★ フグ遠征 ★
学生時代はビール工場見学(サントリーは全国制覇・他社も70%制覇)が趣味だった、
産地や工場などが大好きなDEBUとして、昨年はアメリカの養豚場にも行きましたが…

今度は、フグ生産量が日本一の長崎県まで、フグ養殖場の見学&食べ尽くしで突撃!

じつはチームたべあるキングとしても、今年から「食材探求プロジェクト」を立ち上げ、
たんに食べて美味しいだけじゃなく、美味しい理由を、食材からも掘り下げようと画策!

食材は料理のジャンルをまたいで使われるので、その食材の魅力を再発掘できたら、
大好きなグルメ業界がさらに盛り上がってくれたら嬉しいな、という想いも込めて…

まずは新年ということもあり、日本古来の縁起物のひとつ、「フグ」に注目しました。

一緒に遠征したのは、左から順に、TVチャンピオン優勝した大食い女王・もえあずちゃん、
はあちゅう、里井真由美さん、たまさぶろさん、デブ、はんつ遠藤さんの男女5人+豚1匹!

はあちゅうも、いまや日本テレビ「スッキリ」で火曜日レギュラーコメンテーターを務め、
朝早くて痩せちゃいそうですが、食欲は加速しているようで、それでこそチームたべキン!

そんな、たべキンの想いと食欲に共感して、今回遠征をサポートしてくださったのが、
フグの最大手チェーン「とらふぐ亭」を経営する、上場企業の東京一番フーズさんで…

フグの養殖場まで連れてきてもらいましたが、、え?フグと言えば下関じゃないの?

と思われた皆さま、ちがうんです! 山口県の下関にあるのは、フグの市場なんです!

いわゆるフグの築地みたいなもんで、天然モノも養殖モノも、生産量は長崎県が日本一。
しかも、天然モノは昔に比べて激減し、今ではもう全然取れなくなってしまったので…

養殖フグが改良に改良を重ねられて、品質も生産量も格段にあがってきたという事実!
(逆に、養殖フグは産地から市場を通さずに直送することが多いので、下関は大打撃)

養殖場でいろいろと話を聞いたら、フグと言っても500種類くらいあって見た目も似てて、
そんな中から22種類しか食べられないようですが、やはり一番美味しいのは、トラフグ。

そんなトラフグは、他の魚と比べて圧倒的に養殖の手間がかかってしまうものみたいで、
健康状態に合わせてエサを変えたり、虫を駆除したり、歯を切ったり、なんとも過保護。

なんと、フグ同士が噛み合って死んじゃうので、出荷までに2回も歯を手切りするらしい!

それがココ20年の進歩で、飛躍的に養殖技術が上がって、見るもプリプリふっくらした…

こんなお見事なトラフグが大量生産できるようになったんです!(注:フグは右側)

なぜか仲間たちから、「フグと顔が似てる」という謎すぎるツッコミを受けながらも、
フグはエサ次第で無毒になるという衝撃の事実を知ったので、このフグもデブも無毒!

海辺近くまでせり出した山々がある湾は、そのぶん魚が育ちやすい海溝が深いようで、
山からミネラルたっぷりの水も流れ出し、より美味しい魚が育つのにピッタリでした♪

さて、もちろん食欲旺盛なDEBUが、養殖場を見ただけで終わるわけもナッシング。

同じく長崎県の平戸市にある「豊鮨」さんで、養殖フグを実際に食べてみたところ…

いわゆるフグ刺しの「てっさ」は薄造りで、まるで花が開くように盛りつけられ…

締めた直後より12時間ほど熟成させたほうが、タンパク質が旨味成分に変わるようで…

歯を押し返すほどプリップリな弾力と、噛みしめるたびに広がる甘味が、デブリシャス!

皮の部分もまた違ったトロンとした口当たりで、九州ならではのたまり醤油ともマッチ。

通称・てっちりと呼ばれるフグ鍋は、大量にフグが入れられた出汁感たっぷりなもので…

そこに、痩せちゃうヘルシーな野菜は後から投入していく、なんとも贅沢な食べ方。

骨からホロッとはがれる柔らかい身は、口の中でもほどけていく天使の口当たりで…

身の部分はもちろん、クチバシの部分など、繊細で風味も豊かな食味は興奮モノです!
(ちなみに、ポン酢はそのままだと濃いので、スープで割って調整するのがオススメ)

スープはひとくちすすれば、フグってこんなにも出汁が出ちゃうのか!と驚くほどで、
そんなフグの旨味が詰まったスープこそが、鍋の醍醐味と言っても過言ではないので…

もちろん〆は、スープをたっぷり吸わせた雑炊にして、ポン酢でキリッと引き締めつつ…

ハフハフしながら胃袋に流し込んでみると、、体の芯からほっこり優しく温まります♪

そうそう、フグは刺身と鍋以外にもレパートリーがあり、弾力感を活かした押し寿司や…

白身の柔らかさを活かした唐揚げなど、料理によってその顔色を変えてしまう万能食材。
今回は食べられませんでしたが、以前に東京で食べたフグの白子もトロける珍味です♪

もちろん、フグと言えばヒレ酒も欠かせず、良い意味で酒臭さを消してくれるので、
炙ったヒレの香ばしさも相まって、いくらでも飲めてしまうデンジャラスなお酒!

フグは脂質が1%未満でコラーゲンたっぷりという、痩せちゃいそうな食材なので、
ヒレ酒はいくらでも飲めちゃうけど、フグはいくらでも食べて、量でカバーせねば!

昔は免許を持った調理人がいるお店じゃないと扱えなかったけど、最近は法が変わり、
裁いたあとのフグ(身欠きフグ)であれば、どんなお店でも扱えるようになったので…

フグ専門店はもちろん、イタリアンとか中華とか他ジャンルでも食べてみたいものです。
(個人的には、焼肉屋で肉休めとして焼きフグなどがあると、味変としても楽しめそう)
天然モノの1/5の価格で食べられる養殖フグが、こうやって生産者の絶え間ない努力と、
法律改正などの追い風もあって、東京でも身近に存在になりつつあるのは嬉しいかぎり。
そんな「フグ遠征」でしたが、「養殖マグロ」も勉強してきたので、次の記事に続きます☆
<参加メンバーのレポート記事リンク(50音順)>
*里井真由美
*たまさぶろ
*はあちゅう
*はんつ遠藤
*もえのあずき
====コチラもお願いします!====
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「 」」出版!
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学生時代はビール工場見学(サントリーは全国制覇・他社も70%制覇)が趣味だった、
産地や工場などが大好きなDEBUとして、昨年はアメリカの養豚場にも行きましたが…

今度は、フグ生産量が日本一の長崎県まで、フグ養殖場の見学&食べ尽くしで突撃!

じつはチームたべあるキングとしても、今年から「食材探求プロジェクト」を立ち上げ、
たんに食べて美味しいだけじゃなく、美味しい理由を、食材からも掘り下げようと画策!

食材は料理のジャンルをまたいで使われるので、その食材の魅力を再発掘できたら、
大好きなグルメ業界がさらに盛り上がってくれたら嬉しいな、という想いも込めて…

まずは新年ということもあり、日本古来の縁起物のひとつ、「フグ」に注目しました。

一緒に遠征したのは、左から順に、TVチャンピオン優勝した大食い女王・もえあずちゃん、
はあちゅう、里井真由美さん、たまさぶろさん、デブ、はんつ遠藤さんの男女5人+豚1匹!

はあちゅうも、いまや日本テレビ「スッキリ」で火曜日レギュラーコメンテーターを務め、
朝早くて痩せちゃいそうですが、食欲は加速しているようで、それでこそチームたべキン!

そんな、たべキンの想いと食欲に共感して、今回遠征をサポートしてくださったのが、
フグの最大手チェーン「とらふぐ亭」を経営する、上場企業の東京一番フーズさんで…

フグの養殖場まで連れてきてもらいましたが、、え?フグと言えば下関じゃないの?

と思われた皆さま、ちがうんです! 山口県の下関にあるのは、フグの市場なんです!

いわゆるフグの築地みたいなもんで、天然モノも養殖モノも、生産量は長崎県が日本一。
しかも、天然モノは昔に比べて激減し、今ではもう全然取れなくなってしまったので…

養殖フグが改良に改良を重ねられて、品質も生産量も格段にあがってきたという事実!
(逆に、養殖フグは産地から市場を通さずに直送することが多いので、下関は大打撃)

養殖場でいろいろと話を聞いたら、フグと言っても500種類くらいあって見た目も似てて、
そんな中から22種類しか食べられないようですが、やはり一番美味しいのは、トラフグ。

そんなトラフグは、他の魚と比べて圧倒的に養殖の手間がかかってしまうものみたいで、
健康状態に合わせてエサを変えたり、虫を駆除したり、歯を切ったり、なんとも過保護。

なんと、フグ同士が噛み合って死んじゃうので、出荷までに2回も歯を手切りするらしい!

それがココ20年の進歩で、飛躍的に養殖技術が上がって、見るもプリプリふっくらした…

こんなお見事なトラフグが大量生産できるようになったんです!(注:フグは右側)

なぜか仲間たちから、「フグと顔が似てる」という謎すぎるツッコミを受けながらも、
フグはエサ次第で無毒になるという衝撃の事実を知ったので、このフグもデブも無毒!

海辺近くまでせり出した山々がある湾は、そのぶん魚が育ちやすい海溝が深いようで、
山からミネラルたっぷりの水も流れ出し、より美味しい魚が育つのにピッタリでした♪

さて、もちろん食欲旺盛なDEBUが、養殖場を見ただけで終わるわけもナッシング。

同じく長崎県の平戸市にある「豊鮨」さんで、養殖フグを実際に食べてみたところ…

いわゆるフグ刺しの「てっさ」は薄造りで、まるで花が開くように盛りつけられ…

締めた直後より12時間ほど熟成させたほうが、タンパク質が旨味成分に変わるようで…

歯を押し返すほどプリップリな弾力と、噛みしめるたびに広がる甘味が、デブリシャス!

皮の部分もまた違ったトロンとした口当たりで、九州ならではのたまり醤油ともマッチ。

通称・てっちりと呼ばれるフグ鍋は、大量にフグが入れられた出汁感たっぷりなもので…

そこに、痩せちゃうヘルシーな野菜は後から投入していく、なんとも贅沢な食べ方。

骨からホロッとはがれる柔らかい身は、口の中でもほどけていく天使の口当たりで…

身の部分はもちろん、クチバシの部分など、繊細で風味も豊かな食味は興奮モノです!
(ちなみに、ポン酢はそのままだと濃いので、スープで割って調整するのがオススメ)

スープはひとくちすすれば、フグってこんなにも出汁が出ちゃうのか!と驚くほどで、
そんなフグの旨味が詰まったスープこそが、鍋の醍醐味と言っても過言ではないので…

もちろん〆は、スープをたっぷり吸わせた雑炊にして、ポン酢でキリッと引き締めつつ…

ハフハフしながら胃袋に流し込んでみると、、体の芯からほっこり優しく温まります♪

そうそう、フグは刺身と鍋以外にもレパートリーがあり、弾力感を活かした押し寿司や…

白身の柔らかさを活かした唐揚げなど、料理によってその顔色を変えてしまう万能食材。
今回は食べられませんでしたが、以前に東京で食べたフグの白子もトロける珍味です♪

もちろん、フグと言えばヒレ酒も欠かせず、良い意味で酒臭さを消してくれるので、
炙ったヒレの香ばしさも相まって、いくらでも飲めてしまうデンジャラスなお酒!

フグは脂質が1%未満でコラーゲンたっぷりという、痩せちゃいそうな食材なので、
ヒレ酒はいくらでも飲めちゃうけど、フグはいくらでも食べて、量でカバーせねば!

昔は免許を持った調理人がいるお店じゃないと扱えなかったけど、最近は法が変わり、
裁いたあとのフグ(身欠きフグ)であれば、どんなお店でも扱えるようになったので…

フグ専門店はもちろん、イタリアンとか中華とか他ジャンルでも食べてみたいものです。
(個人的には、焼肉屋で肉休めとして焼きフグなどがあると、味変としても楽しめそう)
天然モノの1/5の価格で食べられる養殖フグが、こうやって生産者の絶え間ない努力と、
法律改正などの追い風もあって、東京でも身近に存在になりつつあるのは嬉しいかぎり。
そんな「フグ遠征」でしたが、「養殖マグロ」も勉強してきたので、次の記事に続きます☆
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