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初めての個展を終えてから早2週間経ってしまいました。

振り返ったり来て頂いた皆様にお礼のご連絡をしなくてはと思いつつ、ほっと一息つく暇もなく、何事も無かったかのように怒涛のお仕事再開に加え、個展で力を出し切り過ぎて免疫力ダダ下がりで病気になりまくりで救急車で運ばれてみたりしてました。

人生ってサバイバルなんだなぁ(あゆを)

七夕の短冊には「彦星さまと織姫さまが無事に逢えますように♡」なんて女子力の高いことが書けたら最高なのですが、もう自分が健康でありますようにしか書く気が無い(必死)

さて、そんなこんなで個展のことをやっと振り替えってみようと思います。

まずは来て下さった皆様、気にかけて下さった皆様、本当に本当にありがとうございました。

滅多に来る機会が無いだろう蒲田という場所に600人ほどの人が全国各地から来てくださいました。

幸せ過ぎかよ。

お花やお菓子やお酒やカラスミ(大好物)など差し入れもたくさん頂いてしまって、もう本当すいません本当に本当にありがとうございました、死ぬほど嬉しかったです。昨日シャンパン2本飲みました(パリピ)

初めての個展だったので、「個展おめでとう」と言われることがまず衝撃的で、個展っておめでたいものなのかとその時初めて知って感動しました。

戦いの場だと思っていたのに、おめでたい場だと知った瞬間、「あぁ楽しんで創ろう、ただ自分のためにやろう」って思えるようになりました。

プロップスタイリストになって6年目ぐらいになると思います。今までずっとクライアントワークしかしてこなかった私が初めて「作家」として作品を発表したいと思ったのはここ1年ぐらいどこかでずっと「今の自分好きじゃない」と思っていたからで、一度ゼロにしてみたかったから、そして正直言うと「飽きた」からです。

同じ場所にい続けることで、それなりにある程度のことができるようになってしまう。自分の中でたくさんのマニュアルが完成してしまっていて、このパターンの時はこういうスタイリングしておけばいい。とか、この内容の時はこれさえあれば大丈夫。とか、これを持ってるからこれとこれを組み合わせればできる。とか。

それに則って仕事をしていくことがプロフェッショナルとしてクオリティの高いパフォーマンスはできるけれども、だんだん自分の成長を感じられなくなり、もっとものづくりの深いところを表現したいと思うようになりました。

ただ意味も無い表面的な「かわいい」とか「素敵」ってすぐに消費されてしまうし、私は特に今の日本の代表的なカルチャーである「かわいい」の世界を創ってきたからこそそこがずっと疑問で、果たして表面的なものって後何十年も何百年も残り続けるものなんだろうかって考えた時にそうじゃないなって、想いとか熱とか愛とかストーリーとか歴史とか文化とか意味とかもっとそういうの考えながら感じながら作りたいって強く思うようになりました。

今回の個展では4作品創りました。全て今回の個展のために製作した新作です。

5月は1ヶ月間お仕事も1本しか受けず、個展のために自分に向き合って向き合って向き合う日々でした。

すぐいろんなことを吸収してしまうので音楽も聞けないし、外部からの影響を全く受けたくなくて完全に世の中の情報を遮断して製作だけに没入する中で、ストイック遠藤は最初こそ物を産む苦しみと不安とプレッシャーに吐きそうになりながらやっていましたが、だんだん楽しくて楽しくて楽しくてしょうがなくなってきて、頭の中で描いてた世界を自分の手で形にしていける喜びと興奮を久々に感じました。

最初は「かわいい」とか「ガーリー」とかの従来の私のイメージを払拭できたらいいなぁなんて他者からの目線も気にはしていましたが、もう最終的には他人からの評価とかほんとどうでもいいって、今自分が「好き」だけに向き合えているこの貴重な最高な時間を大切にしようと思いながら創れました。最高のご褒美タイムだったと思います。

創ったものをたくさんの方に見て頂いて、「全部初めて見る遠藤さんの世界だけど全部遠藤さんらしい」ってたくさんの方に言ってもらえたことがすごく嬉しかったです。

ぜ〜んぶ好き!ぜ〜んぶ満足!な愛に溢れた4つの作品が創れました。

やっぱり私はセット自体が大好きで、空間芸術が好きで、実際に物一つ一つが発するオーラとか微妙な色のニュアンスとか光沢とか影とか風で揺らめく風船とか匂いとか湿度とか全部全部イメージ通りにできたことが本当に嬉しかったです。

4つの作品解説も後程upするので是非ご覧ください。
4つとも「愛」をテーマにした作品です。

そして一緒にこの難解な問題だらけの作品を創ってくれた皆様には本当に本当に本当に感謝しています。ポンコツな私がここまで理想的にイメージを形にすることができたのは他でもない皆様のおかげです。プロフェッショナルってやっぱりすごい!まさに最強メンバー!アベンジャーズ状態でした!大好きしかないメンバーでできたことが最高に幸せでした。

そして来て頂いた皆様に直接会いたい話したいと思って10日間毎日在廊していましたが、毎日泣きたくなるぐらい嬉しいことがあって、自分が誰かの力になっていたりすることに本当に驚いたし、こうやって自分のために会いに来てくれる人がいるということ自体に感動しました。愛しかないよ本当。

個展を終えて自信がつきました。
「自信」というのは他人からの評価とか実績とか資格とか賞とかでもなんでもなくて、「今の自分好きだな」って思えることだと思います。

個展をして自分の「好き」に向き合って、それを形にできたことが最高に嬉しくて、楽しくてしょうがなくて、それは紛れもない今までの積み重ねの結晶で、だから自信がついた=今の自分が好き。

今までは自分に何もなかったからこそ目標を立てて、それをクリアすることで自信をつけていったけれども、遠い先に目標を設定してそれのために頑張るのも予定調和な気がして可能性を自ら狭めてるのかもと思えるようになってきました。

自信がついた今、ただ今日という1日を自分らしく生きたい、それだけ!


タイトルの「THE WORLD」は「世界」というタロットカードから拝借して名付けました。
物事が完成し、0=新たなスタート地点に再び立ったことを表します。
すなわち目標達成や願望成就の後には、次のステップが用意されているということ。
人生は終わりのない旅であり、人の成長には限界がないことを示すカードです。


今までとはまた違った新たな私に出逢えた気がしています。


作家として作品を作ることがこんなに自分らしくて幸せなことだと気付いたので、これからはお仕事も作家としての活動もどっちもバランスをとりながら生きていけたらいいなぁって思いました。


個展をするのがずっと夢でした。今このタイミングで叶えることができて本当に幸せでした。
本当にありがとうございました。