
アニメを観ていて常に不思議な事がひとつある。
どうしてアニメ世界のセリフ廻しや演技はアニメ特有の調子になってしまうのだろう。実写ドラマのように話してもいいはずじゃないかと。
でも、試してみるとそんなに上手くはいかない。
どんなにシリアスで写実的なアニメも、そのままの喋り方で実写版ドラマになったらとても気持ち悪いものになる。
逆に言えばドラマの実写部分をアニメに差し替えても声がそのままだと、ものすごくおかしな事になる。
アニメのほうが声と演技がオーバーになるから?
それだけが理由だとは思えない。
これと似た現象は洋画の吹き替えにも言える。
実際の世の中であんな喋り口調の人間なんていないのに。
アニメや洋画の吹き替えだと違和感なく観てしまう不思議。
浦安にいるネズミさんの日本語の喋り方なんて冷静に考えると、なかなか凄いもんだよ。