に、オーチャードホールで演奏できたら、感動するだろうなぁ...。無事に完走できることを願って。準備をしていこうと思います。

みなさんに笑顔で会える日を心待ちにしています。




歌を聴いてくださるみなさん、スタッフのみなさん、いつも本当にありがとうございます。