プロップスタイリスト遠藤歩のもとでインターンとして働いて頂ける方を募集します

プロップスタイリストとは小道具専門のスタイリストで、雑誌・広告・CM・MVなどの背景美術、ショーウィンドーディスプレイ、フォトブース製作など様々な場面に於いて空間を装飾、創るお仕事です🎨🔨

まだまだ認知度の低い職種なので、一体どういうことをする仕事なのか具体的にわからない方がほとんどだと思います。
なので、「将来プロップスタイリストになりたい!」と思ってもらえるきっかけを作りたくて今回インターンという形で間口を広げて募集する運びになりました。

インテリアコーディネーターやテーブルコーディネーターとはまた違って、プロップスタイリストのお仕事は簡単に言うと「空間を装飾するための全般を請け負うお仕事」です。

家具インテリア雑貨などをスタイリングするだけがお仕事じゃありません。

そのなかでも今回インターンで来ていただく方の主な業務内容は、『小道具の製作』になります。

私は全体の装飾プランを考えて、どういう色のどういう素材や形の何が必要かなどを1こずつ決めていきます。
世の中にあるものとそうでないものが必ず出てくるので、世の中に無いものは作らなければいけません。 

材料素材を探し、作り方を検証するところからはじまり、造形物を作ったり、木を加工したりペンキを塗ったり、縫い物をしたり、印刷物のデザインをしたり、絵を描いたり、加工業者さんを探して綿密にやりとりをしたり、ありとあらゆる様々なものを製作します。

というわけで、簡単な説明ではありますが、物を作ったりするのが好きな方、得意な方にはとてもやりがいのある、新たなことを学べる機会の多い職場だと思うので、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください◎

いい出会いがあると嬉しいです😊

ご応募お待ちしております!🙇

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◆インターンシップ内容◆

主に小道具製作、小道具管理、撮影や設営現場でのアシスト、事務作業(PC作業)など全般的な作業を行って頂きます。

◆期間◆

要相談。
週2日以上来ていただける方、
数ヶ月~と長期で来ていただける方歓迎です。

◆応募資格◆

大学生、専門学生、社会人など問いません。
美大芸大美術系専門学生、卒業生、物を作ったり絵を描いたりするのが好きな方歓迎です◎
(高校生以下は不可です)

◆勤務地◆

〒144-0051
東京都‎大田区西蒲田7-61-13
HUNCH 4B 

最寄り駅:JR京浜東北線、東急池上線・多摩川線「蒲田」駅 西口から 徒歩6分 / 東急池上線「蓮沼」駅から 徒歩7分

こちらのアトリエに通える都内近郊在住の方でお願いします。

◆待遇◆

交通費・食費支給(上限あり)

◆給与◆

要相談

◆募集締切◆

締切は特に設けませんが、人手が充分になった場合は締め切らせて頂きます。
随時履歴書選考、面接をさせて頂きます。

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履歴書と連絡のつくメールアドレス、電話番号、週何日でどのくらいの期間来られるかなどわかる範囲で詳しく表記の上、志望動機や自分が作った作品の写真などがあれば是非添付して頂いて、こちらの宛先に御郵送ください🙏

〒144-0051
東京都‎大田区西蒲田7-61-13
HUNCH 4B 
遠藤歩宛

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ボートに乗って海を渡って対岸の嫁ぎ先に向かうというシーンを描いています。


周りにある小さな舟に折り紙で作った狐がたくさん乗っているのですが、お付きの狐で、みんなで行列を成して海を渡っています。

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(どなたかが撮ってくださった写真が素敵だったので拝借させて頂きます🙏)

背景に満月と太陽が同時に出ているのですが、現実ではありえない時間帯、つまり朝なのか晩なのか私達が知らない時間帯にこういうことが行なわれているという怪談話のような世界観で作りました。

床面が海なのに赤なのは和装の時の結婚式では赤絨毯を歩いていくので、それをイメージしています。

和の世界観ってなかなかお仕事で作る機会が今まで無かったのですが、本当はとても好きで、寺山修司や宇野亜喜良のようなアングラのデカダンな世界観にとても影響を受けています。寺山修司の演劇のように見せたかったので、背景に緞帳のような幕を垂らして、演劇的な見せ方というか小劇場のような空間にしています。

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恋愛結婚がまだ少なかった時代、許嫁だったり誰かに言われて結婚しなきゃいけなかったような時代をイメージしています。なので2人の関係性は親密なものではなくなんとも言えない距離感がある。彼女は親元を離れる寂しさや今後への不安を感じているような湿度の高いシーンにしました。

モデルの水野しずちゃんは今回私にとっての新ミューズです。しずちゃんは大変お美しいのはもちろん、豊かな知性で作品を深く掘り下げてくれるので、物語性が不可欠な私の作品に必ずやそれを表現する力があると確信したからです。撮影中に息ができないと思うくらいハッと美しい瞬間がありました。ずっと忘れない瞬間だと思います。

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そして男性モデルに服部恭平くん。以前から抜群の個性をどうにかして私の作品で生かしたいとずっと決めてた男の子。狐という人間離れした妖怪をこんなにも妖しく尚且つ嫌味のない品をも合わせて表現できるのは彼しかいなかったと思っています。

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1960年代の香港の女性をモチーフにしています。

当時のチャイナドレスは襟の高さが首元が詰まるほど高いデザインがトレンドで、髪の毛もしっかりセットし、真っ赤な口紅にハイヒール。ウォン・カーウァイ監督の「花様年華」を見て、そんな当時の女性像があまりにも凛としてて優美でセクシーだと思い、モチーフにしたいなと思いました。



ブルーとゴールドの組み合わせと中国とヨーロッパの文化が融合したシノワズリが本当に宇宙1大好きで、自宅もこのような配色なのですが、このカラーリングで世界観を作ってみたい!とずっと思っていたので念願の作品です。
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双子の姉妹がタバコの火を付け合うというシーンです。
双子という生き物はとても神秘的で、言葉を介さずとも繋がっているものがあって、とても不思議で魅力的でなんてドラマチックな生き物なんだろうと思い、タバコの火を付け合うというのも一種の愛情表現というか、火を介して繋がるみたいなそういうシーンをイメージしました。
また同性愛にも見えてもいいなぁと思っています。愛の多様性。決まった愛の形なんてない。
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モデルの前田エマちゃんは、転機になった「ワンピースとタイツ」のビジュアル撮影の時にお願いしたのが全ての始まり。当時はまだモデル活動もしていない美大生だった彼女が今じゃすっかり美しいモデルさん。今のエマちゃんだから絶対にできると思ってお願いしたこの役は本当に彼女にぴったりで美し過ぎてため息が出ました。


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ギリシャ神話の愛と美の女神アフロディーテをモチーフにしています。
ローマ神話ではビーナスとも言います。

アフロディーテは「泡から生まれた」というお話があるので風船で泡を表現しました。
神話に登場する女神には「聖獣」などモチーフが決まっているのですが、彼女の「聖鳥」は白鳥、「聖樹」は薔薇、また真珠も象徴とされています。
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ウフィツィ美術館でボッティチェリの「ビーナスの誕生」「春」を見た時に、もちろんこの絵は知っているけれども一体この神様たちは何の神様なんだろうとふと思ったところから絵に描かれる人物を調べる癖がつきました。
古典や宗教、様々な題材をモチーフにした絵画には思ってもみなかったストーリーが刻まれていて、美しいロマンチックな題材にインスピレーションを受けることが多いです。



また花や植物の曲線美を模した装飾性のある文化であるアールヌーボーが大好きで、アールヌーボー調のアーチと共に、今回「絵画」のようなセットを作りたいと思ったので縦長のキャンバスに女神様を描かれるミュシャの絵画のような構図にしました。


あと一番後ろのパネルの形を角を削ぎ落としたアールのある形にしたのですが、これは私が世界で一番美しいと思っている大好きなミレイのオフィーリアのキャンバスの形を模しています。


風で静かに揺れ、光を受けて透ける柔らかい布にプリントしたのでアフロディーテの美しさを表現できたと思います。

モデルの菅野結以は私の初著書の「Girly Prop Styling」の表紙も飾ってくれた言わずもがなミューズであり、戦友であり、いつだって味方でいてくれる親友です。
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タロットカードの「恋人」というカードをモチーフにしています。
カードの意味は「出逢い」「愛」「選択」。
抗えない運命。青年と天使の劇的なドラマチックな出逢いを描いています。

このカードの寓画には背景に輝いている太陽と、男女の頭上に2人を見守る天使が描かれているのでそういった要素もセットに反映させました。

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世界観を南米のメキシコ風にしたのは、熱っぽさや火照った感じを表現したく、また、バズ・ラーマン監督の映画「ロミオとジュリエット」の愛の描き方があまりにも素晴らしくて大好きなので、映画の舞台はキューバなのですが、オマージュの意味も込めて近しい世界観にしています。
火と愛と宗教。

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出会ったその瞬間にハートがスパークしたその一瞬の煌めきを閉じ込めました。



モデルの空美ちゃんは6年前に初めて自分でディレクションをした作品でモデルをしてくれた子です。勝負の時には必ず空美ちゃん。私にとってのラッキーガールであり、永遠のミューズ。この大切な初めての個展でのイメージビジュアルは必ず彼女でとずっと決めていました。

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岩井拳士朗くんは今回初めてイケメンを入れたくてお願いしました♡
このシーンを表現するにはただかっこいいだけじゃダメで、そうなった時にやっぱり俳優がいいと思い、カメラマンの大野さんのご紹介で知った時に、完成されきってないやんちゃさが抜群にいいと思い無理を言ってお願いさせてもらいました。

完成した写真を見て、まさに描いてた絵が出来上がってたことに感動しました。

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初めての個展を終えてから早2週間経ってしまいました。

振り返ったり来て頂いた皆様にお礼のご連絡をしなくてはと思いつつ、ほっと一息つく暇もなく、何事も無かったかのように怒涛のお仕事再開に加え、個展で力を出し切り過ぎて免疫力ダダ下がりで病気になりまくりで救急車で運ばれてみたりしてました。

人生ってサバイバルなんだなぁ(あゆを)

七夕の短冊には「彦星さまと織姫さまが無事に逢えますように♡」なんて女子力の高いことが書けたら最高なのですが、もう自分が健康でありますようにしか書く気が無い(必死)

さて、そんなこんなで個展のことをやっと振り替えってみようと思います。

まずは来て下さった皆様、気にかけて下さった皆様、本当に本当にありがとうございました。

滅多に来る機会が無いだろう蒲田という場所に600人ほどの人が全国各地から来てくださいました。

幸せ過ぎかよ。

お花やお菓子やお酒やカラスミ(大好物)など差し入れもたくさん頂いてしまって、もう本当すいません本当に本当にありがとうございました、死ぬほど嬉しかったです。昨日シャンパン2本飲みました(パリピ)

初めての個展だったので、「個展おめでとう」と言われることがまず衝撃的で、個展っておめでたいものなのかとその時初めて知って感動しました。

戦いの場だと思っていたのに、おめでたい場だと知った瞬間、「あぁ楽しんで創ろう、ただ自分のためにやろう」って思えるようになりました。

プロップスタイリストになって6年目ぐらいになると思います。今までずっとクライアントワークしかしてこなかった私が初めて「作家」として作品を発表したいと思ったのはここ1年ぐらいどこかでずっと「今の自分好きじゃない」と思っていたからで、一度ゼロにしてみたかったから、そして正直言うと「飽きた」からです。

同じ場所にい続けることで、それなりにある程度のことができるようになってしまう。自分の中でたくさんのマニュアルが完成してしまっていて、このパターンの時はこういうスタイリングしておけばいい。とか、この内容の時はこれさえあれば大丈夫。とか、これを持ってるからこれとこれを組み合わせればできる。とか。

それに則って仕事をしていくことがプロフェッショナルとしてクオリティの高いパフォーマンスはできるけれども、だんだん自分の成長を感じられなくなり、もっとものづくりの深いところを表現したいと思うようになりました。

ただ意味も無い表面的な「かわいい」とか「素敵」ってすぐに消費されてしまうし、私は特に今の日本の代表的なカルチャーである「かわいい」の世界を創ってきたからこそそこがずっと疑問で、果たして表面的なものって後何十年も何百年も残り続けるものなんだろうかって考えた時にそうじゃないなって、想いとか熱とか愛とかストーリーとか歴史とか文化とか意味とかもっとそういうの考えながら感じながら作りたいって強く思うようになりました。

今回の個展では4作品創りました。全て今回の個展のために製作した新作です。

5月は1ヶ月間お仕事も1本しか受けず、個展のために自分に向き合って向き合って向き合う日々でした。

すぐいろんなことを吸収してしまうので音楽も聞けないし、外部からの影響を全く受けたくなくて完全に世の中の情報を遮断して製作だけに没入する中で、ストイック遠藤は最初こそ物を産む苦しみと不安とプレッシャーに吐きそうになりながらやっていましたが、だんだん楽しくて楽しくて楽しくてしょうがなくなってきて、頭の中で描いてた世界を自分の手で形にしていける喜びと興奮を久々に感じました。

最初は「かわいい」とか「ガーリー」とかの従来の私のイメージを払拭できたらいいなぁなんて他者からの目線も気にはしていましたが、もう最終的には他人からの評価とかほんとどうでもいいって、今自分が「好き」だけに向き合えているこの貴重な最高な時間を大切にしようと思いながら創れました。最高のご褒美タイムだったと思います。

創ったものをたくさんの方に見て頂いて、「全部初めて見る遠藤さんの世界だけど全部遠藤さんらしい」ってたくさんの方に言ってもらえたことがすごく嬉しかったです。

ぜ〜んぶ好き!ぜ〜んぶ満足!な愛に溢れた4つの作品が創れました。

やっぱり私はセット自体が大好きで、空間芸術が好きで、実際に物一つ一つが発するオーラとか微妙な色のニュアンスとか光沢とか影とか風で揺らめく風船とか匂いとか湿度とか全部全部イメージ通りにできたことが本当に嬉しかったです。

4つの作品解説も後程upするので是非ご覧ください。
4つとも「愛」をテーマにした作品です。

そして一緒にこの難解な問題だらけの作品を創ってくれた皆様には本当に本当に本当に感謝しています。ポンコツな私がここまで理想的にイメージを形にすることができたのは他でもない皆様のおかげです。プロフェッショナルってやっぱりすごい!まさに最強メンバー!アベンジャーズ状態でした!大好きしかないメンバーでできたことが最高に幸せでした。

そして来て頂いた皆様に直接会いたい話したいと思って10日間毎日在廊していましたが、毎日泣きたくなるぐらい嬉しいことがあって、自分が誰かの力になっていたりすることに本当に驚いたし、こうやって自分のために会いに来てくれる人がいるということ自体に感動しました。愛しかないよ本当。

個展を終えて自信がつきました。
「自信」というのは他人からの評価とか実績とか資格とか賞とかでもなんでもなくて、「今の自分好きだな」って思えることだと思います。

個展をして自分の「好き」に向き合って、それを形にできたことが最高に嬉しくて、楽しくてしょうがなくて、それは紛れもない今までの積み重ねの結晶で、だから自信がついた=今の自分が好き。

今までは自分に何もなかったからこそ目標を立てて、それをクリアすることで自信をつけていったけれども、遠い先に目標を設定してそれのために頑張るのも予定調和な気がして可能性を自ら狭めてるのかもと思えるようになってきました。

自信がついた今、ただ今日という1日を自分らしく生きたい、それだけ!


タイトルの「THE WORLD」は「世界」というタロットカードから拝借して名付けました。
物事が完成し、0=新たなスタート地点に再び立ったことを表します。
すなわち目標達成や願望成就の後には、次のステップが用意されているということ。
人生は終わりのない旅であり、人の成長には限界がないことを示すカードです。


今までとはまた違った新たな私に出逢えた気がしています。


作家として作品を作ることがこんなに自分らしくて幸せなことだと気付いたので、これからはお仕事も作家としての活動もどっちもバランスをとりながら生きていけたらいいなぁって思いました。


個展をするのがずっと夢でした。今このタイミングで叶えることができて本当に幸せでした。
本当にありがとうございました。

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