昨日3月3日に放送された「ザ!世界仰天ニュース」で、私の闘病を取り上げていただきました。

ご覧になってくださった皆さんありがとうございました。

当時の想いや「局所性ジストニア」については、過去の記事に詳しく書いてます。
局所性ジストニアの手術のご報告。 : ERIKA
10月1日に「局所性ジストニアの手術(定位脳手術)」を受けました。8日に退院して、術後は順調に回復しています。【局所性ジストニアとは】参考:Wikipedia参考:国立女子医科大学HP2年ほど前からギターを弾く際、左手に違和感を感じるようになりました。最初は自分の弾き方が
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また、放送を見れなかった方へ。
番組のページに放送の詳しい内容が掲載されております。
指が動く 奇跡の手術
去年、脳の手術を受けた1人の女性がいた。彼女はギタリスト・ERIKA。ソロ活動の傍ら、様々なアーティストのサポートメンバーとしてライブやレコーディングにも参加している。そんなERIKAに異変が起きたのは、2017年の年末だった。初めて主催するイベントに向けて、…
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仰天ニュースのプロデューサーさんから、今回のオファーが来たのは去年の11月でした。
小さい頃から家族で見ていた番組で、最初は信じられなくて何かの陰謀かと思いました。笑


実際にプロデューサーさん、担当ディレクターさんと会ってお話をして、どのような経緯で取り上げていただくことになったのか丁寧に説明をしていただきました。
また、全国で放送されることに関して、私が不安に思っていることや、放送での病気の伝え方の要望にも真摯に対応していただきました。

さすがに、「再現VTRに本人役で出演してほしい」とお願いされた時は、


この人たち正気か…?


と思いましたけど。

今回は色んな事情があって、自分が出演する形になったのですが、もちろん演技など未経験ですし、はっきり言ってやりたくなかったです。笑


私が演技のど素人ということもあり、撮影時間は余裕を持った設定でインタビューも含めてがっつり約三日間でした。


もちろん不安は山ほどあったけど、担当ディレクターさんを筆頭に現場の雰囲気をとても良くしていただいていたことと、
誰も知らない、何にも知らない世界に飛び込んだことが逆によかったのか、自分でもびっくりするくらい撮影はなんの緊張もなかったです。

あとは、自分が演じさせていただく以上、よりリアルに想いが届くことを願いながら撮影に臨みました。


放送では数秒だったけど、部屋で泣くシーンは当時のことを思い出してしまい、撮影でも死ぬほど泣きました。
カメラテストもリハーサルも本番も別カットも全て号泣しました(もっと使われたかった笑)。


特集自体は30分くらいで、その中の再現ドラマの撮影に三日間。
スタッフさん、撮影班、役者さん、エキストラさん、平先生、楽曲を使用させてくれたANARCHY STONE、ライブ密着にご協力いただいた太田家、私のSNSを拡散してくれたみんな。
本当にたくさんの方が関わってくださり、私の「ジストニアを多くの方に伝えたい」という想いに協力してくれました。


またひとつ、病気になったおかげで、私の宝物の経験が増えました。


周りから見たら病気や不登校、かわいそうな人だなって思われるかもしれないけど、その道を通らなければ今見てる景色はないのだと思うとひとつひとつが大切な経験と財産です。


同じように辛く苦しんでいる人の気持ちを、本当の意味で理解できるのは、同じ経験をした人だけだと思います。


放送が終わったあと、たくさんの方からメッセージをいただきました。
放送を見て私のことをSNSに書いてくれたたくさんの仲間や関係者のみなさんもありがとうございます。

あまりにもたくさんで、全てに返しきれる自信がないので、この場を借りてお礼をさせてください。

本当にどうもありがとうございました。


手術にもリスクがあり、明確な治療法がない現状、病気との向き合い方は人それぞれです。
別の治療法で向き合う人もいれば、別の道を選び歩む人もいる。
正解を決めるのはその人自身。
それぞれの選んだ人生をどうか応援してください。


今も沢山の方が苦しんでいるこの病気の未来が少しでも明るくなることを願っています。



【ANARCHY STONE】
「K.O」Live映像



「Our World」MV



【太田家】
「名もなき少年の 名もなき青春」MV