皆さまこんばんは。

4月22日にフジテレビ「とくダネ!」に生出演し、逆流性食道炎について解説させていただきました。

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また、これに先立ち、4月20日にクリニックに密着取材があり、その様子も放送されました。

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逆流性食道炎は、東京大学消化器内科からの報告によると、今や国民の5人に1人がかかっていると言われ、新・生活習慣病との呼び名もあります。

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食道と胃のつなぎ目は、普段は下部食道括約筋によりギュッと締まっており、胃から食道への逆流が起きないようになっています。

ところが、何らかの理由で食道の胃のつなぎ目が緩くなると、胃酸や食べ物が食道に逆流してきて、多彩な症状を呈します(逆流性食道炎)。

胸やけ、げっぷ
呑酸(酸っぱいものが上がってくる)
胸のつかえ感、胸痛
飲み込みづらい感じ
咳、喉の痛み・違和感
背中の痛み、嘔吐

代表的な症状は以上となります。

特に、咳や胸痛というのは、呼吸器や循環器の病気を疑われてしまうこともあるので注意が必要です。

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逆流が起きる基本的な流れとしては、

胃に負担がかかる
胃の働きが低下
胃の中で渋滞が起きて内圧が高くなる
下部食道括約筋が緩む
胃から食道に逆流が起きる

となりますが、具体的な原因としては

・アルコール・脂肪食の過剰摂取
・早食い、暴飲暴食
・肥満、妊娠
・食べてすぐ横になる(2時間以内)
・ストレス、冷え、疲れ
・加齢、前かがみ姿勢

あたりが挙げられます。

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ちょっと補足しておくと、

・食後2時間は胃内にまだ食べ物がある状態なので、食べた後にすぐ横になってなってしまうと逆流のリスクがかなり上がります。

・アルコールは、胃と食道のつなぎ目そのものを緩くさせるのに加えて、胃の働きも悪くさせるために、「アルコール飲んだ後に締めのラーメン食べて、すぐに寝る」というのは最悪です笑。

・肥満の方は、脂肪により腹圧が上がり、胃が外から圧迫されることになるので、逆流が起きやすくなります。また、妊娠・出産を経験することでも、同様のことが起きます。

・加齢により胃の働きそのものが弱くなるほかに、背中が丸まって猫背になってくることで胃が圧迫されて胃の内圧が上がり、逆流が起きやすくなります。

近年では、高齢化やライフスタイルの多様化(食生活の欧米化による脂肪摂取量の増加、ネット普及による夜型生活の増加、ストレス社会など)により、患者数が増えていると考えられます。

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逆流性食道炎は不快な症状を呈するだけではなく、以下のリスクを高めることが知られています。

食道癌のリスクを高める
食道癌は喫煙、飲酒から発生することが多いですが、近年では逆流性食道炎から発生するタイプの食道癌が増えつつあります。胃酸が食道に逆流することで傷ついた粘膜は、癌が発生しやすいのです。ちなみに欧米では、逆流性食道炎から発生する食道癌が圧倒的に多く、日本も将来的にそうなるのかもしれません。

誤嚥性肺炎のリスクを高める
逆流した胃酸や食べ物が、気管に入り込んで誤嚥性肺炎を起こすことがあります。高齢者の死亡原因第4位は肺炎でさが、その大部分をこの誤嚥性肺炎が占めます。特に、嚥下(物を飲み込む力)が弱った高齢者の方は要注意です。

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番組用に逆流性食道炎のチェックリストを作ってみたので、当てはまるような方はまずは生活習慣を改善してみてください。

・アルコール、脂っこいものを控える
・早食い、暴飲暴食を控える
・食べた後最低2時間は横にならない
・姿勢を良くする
・ストレス・疲れを溜めない、冷やさない
・ベルトをきつく締め過ぎない
・上体を少し起こして寝る

それでも改善のない場合は、消化器内科を受診してください。胃カメラ検査によりしっかりと現状を評価したうえで、今は良いお薬が色々出ているので、症状緩和にお役に立てると思います。

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ファミリークリニックひきふね では、麻酔を使った苦痛の少ない胃カメラ・大腸カメラを行っております。眠っている間にわずか5分〜15分程で検査が終わりますので、非常に楽に検査を受けていただけます。

なお、検査はすべて東京大学消化器内科所属の日本内視鏡内視鏡学会専門医によって行われ、土日も検査を行っております。胃+大腸カメラの同日検査も承っております。ご希望の方はお気軽にお問い合わせください(^^)


それではまた!


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ファミリークリニック ひきふね
院長  梅舟 仰胤

http://fc-hikifune.com